くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

財産開示請求

2008年02月07日 | Weblog
■Hに対する動産執行は執行不能になったのでほかの手段を考えなければならない。そこで、財産開示請求というものがどういうものか裁判所の債権執行担当事務官から説明をうけた。

裁判所にたいして財産目録を提出し資産状態を開示するものだが強制力はない。虚偽の申告には過料の制裁があるというだけだから、現実には債務者は放置したりさっさと財産を隠匿するだけの結果になることが多いようだ。

どちらかというと債務者サイドの制度で債務者に不動産などの資産があるときに極めてまれに使われる制度のようだ。請求すれば債務者はさっさと逃げ出すだけだ。しかし、Hは家族もいて養子先に居候しているような状態のようだから逃げ出すことはなく、妙な理屈をこねて自分では言い分を通せると思い込んでいるふしがあって、普通の債務者とは違う行動に出るようなことも考えられると思うので最後の手段として一考の余地はあると考えた。

具体的な勤め先を開示するかもしれない。ましかし、金貸しでもこれを利用する者は数パーセントにすぎないというから今回は預金の差押を先にしておくことにした。

件の事務官:「本当は本人とよく話して裁判外で返済方法を検討するのがいいんですがねえ、、、」

内心のぼやき:『それができないからたった8万円のために半年もかけて訴訟したんじゃないか!それが裁判所の言うことかなぁ、、、、!!』
コメント
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