30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

梅雨の真っただ中なのにニガウリの初収穫

2010-07-09 | ニガウリ

7月に入りニガウリがとれ出した。ニガウリといえばじりじりと焼けつくような灼熱の太陽のもとで育つイメージがあるのだが、今年はもう?というくらいはやく収穫できた。いまは梅雨の真っただ中だから、今年のニガウリの初物は例年に比べていやにはやくできたものだ。

ニガウリにも品種がある。わが畑のものは青くなる。青くなる前に、うすくロウをぬったかのように白くコーティングされた色合いになる。それからしだいに青味を増していく。

ニガウリはやはりイボイボがいい。暑さなんかに負けてなるかという面構え。心強い。それを食べるほうもその気分になるところがいい。若いころのニキビ面に見えなくはないが、そう思うとまずくなる。

さっそくいただいた。ニガウリといえばゴーヤチャンプル、ということになるのだが私にはしつこすぎる。そこでいつものことならが、シンプルに行こう。薄く切って炒め、かつお節かけ、醤油を落として食べる。これが一番好きだ。しかし待てよ。ニガウリに限らずこうして食べることが多い。料理屋ではないのだから、このシンプルさが野菜の持ち味を引き出す。

「今年のは苦くなくて、たべやすいわね」とかみさんが言う。炒めると透明感が出てくる。たしかに苦くない。食べやすい。しかし、私は苦味があったほうが好きだ。これをおかずにして酒を飲んでいるからいくらか舌に刺激があったほうがいい。真夏を先取りしてニガウリを食べてしまうと、この先の楽し
みがなくなってしまうのではないかと心配してしまう。


  


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