熊本熊的日常

日常生活についての雑記

やっぱり芋が好き

2011年10月03日 | Weblog
以前、職場で隣の席の人と食べ物の好物の話をしたとき、その人が真顔で「フカヒレスープ」と言うので、卒倒しそうになったことがある。よくよく聞いてみると、かなり育ちの良い人らしいということがわかり、なんとなく納得できた。それで私は豆が好きだ、と以前にもどこかで書いた記憶がある。豆腐、納豆、枝豆、豆のカレー(ダル)、南京豆、とにかく豆ならなんでもよい。豆腐屋で売っているものは基本的に全部好きだ。豆の次に好きなのが芋で、じゃがいも、さつまいも、里芋、タロイモ、それらを使った食品や料理などである。食というのは、その人の文化であり、こうして並べてみると自分が貧乏人の倅であることが改めて納得できる。

さて、里芋が出回る時期になった。煮物でも豚汁のようなものでもおいしく頂くことができるが、初物は他の食材や調味料と混ぜたりせずに、それだけで頂きたいものである。というわけで、蒸した。大きさにばらつきがあるから、火の入り方に違いがあるという所為もあるかもしれないが、じゃがいもやさつまいもに比べると個体差が大きいような気がする。どれもそれなりに美味しいが、味はそれぞれなのである。なんだか人間のようだ。

そういえば、子供が小さい頃、やはり好きな食べ物のことを話していて、
「お父さんは人を食うのが好きだな」
と言ったら、
「お父さん、それはよくないよ」
とかなり真剣に諭された。