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草若葉
シニアの俳句日記
~日々の俳句あり俳句談義あり、そして
折々の句会も
今日の俳句 / 柘榴 (九分九厘)
2008-09-30
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Weblog
実柘榴や港の見える北野坂
ちょぼぐちの今は澄ますや柘榴の実
実柘榴や財布に仕舞う写真あり
異人館のある北野の坂に石榴を見つけました。不思議な懐かしさを感じさせてくれます。ゆらぎさんと同じく某句会に投句した句をご披露します。
三毛猫のそぞろ歩きの良夜かな
さんざめき空は虚ろの女郎花
どんぐりや並べて歳の数え唄
パンツ脱ぎ尻はフレッシュな木の実かな
心拍の調子乱して虫の闇
週末からしばらくの間、旅行します。10月半ば過ぎまでブログを休ませて頂きます。
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好きな句
(
ゆらぎ
)
2008-10-01 10:41:06
実柘榴や港の見える北野坂
ー神戸は北野ならではの景ですね。ざくろというと、平安の頃からあるそうですが、なんとなく西洋っぽいですね。そこが、マッチしています。絵はがきのようです。
三毛猫のそぞろ歩きの良夜かな
ーやはりこれはいいですね。ユーモラスな光景で、ほんわかしてきます。ドラ猫ではだめ、シャム猫ではどうでしょう。三毛が、よく響いているというのは
のは、言い過ぎでしょうか。
返信する
すきな句
(
龍峰
)
2008-10-01 15:04:25
実柘榴や港の見える北野坂
ザクロはペルシャ辺りが原産地で平安時代に日本に入ってきたとか。神戸の北野と言えば江戸の終わりに開港したとき外人が住んだことで有名。今もゆかりの建物を多く残す。この舶来の臭いがするこの地で作者は舶来の果物を見つけ、句が浮かんだ。何かの繋がりが感じられる印象に残る句です。
返信する
ユーモラスな句
(
フェニックス
)
2008-10-01 20:07:31
九厘様が俳句をユーモアの心を持って遊んでおられる様子がよく窺えます。以下、面白いと思った句を挙げさせていただきます。
”ちょぼぐちの今は澄ますや柘榴の実”
「今は澄ますや」というところが味噌ですね。お写真の柘榴の実は見事ですが、私はちょっとばかり開いたのが柘榴らしいと思います。但し、九州などでは、柘榴はこんなに立派ではなく、鳥が啄ばむ木の実としてあちこちによく観られます。
”実柘榴や財布に仕舞う写真あり”
どんな写真を仕舞われたのですか? 可愛いお孫さんの写真でしょうか? それとも?? この謎めいたところが眼目でしょうか。
”どんぐりや並べて歳の数え唄”
どんぐりを拾って、「ヒー,フー、ミー、ヨー、....」と、どなたかと並べておられる作者の姿が浮かびましたが、「歳の数え唄」はまた別のものでしょうか?
”パンツ脱ぎ尻はフレッシュな木の実かな”
これはちょっと際どいところもありますが、椎やどんぐりなどの木の実のヘタ(?)の部分を取ると薄緑色をしていますよね。それをフレッシュと詠まれたのだと思います。
”心拍の調子乱して虫の闇”
心拍を乱したのは作者でしょうか?虫たちでしょうか? 面白いところです。
以上、勝手な想像をして楽しませていただきましたが、見当違いがあることと思います。その際はどうぞご指摘いただけると幸いです。
返信する
好きな句
(
かつらたろう
)
2008-10-01 21:01:35
☆実柘榴や港の見える北野坂
港町神戸の北野坂界隈は、嘗てバンドの現役の頃、神戸ジャズ・ストリートが開催され何回も訪れましたが、これが日本の中?と思うほど素晴らしい雰囲気のある所で、男でもミーハーの感覚になりそうなお店もあり好い所ですね。ゆらぎ様、龍峰様も述べておられますが、。杏と共に柘榴は平安時代にシルクロード経由で日本に伝えられたようですね。北野坂界隈の異国情緒と実柘榴が素敵にマッチして好きな句です。
返信する
虫の闇
(
やまもも
)
2008-10-02 16:45:33
心拍の調子乱して虫の闇
秋の夜の闇に鳴く、虫のリズムを思いました。規則正しく打つ心臓に、小さなしかし大きく感じられる乱調がきて、それは自分自身なのか、闇を打つ虫の声なのか、分りません。ただ虫の、とりどりの、思い思いの声が聞こえるようです。
返信する
お礼
(
九分九厘
)
2008-10-02 20:25:45
ゆらぎ様
柘榴と三毛の子の句にコメントありがとうございます。
柘榴は異人館の傍の庭にありましたからやはり居留地の風情にマッチするのでしょうね。柘榴は柿と同じで長い間実の状態を保持するようです。
ペルシャ猫では月見には合わないし、白猫では気味が悪いし、やはり三毛猫でしょね。庶民的な猫ゆえ、猫類の半数以上が三毛猫なんだと信じております。
返信する
お礼
(
九分九厘
)
2008-10-02 20:38:51
龍峰様
ザクロはペルシャ辺りが原産地で平安時代に日本に入ってきたという。この話は私にとっては初耳なのです。よく見ると西洋舶来珍無類といった果物ですね。
神戸の北の辺りはいい街ですね!
