30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

ソラマメの仕上げは自家採種と冷凍保存

2022-06-08 | ソラマメ

ソラマメの自家採種ー黒くなったさやを乾かし、豆を取り出して保存

6月6日に関東甲信は梅雨入り。6月は梅仕事。わが菜園のある周囲の農家にはどこにも梅の木がある。ことしはまったくといっていいほど軒並み実がならない。わが家も昨年は狂ってしまったのかと思ったほど鈴なりの実をつけたのに今年は一粒もならない。農家の一軒に豊後梅がある。大きな実がなる。これをいつも拾ってきてジャムにしているのだが、ことしはあきらめた。梅仕事は、この6月に1キロの梅を買って、恒例の梅干しづくりだけになる。

この異変は4月1日の遅霜が原因ではないかというのが農家の話。梅ばかりでなく、 農作物全般にかなり影響を及ぼしているのではないかという。

ソラマメもそうで、わが菜園だけ豊作で、ほかの農家のソラマメがほぼ全滅に近いのもこの遅霜のせいかという。ではなぜわが菜園だけがよかったのか。原因は特定することはできないのだが、タネまきが早かったから助かったのではないかという。タネまきはいつも10月下旬。それ以降すなわち11月になってからタネをまいたところが全滅だというのだ。何かが生育に影響を及ぼしたことは確かなのだが、やはりよくわからないままだ。

ソラマメは5月31日を最後に収穫が終わった。ことしは昨年に続いての豊作であった。植えつけ面積を半分にしたというのに、1回目が10キロ、2回目が5キロ、最後の3回目が8キロ取れた。これに自家採種の分が加わるから、かなりの量が取れた。

収穫後は、自家採種と冷凍保存。

まずは自家採種。タネを採取するため一画を収穫しないまま残しておく。熟成してさやが黒くなったらもぎ取って持ち帰り、天日に当てて乾燥させる。からからに乾いたらさやから豆を取り出して瓶に入れて保存する。ソラマメの種の寿命は3,4年。実際に試しているから間違いない。不作はいつやってくるかわからない。自家採種できない年を見越して、豊作の年にたっぷりと保存する。昨年も豊作だったから、タネの瓶がずらりと並んでいる。

つぎは冷凍保存。食べきれないからいつも冷凍保存している。ことしは2キロ。さやから取り出して、一個一個に黒い筋の反対側に浅く切れ目を入れる。冷凍したものを加熱したときの破裂予防だというのだが、むしろ食べるときは薄皮から豆が飛び出して食べやすい。だから面倒でもやる。そのまま冷凍。ほかに豆を取り出して固く茹でてから冷凍保存する方法もあるのだが、食べるときに水っぽく感じるからこれはやめた。冷凍庫の隅に昨年のソラマメがあった。かなりの量だ。そのまま冷凍したものを熱湯で3分ゆでるとすぐに食べられる。1年がたった冷凍ものとは思えないほど違和感なく食べられた。



この自家採種と冷凍保存のふたつの作業がすめば、ことしのソラマメは手を離れる。


      
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