冬ネギ・昨年10月タネまきの苗。春になり1回目の植え替え
3月11日にウグイスの初音。家に居て鳴き声を聞けるのはうれしいものである。昨年の初音は10日だった。
でもこのご時世、窮屈な生活を強いられていると知らずにストレスがたまるのだろうか、気分がどうもすっきりしない。それに常にストレッチを心掛けてはいるのだが、体が縮こまっている感覚からなかなか抜け出せないでいる。老人の鬱とは無縁だと思ってきたが、これが変調の兆しなのかと気にしている。
3月11日に冬ネギ、いわゆる根深ネギの植え替えをした。
昨年10月にタネをまいて育ててきた苗だ。春に1回目の植え替えをして、6月下旬から7月上旬に定植するという手順。
冬を越えてきた苗はいつもの年なら生育にばらつきがある。ことしはきれいにサイズがそろって生育がよい。すでに30センチを超えている。これを引き抜いて植え替える。
春の植え替えは、苗の選別が目的になる。生育のよい苗だけを選び、悪い苗は捨てる。ことしはいい苗がそろったおかげで、いつもの年なら残していいものまで廃棄の対象となった。なんとももったいない。それなら引き続き育てればいいのだろうが、育てる分は多めに確保できたから、廃棄はしょうがない。でもやはりもったいないと思ったのか近くの知り合いに残りをもらってもらった。
毎年こんな具合で、つい多めに育ててしまう。これまでは石倉太ネギ、赤ネギ、下仁田ネギの3種類を育ててきた。作業がつらくなってきたこと、作りすぎていることを考えて、ことしは石倉太ネギだけに絞った。このネギはことしの11月から来年の2月までが食べごろになる。
いま食べている冬ネギにトウが立ってきた。3月に入ると食味がガクンと落ちる。そろそろおしまいだ。植え替えの時季がちょうど世代の交代、若い世代にバトンを渡すことになる。
ネギは冬ネギだけを作って食べる。冬ネギのうまさを知ってしまうと、それ以外の季節のネギは食べようとはしなくなる。ことしもこれから11月までネギを食べないことになるが、極端?ということなくすっかり慣れてしまった。