■タンへの貸金請求の件でミトーの弁護士のズンさんにメールや電話が通じないので林先生に紹介してもらった弁護士のタオさんに連絡。
「浮雲」は青空文庫をアプリ「ソラリ」で読みかけていたが一晩でのこりを読み終えた、、、、壮絶な不倫小説、というか、、、後味はよくないけどあの時代、戦争直後のすさんだ日本を林芙美子はこういう風に描いたんだ、という感慨はのこった。ていたらくな女たらしを愛し続けるバカな女の不幸な一生も戦争のせいだ、、みたいな、、。
なにしろ、仏印占領時に林芙美子自身が生活したそのときのダラット、などが描かれているのだから富岡の農業雑誌記事という名を借りて描かれるベトナム南部高原地帯の自然植生はそこらのガイドブックとは一味ちがう、、と思った。伽羅とは?ビンロウとは?漆とは?結構勉強になった。