30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

ナスを見るたび雨雨降れ降れ

2010-07-26 | ナス

ナスは水が大好きだ。梅雨が明けて日照りが続くと収穫量は目に見えてがくんと減る。たまに夕立があると、これであしたは収穫量が見込まれるなと内心期待してしまう。雨が降ると一気に大きくなるからだ。水があるのとないのとでは極端に成育がちがう。日照りが続くと毎日でも水を与えればいいとわかっているのだが…。

ナスは大好きだ。キュウリの漬物とともに夏の毎日の食卓に欠かせない。キュウリとナスの漬物が出てくると、箸は真っ先にナスにのびる。うすく切って炒め、かつお節をかけ醤油を落として食べるのも酒に合う。たまに味噌炒めもうまい。

そんなわけだからナスは夏から初秋まで収穫したい。そこでキュウリと同じく、ナスもまた間をおいて小まめにタネをまいている。今年は3回タネをまいた。1回目のものがいま収穫中で、続いて2回目のが実をつけはじめた。3回目のものは苗を植えたばかりで、これは「秋ナス」を狙う。ナスも長く収穫続けるには追肥が必要だ。面倒でも2週間に一度ぐらいの割合でほん少しずつやっていく、というのだが、これはホントで、横着者の私は毎年痛感している。

ナスはその色がいい。「茄子紺」である。収穫はもちろん色つやがよくて輝いているものはまちがいなくうまい。もっと具体的にいうと、へたと実の境目に白いところが少しばかり見えてきた時がいい。その色合いは実にすばらしい。月給取りになって買う最初のスーツの色は茄子紺と決めていたくらいだから、ずっと昔の学生のころから茄子紺という言葉と色を気に入っていたことは確かだ。


   


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする