■Georgeが車でハドソンリバー対岸のNJ側からマンハッタンを望む絶好のスポットに連れて行ってくれたので写真を撮ってきた。次に近くのホールマートに行くとボクシングデイということもあって込み合っている。帰りに家に戻るバス路線を教えてくれた。家に着くと誰かがちょうど訪ねてきたところだった。なんと功次だ。太って78キロあるという。
2人でマンハッタンを車で回って昔住んだクイーンズを見て功次家族の住むマウントキスコに行くことにした。
リンカーントンネルを通って懐かしい我々の卒業したジャンジェイ校の横を通り5番街を下ってバッテリーパークのMTAカスタマーセンターに向かった。1週間使えるシニア用アンリミティドメトロカードを半額の15ドルで買うためだ。
トランプタワーのあたりを通ると警察の警備がすごい。大統領選のあとの負担はNYPDにとって頭痛の種のようだ。ずっと南下してアイアンビルが見えてきた。近くにあったバーンズアンドノーブルはもうなくなったようだ。ようやくストーンSTのカスタマーセンターにたどり着くと月曜は休業日だった。明日にしよう。
クイーンズボローブリッジを通ってクイーンズに入って懐かしいラガーディア校に向かった。僕が最初に入学した学校で赤とクリーム色の校舎がセピア色の記憶をよみがえらせてくれた。
あのブロードウエイを通って僕のいたアパートや功次夫婦が住んだ家をまわった。功次はその後マウントキスコに移ったのだ。
ギリシャ料理店に入って昔街角でよく売っていた肉とパンのカバブを注文しようとするが店員は要領を得ない。ようやくポーク串焼きとジャガイモの皿がでた。肉はまぎれもなくあの味だった。
スターバックスでコーヒーを飲んで夕方になり通りに街灯の火が付く頃になってマウントキスコに向かった。
功次のコンドミニアムのあるあたりは超高級VIPの居住区でクリントン夫妻などの住む地域も近い。
奥さんと17歳の慎くんと13歳のカレンちゃんの4人暮らしだが子供が大きくなったらコンドミニアムは月20万くらいで貸したいそうだ。教育費が大変で学費も4,5百万はかかるみたいで年俸1000万でも苦しいという。今は仕事がネットワークのほうではなくシステムのマネジメントの方で死ぬほどのストレスを受けたような時期もあったそうで日本人居住者同士の付き合いとは一線を画しているという。さすがに車社会の国らしく車でのトラブルもよく経験していて僕が事故を訴訟で争った件についても保険の処理についても詳しく理解してくれていた。毎日通勤に片道1.5時間かけて100キロ走り。年間50000キロに達するという。そして当時の思い出話に花が咲く。
お土産のかりん酒とブレンダ用のスダチ酒を間違えて渡してしまった。ま、いいか。
シルバーナに電話して明日の待ち合わせの場所時間を打ち合わせる。
子供たちに手がかからなくなったときはまたいつか会いたいものだ。
家からジョージの家まで車で送ってもらう間の1時間も話しは尽きなかった。