草若葉

シニアの俳句日記
 ~日々の俳句あり俳句談義あり、そして
折々の句会も

今日の俳句/秋日傘(龍峰)

2008-10-12 | Weblog
渡月橋を三々五々秋日傘
秋の日や力車過ぎて小倉山

爽風を受けて目つむる嵐山
白鷺の身じろぎもせず秋の水
水かさの満つ船遊び秋気澄む

保津川下りの後渡月橋の辺りを散策。秋気満ちて人の往来もそぞろ、詩心を誘う午後の一時でした。

写真は渡月橋と小倉山
コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日の俳句(秋日和)/龍峰 | トップ | 天高し(四捨五入) »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
好きな句ほか、コメント (かつらたろう)
2008-10-13 11:07:09
☆白鷺の身じろきもせず秋の水
東京からこちら関西に転勤になり、住まいが桂にありましたので来た当初は良く嵐山に出かけました。春、夏、秋は観光客と修学旅行生で大変賑わいます。又、最近ではボーリングによる温泉も掘りあて、簡単に足湯にも入れるようです。変身願望のある若い女性には、舞妓姿の貸衣装もあり着替えて人力車で観光巡りを行ったりと観光名所ならではのアイデアが溢れています。大人でもたまには、ミーハー気分で観光するのも好いものですね。もう直ぐですが11月下旬になりますと錦秋の嵐山、嵯峨野界隈が素晴らしい光景になります。渡月橋付近は俗化された部分と、下流の桂川河川敷など混沌といしていますが、御句の白鷺のように我れ関せずで風情のある場所がまだ沢山あります。
少し足を伸ばし、落柿者の裏手に周りますと藤原定家の碑と小倉百人一首、近世の百人百句の碑があります。
今回は地元嵐山の観光案内のようなコメントになりましたね!申し訳ありません。

返信する
お礼 (龍峰)
2008-10-13 21:56:06
かつらたろう 様

早速お詳しいご講評を頂き有り難うございました。かつら様の庭に勝手に踏み込んだような次第で申し訳ありません。しかし、嵐山の辺りは何遍行っても王朝時代の形跡に近づいたような気分になるのが不思議です。雰囲気が何時行っても変わらないのがいいですね。いろいろご紹介有り難うございました。
返信する
秋気澄む (やまもも)
2008-10-16 16:37:04
水かさの満つ船遊び秋気澄む
豊かに流れる秋の水に、日常を離れた舟遊びの楽しさが伝わってきました。心身ともに爽快に、秋の涼気が、いっそう澄んで感じられたことでしょう。嵐山は、四季おりおりの美しさで、遠い昔から人々をひきつけてきた名所、いつ行っても、心を満たしてくれるように思います。
返信する
お礼 (龍峰)
2008-10-16 19:50:20
やまもも 様

水かさの句にコメントを頂き有り難うございました。
仰るとおり嵐山は何時行ってもいいです。有名過ぎるのに何かきらびやかな思いが湧いてきますから不思議です。似たような感慨は上高地に行くとやはり感じられますね。日本の秋は格別にいいと思います。
返信する
好きな句 (フェニックス)
2008-10-16 22:35:55
爽風を受けて目つむる嵐山
嵐山、渡月橋あたりは一度訪れたことがありますが、春でした。秋の方が風情があっていいでしょうね。
爽やかな風を受けて黙して何を想われたのでしょう?秋は人を詩人にしてしまいます。
返信する
好きな句 (四捨五入)
2008-10-16 22:50:39
 渡月橋を三々五々秋日傘
嵐山は超有名スポットですから秋晴れならば大変な人出と思います。秋は空気が澄んでいるため、晴れていると日差しは強烈です。でも日傘の蔭から望む景色は格別でしょう。男にも日傘が欲しいです。(あまり格好よくないかも)
御句から日差しの強い観光地風景が浮かび上がります。
返信する
お礼 (龍峰)
2008-10-17 16:27:23
フェニックス 様

爽風の句にコメントを頂き有り難うございました。
嵐山は春夏秋冬何時行ってもそれぞれの風情があり、いいです。桂川のほとりに立つと京の歴史と重ねて見てしまいますから感慨ひとしおです。機会ありましたら紅葉の頃に訪れられては如何でしょうか。
返信する
お礼 (龍峰)
2008-10-17 16:33:25
四捨五入 様

渡月橋の句に取り上げて頂き有り難うございました。
渡月橋のあたりはいつでも混んでいますね。陽は照っていても川を抜ける風は心地いいです。華やかな中にも独特の情調を醸し出しており、詩心を刺激しますね。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事