30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

失敗かな、とエダマメの釜炒り

2010-07-16 | エダマメ

週間天気予報を見ているとこの週末には梅雨が明けそうな気配だ。梅雨入りが遅かったので明けるのも遅れるものと思っていただけに意外だ。この週末から晴れマークが続く。これを雨女のかみさんが見て、動きがあわただしくなった。さっそく山へ出かけるらしい。嬉々として用意しているのを見て、私のほうも、そろそろというか、なんとなく落ち着かなくなった。家の建て替えのため寓居暮らしだ。その押し入れに入れたままの登山用具の段ボールを取り出した。ザック類はほとんどカビがはえていた。さっそくにザックばかりではなくほとんどの登山用具を庭に出して日光にあてている。心構えはいいのだが、さてどこに行こうか。決めかねている。

飲んべえにはこの時期これがないと晩酌の食卓がさびしい。エダマメである。いまかいまかと待っていたのだが、ようやく1週間前から取れ出した。株全体の実の大きさがすべてそろうことはないから、大きくなったサヤだけを1つ1つ選んで切って収穫している。

今年は実入りがあまりよくない。実がふくらんで大きくならない。どうしたんだろう。たんに遅れているだけなのか心配になる。これからだよと、もう少し様子をみようと自分に言い聞かす。

今年のエダマメは2種。いつもの『湯あがり娘』に、「これはうまいよ」といただいた『黒エダマメ』のタネをまいた。エダマメは湯あがり娘に限るとばかりにここずっとこの品種ばかりを育ててきたのだが、収穫したばかりのものを食べ比べて「この黒豆エダマメのほうがエダマメらしい豆の香りが濃厚でうまい!」。湯あがり娘危うしである。すっかり湯あがり娘にほの字だったのに上には上があるものだ。感心した。この黒豆エダマメがどんな種類なのかさっそくに聞かねばらなない。

そうだ、そうだ、すっかり忘れていた。今年は雑誌「dancyu」に載っていたエダマメの釜炒りを試してみるのだった。昨晩やってみた。中華鍋を使うのだが、ないからフライパンで。水は一切使わない。エダマメの持つ水分だけやるのがこの料理法だ。泥を洗い落とす。茎に付いていたほうの端を少し切る。これを塩でもんで、フライに蓋をして炒る。サヤに焦げ目がついたくらいがいいというのだが、なんども取り出して味見をした。やや硬いかなと思ったところで火を止めた。結果は?

洗ったばかりのものは真っ青(写真上)で気持ちがいいが、炒めた物(写真下)は黒く焦げて見た目が悪い。味のほうはというと、豆の味はいいのだが食感をふくめて全体に納得がいかなくていまいちだった。ところがかみさんは「このくらいの硬めのものが好き」という。味の好みはわからないものだとつくづく思う。

このエダマメの食べ方は大事にしたい。もともと調理が未熟な私だから最初からうまく行くはずがない。はじめての挑戦だけに調理の仕方がまずかったことは確かだ。これからはたびたび台所に立ってこの調理法を工夫していきたい。下手は下手なりに努力して試行錯誤していると、それなりにうまくできてくるものだ。


  


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