タバコ屋の榎木康之が「神人」に選ばれた。
「神人」とは愛知県生稲市の布施宮諸肌祭りを彩る厄落としの神で、地元より毎年一人だけ選出される。
「神人」に立候補するのは屈強な若者と相場が決まっているなか、中年に差し掛かったタバコ屋の榎木康之と地元の有力者の多賀が立候補した。
だが、榎木には「神人」にならねばならない事情があった。
榎木の親友だった平山。
その娘であるその少女は今は多賀の娘として育てられており、実の父親である平山のことを知りたいと榎木に接触する。
榎木と平山の過去の思い出の場面を交えながら、多賀の家族と榎木は繋がっていく。
平山の神人への想い。
妻を想う多賀の決心。
少女に心動かされる榎木の決断。
そして祭り本番。
榎木が知ることになる現実とは・・・
予期しなかった驚天動地の結末!! |
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