熊本熊的日常

日常生活についての雑記

ドブの流れのように

2011年07月11日 | Weblog
梅雨明け宣言の出た土曜日から体調が良くなかった。外気の熱が体内に吸収されて、そのまま排出されない、というような感じなのである。腹ふくるる心地、というのが「徒然草」にも出てくるが、熱で身体が膨張するような気分だった。それが漸く解消された。きっかけはカイロプラクティックだ。1週間おきに施術を受けているのだが、今月に限っては日の巡りの関係で先週に続いて今日も受けることになった。ちょうど体調が不調のときというのも好都合だが、それで不調が解消されるのは尚好都合だ。詰まっていたドブが流れ出すように、身体のなかの何物かが滞っていた動きを再開したかのように感じられた。不思議なもので、そうなると外気の暑さに少し馴染んだような心持になる。吸って吐いて巡る、吸収して循環して排出する、という外部との適切な交渉に支えられた円環的運動というものが、身体に限らず、物事の健康の基本であるように思われた。