6月10日に南高梅3Lを2キロ買ってきた
梅仕事のハイライトは梅干しづくり。6月10日に梅干しを2キロ買ってきた。品種は南高梅。サイズはいつも2Lなのだが今回は3L。
梅干しを作り始めたのが2013年だから10年前になり、梅干しづくりはことしで11回目を迎える。だがその間に1回さぼっているので、実際に作るのは10回目。
最初の2、3年は、はじめてだけになにかと慎重になったものだが、しだいに慣れてくる。なにごとにも勘所があり、梅干しづくりもそうで、そこを押さえると失敗なくスムーズにできるようになった。最初の2、3年が修行といったところ。
品種もいろいろで、最近では2020年が〈曽我十郎〉、2021年がわが家の庭で取れた〈白加賀〉、2022年と今回は〈南高梅〉となる。
ことしはわが家の白加賀が2年ぶりに実をつけ、5月18日に1本の木から青梅が6キロ取れた。熟するまで待って梅干しに使いたいのだが、それまでにどうしても病虫害の被害に遭う。そこで青梅の段階で収穫してしまった。
いずれの品種でもサイズでも、当たり前だが梅干しになる。出来具合はその年によって微妙に異なりそれもまた楽し、である。
6月10日に梅を買い、丸2日追熟させた。
6月12日に塩漬け。塩分濃度は毎回18%。2キロの梅に360グラムの塩を使う。梅をホワイトリカーで湿らせて塩をまぶし、軽く混ぜ合わせて重石をして漬け込む。それだけ。梅の完熟具合にもよるが、早ければ2日ほどで梅酢が上がってくる。
梅干しは食べるよりも作るほうが楽しい。5月18日にすべて青梅の状態で収穫してしまったわが家の梅。ほんのわずかだが枝に残っていたのが色づいてきた。もったいないので、傷がないものだけをえらんで1キロでもあれば、これも梅干しにしたいと思っている。
土用干しは、梅雨明けに行う。梅雨明け十日というが、昨今はこれがあてにできなくなってきた。山をやっているから夏山は梅雨明け十日を狙うが、この言葉のような晴天にはなかなか恵まれなくなった。
土用干しもしかりで、梅雨明けを待たず晴れの日が3、4日続くようならやってしまいたい。それには天気予報を信用するかどうかにかかっているのだが、やっぱり踏ん切りがつかずに梅雨明けを待ってしまう。
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