コメントありがうございます。
返信する
お礼
(
九分九厘
)
2008-10-02 21:07:05
フェニックス様
拙句をたくさん選んで頂き、かつ的を得たコメントを有難うございます。
ちょぼ口・・・このちょぼ口がだんだん日にちがたってくると、大きくなって生意気になってきます。最後には口が裂けてきて笑い出します。そうなんです、今澄ましているところが可愛いのです。
財布に入っている写真は生後8か月の私を抱いた母の写真です。それが須磨の海岸で写っているのです。
数え唄の句は、我ながら素直な句だと感心しておるのですが・・・
パンツの句・・・ヘタというか、防止というのか、ともかくパンツがもっとも適した表現と思いました。ヘタをとるとそこだけ白いですね。
心拍を崩したのは私です。時々脈が崩れるのです。
有難うございました。
返信する
お礼
(
九分九厘
)
2008-10-02 21:22:52
かつらたろう様
港町神戸の北野坂界隈は、嘗てバンドの現役の頃、神戸ジャズ・ストリートが開催され何回も訪れましたが、これが日本の中?と思うほど素晴らしい雰囲気のある所で、男でもミーハーの感覚になりそうなお店もあり好い所ですね」
たろう様は私よりよく北野界隈を御存じのようですね。一度神戸でジャズの店を御一緒しましょう。私は未だ一度も足を踏み入れたことがないのです。風見鶏の館の前でよく絵を描きに行きます。
コメント有難うございました。
返信する
お礼
(
九分九厘
)
2008-10-02 21:29:00
やまもも様
虫の闇」の句に、懇切なそして的確な解説をして頂きありがございます。詠んだ本人が成程〃〃と改めて感心した次第です。句解も上手にすることが、俳句の上手くなる道と心得ました。
返信する
好きな句
(
四捨五入
)
2008-10-02 22:25:35
実柘榴や港の見える北野坂
ご承知のとおり横浜には「港の見える丘公園」がありますし、「窓を開ければ港が見える・・・」「あなたと二人で来た丘は港の見える丘・・・」等々が有名です。神戸では、幸か不幸かどこでも港が見えるので、「港の見える・・・」はあまり聞かないような気がします。
前置きが長くなりましたが、御句の「港の見える北野坂」は、すごくロマンチックでかつ7+5のため口に出しやすく、優れた句と思います。実柘榴のほのぼのとした朱色が一層引き立てていると感じました。
海外旅行での旅吟を期待しています。
ご安全に!
返信する
お礼
(
九分九厘
)
2008-10-02 22:42:00
四捨五入 様
コメントありがとうございます。もともと原句は柘榴を通して港が見えたものですから「実柘榴や港見下ろす北野坂」だったのですが。やはり歌に出てくる
「あなたと二人で来た丘は港の見える丘・・・・」となってきて、「港の見える北野坂」と必然的になります。ストーレートに句を作った後に、推敲しているといろんな歌が浮かんできます。
有難うございました。
返信する
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柘榴と三毛の子の句にコメントありがとうございます。
柘榴は異人館の傍の庭にありましたからやはり居留地の風情にマッチするのでしょうね。柘榴は柿と同じで長い間実の状態を保持するようです。
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ザクロはペルシャ辺りが原産地で平安時代に日本に入ってきたという。この話は私にとっては初耳なのです。よく見ると西洋舶来珍無類といった果物ですね。
神戸の北の辺りはいい街ですね!
コメントありがうございます。
拙句をたくさん選んで頂き、かつ的を得たコメントを有難うございます。
ちょぼ口・・・このちょぼ口がだんだん日にちがたってくると、大きくなって生意気になってきます。最後には口が裂けてきて笑い出します。そうなんです、今澄ましているところが可愛いのです。
財布に入っている写真は生後8か月の私を抱いた母の写真です。それが須磨の海岸で写っているのです。
数え唄の句は、我ながら素直な句だと感心しておるのですが・・・
パンツの句・・・ヘタというか、防止というのか、ともかくパンツがもっとも適した表現と思いました。ヘタをとるとそこだけ白いですね。
心拍を崩したのは私です。時々脈が崩れるのです。
有難うございました。
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コメント有難うございました。
虫の闇」の句に、懇切なそして的確な解説をして頂きありがございます。詠んだ本人が成程〃〃と改めて感心した次第です。句解も上手にすることが、俳句の上手くなる道と心得ました。