くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

オバマ演説

2009年03月14日 | Weblog
■NHKのオバマ演説の番組を見た。演説がうまい。まるで新興宗教の教祖かピラミッドシステム(ねずみ講)の講師の趣がある。リズムがいい。しかも状況によってスタイルを変えている。

当初、彼はリンカーンの信奉者みたいな話があったがケネディの演説のような言い方をされているし、最近はワシントンの演説を持ち出している。彼は歴代大統領の演説をたくみに使いこなして説得力をつけていることがすごいというか、なるほどというか、アメリカ大統領というのはやはりスピーチが仕事なのだと再認識。

やはり最も大統領らしい大統領、尊敬されている大統領といえばリンカーンだ。弁護士時代の逸話のように相手の矛盾を立証していく論理性とゲティスバーグの演説のように簡潔でインパクトのある演説のうまさ。黒人を解放した大統領として黒人大統領のイメージを代表するものかな。アメリカの保守的で伝統的なイメージでもある。

ケネディは初めてWASPでないカソリックの大統領で、アポロを月に到達させた。そしてキューバ危機を乗り越え、TVメディアをうまく使った大統領。あの有名な就任演説でも知られるアメリカの革新的なイメージを代表している。

そしてワシントン。なんといってもアメリカで最も尊敬されている大統領。何しろ彼によってアメリカは独立したのだから、、1ドル札につぃている顔だから一番広く宣伝されている大統領。大統領としては有能だったかは疑問だが、例の桜の木を切った逸話で(どうも創作みたいだが)彼の正直な性格が強調されていることが信頼性の基礎となっているようだ。

オバマ大統領はどんな大統領かまだわからないが何かやってくれそうな感じを与える、という意味でアメリカ人だけでなく世界中の人に期待させるところがある。こんなオーラが大統領に必要だったんだと気づかされた。
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