草若葉

シニアの俳句日記
 ~日々の俳句あり俳句談義あり、そして
折々の句会も

今日の俳句(秋日和)/龍峰

2008-10-07 | Weblog
岩をはむ保津川下り秋日和
両岸の北山杉秋の峰
船頭の棹ひるがえる秋の空
瀬にかかる櫂のしずくや秋暑し
崖を行くトロッコ電車秋桜

先日秋日和の一日、京都の亀岡から嵐山までの保津川下りに遊んだ。前夜台風の余波を受けて雨が降り、水かさが上がっていた。それだけにスリル満点の船旅となった。両岸の北山杉はまっすぐ空に伸び、秋の空はどこまでも高かった。
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8 コメント

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好きな句 (フェニックス)
2008-10-07 22:54:00
"船頭の棹ひるがえる秋の空"

 一読して気持ちのいい句だと思いました。保津川下りは経験がありませんが、高い秋空の下の川下りはさぞかし気持ちのいいものでしょうね。水かさも増してスリル満点だったようですが、お写真によれば、熊本の球磨川下りほど急ではないようですね。
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好きな句 (かつらたろう)
2008-10-08 22:23:11
☆岩をはむ保津川下り秋日和
☆船頭の棹ひるがえる秋の空
嵐山の近く、桂に住まいしながら、未だ保津川下りは経験した事がありません。いつも一度は乗って見なければと思いながらも未だ実現しておりませんが、距離はないものの、水かさが増した時は結構スリルがあると聞いていました。良い秋の一日の経験でしたね。所であの舟は重ね合わせ、又トラックで9号線を走り上流の亀岡まで回送していますが、ご存知でしたでしょうか?
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お礼 (龍峰)
2008-10-08 22:28:23
フェニックス 様

早速コメントを頂き有り難うございました。
秋日和の下、川下りは気持ちのいいものでした。まわりの緑もきれいで清涼感たっぷりでした。但し、深秋の紅葉も又良しと船頭さんから言われました。いずれの機会に再度訪れてみたいと思いました。
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お礼 (龍峰)
2008-10-08 22:37:02
かつらたろう 様

2句も取り上げて頂き有り難うございました。
乗っている時間は1時間余りでしたが、周りの緑を追いかけている内にすぐに到着した感じでした。川下りは初めてでしたが、情調のあるものでした。
下だった舟はトラックで嵐山から亀岡まで来るまで運ぶことは説明がありました。昔は人力と馬で引っ張り上げていた由。先人の苦労が偲ばれます。
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秋の空 (やまもも)
2008-10-10 18:00:27
船頭の棹ひるがえる秋の空
保津川下りの船頭の棹さばきの見事さ、「棹ひるがえる」という言葉に現われていると思いました。谷川の底から見上げる秋の空の美しさ、大きさを感じました。もう四十年も前に下りましたが、亀岡でのゆったりした田舎の川から激流への変化に感動しました。途中の岩から撮ってもらった記念写真が、今も残っています。
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お礼 (龍峰)
2008-10-10 23:43:47
やまもも 様

船頭のーーの句にコメントを頂き有り難うございました。40年前も今もきっと川の様子は変わらないのでしょうか。ごつごつした川底、狭い急流、船頭の棹さばきが冴えていました。川の中から見上げる非日常的な周囲の光景が印象的でした。
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好きな句 (四捨五入)
2008-10-10 23:57:02
 瀬にかかる櫂のしずくや秋暑し
私は残念ながらまだ保津川下りを経験したことがありません。想像ですが激しい櫂さばきで水しぶきが急流の上に飛び散っている様を詠まれたものと思います。
「櫂のしずく」といえば滝廉太郎の「花」を思い出しますが、これは「春」と「静」、御句は「秋」と「動」というように正反対のところが面白いと感じました。
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お礼 (龍峰)
2008-10-11 14:27:47
四捨五入 様

すばらしいコメントを有り難うございます。
小生も初めて保津川下りへ参りましたが、これからの紅葉のシーズンがよいようです。船頭さんは長年の熟練の腕前で狭い瀬の間を舟を操って行きます。お勧めのスポットです。
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