くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

日本語指導

2020年02月15日 | Weblog
■昨日、タンに頼まれて、まだひらがなしか覚えていない実習生に2週間後の面接のために日本語の指導をすことになった。行ってみると「み日」のテキストではなくベトナム語版の翻訳1冊だけでCDもない。いそがしいからタンはできないので発音だけでいいから教えてくれという。5課まででいいという。あきれたが、タンの言うことは「現実」だ。日本の企業は実習生に日本語能力を求めていない。安く働いてくれればいい。ベトナムの送り出しはそれをよく知っているから、まともに日本語を教えない。最低自己紹介ができればいい、ということで送り出すが日本では働くのだから実際に日本語を勉強する機会はない。何かあったときに本人が一番困るのだ。5課から動詞文が出てくるが、名詞と形容詞の文では、あれは何ですか?私は○○です、みたいな説明ぐらいしかできず自分で何か行動する言葉は出てこない。それでいいんだ、ということだろう。
 以前から考えていた指導法でやってみようと考えた。NHKテキストの岩崎,飯間先生の6か月分を持ってきていたので2人分コピーした。毎週1回15分なので、全部で6時間でN3レベルを教えることができる。土曜と日曜の2日で6時間。金曜は3時間で翻訳版を5課までざっと終えた。発音も矯正した。彼女たちは20歳くらいだろうか?1人はセンスがあってよくついてくる。もう一人はまだひらがなも十分に覚えていないようで難しそうだが、よく理解してくれた。
 金曜は5時から8時まで名詞文、形容詞文をひととおり教える。相当に疲れたようだが私的にはけっこう盛り上がって詰め込むことができたと思う。
 土曜は復習と動詞文。しかし6時間では後半3分の1を残した。 試験を心配するから心配は無用、丸暗記ではなく応用がきくから十分対応できるよと話す。何人か仲間や少し話せる子が一緒に聞いていて終了後にみんなで10人くらいが食事した。ナム君が作ったそうだ。明日の日曜もやってほしいと言われた。
 

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