草若葉

シニアの俳句日記
 ~日々の俳句あり俳句談義あり、そして
折々の句会も

今日の俳句/蕗の薹(ゆらぎ)

2008-03-01 | Weblog
風花や雲の上には青き空

さみどりの光惜しまず蕗の薹
ひわ色に歓喜溢るや蕗の薹
ほろ苦き思い出もありフキノトウ
香気ちる胡桃味噌和えフキノトウ

やわらかに弥生のひかり少女像
春めきてピンクオレンジ歩みゆく
いかなごの炊きたて水割りカンタータ

一昨日から淡路島・播磨灘海域でのイカナゴの新子漁が解禁された。早速買ってきて、炊いて貰った。いろんな炊き方があるが、今日はごくスタンダードに。炊きたては美味い!ついつい一杯やってしまった。神戸の春の風物詩である。

 

 
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8 コメント

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好きな句 (九分九厘)
2008-03-01 23:53:26
ひわ色に歓喜溢るや蕗の薹
 久し振りに色辞典を見直しました。「鶸色」と出てきてどんな鳥かと思い、漢和辞典をひくも、鶏の一種とあるのみ。むしろ色の代名詞の意味合いのほうが強いようですね。強い印象の色言葉に歓喜とくる表現に「蕗の薹」も堂々たるおもむきです。
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好きな句ほか、コメント (かつらたろう)
2008-03-02 00:38:44
ゆらぎ様
☆さみどりの光惜しまず蕗の躉
長かった寒の戻りも、愈々今日から三月、日毎に明るくなり気温も上がって来ることでしょう。ほぼ一ヶ月も雪混じりの天気が続きが続き、本格的な春の景はこれからですね。ふきのとうの漸くの芽だしを、「光惜しまず」と表現された所に、待ち焦がれた心情と嬉しい春の景を感じて素敵な句です。

☆ほろ苦き思い出もありフキノトウ
大人になった今でこそ、苦味が堪えられない味だと知りましたが若い時は、こんなもの「もう二度と嫌」と思いながらも又口にしていましたね??・・。御句には人生という味付けがしてあるように感じて素敵です。ふきのとうのほろ苦さにはそんな青春時代を思い出させてくれるところがあります。青い春万歳!

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お礼 (ゆらぎ)
2008-03-02 16:18:45
九分九厘様
 早速のお目通しありがとうございます。鶸色はみの勝った萌葱色のことをいうようです。蕗の薹の”ホウ”の緑が綺麗なので、色の図鑑をチェックしました。真鶸の羽の色から由来した名前とか。あれこれ色探しして遊ぶのは、楽しいですね。
嬉しいコメントありがとうございました。
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お礼 (ゆらぎ)
2008-03-02 16:26:34
かつらたろう様
 まことに嬉しいコメントをありがとうございました。蕗の薹は、球根のような地下茎を頂戴したので、鉢に植えいつ顔をだすか楽しみにしていました。ツボミは、まだ中の方にありますが、それを取り巻いている苞が、ようやく緑の顔を出し始めました。
寒い日がつづいていたので、緑を見たときはうれしくなりました。
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好きな句 (自由人)
2008-03-02 22:00:32
ほろ苦き思い出もありフキノトウ

 蕗の薹は今年はまだ食べておりませんが、あのほろ苦さが いいのですね。青春の味でしょうか

いかなごの炊きたて水割りカンタータ

 今年は豊漁のようですね。今週あたり私もくぎ煮を作ってみ  ようと思っています。
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好きな句 (フェニックス)
2008-03-03 09:17:25
ゆらぎ様

どのお句にも早春のまた、待春の明るい気が溢れているようです。 お写真の蕗の薹、今年はまだ目にしていませんが、とてもいいですね。

次に好きな句を挙げさせていただきます。

☆風花や雲の上には青き空

 つい最近目にした景そのものです。 私の句材は、究極的には空と海と山と風と光と植物、鳥などの生物だけで、特に昼夜を問わず空の変容(夜の星月も含めて)を眺めるのが大好きなので、この句が一番好きです。

☆さみどりの光惜しまず蕗の薹
☆ひわ色に歓喜溢るや蕗の薹
☆ほろ苦き思い出もありフキノトウ

 最初の2句は色彩感豊かで好きです。 3句目の句は蕗の薹のあの味と人生の味を大変上手にマッチされていて、青年ゆらぎ様ですが、熟年の味が出ていると思いました。



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お礼 (ゆらぎ)
2008-03-03 17:46:11
自由人様
 お立ち寄りいただき、コメントありがとうございました。イカナゴは、新子がでるのを待ちかまえて手にいれます。上等な日本酒をいれたり、胡麻を加えたりあれこれ工夫してくれます。ほんまに、炊きたてはよろしなあ!
昨夜は、独活ができたので、酢味噌和え、きんぴらなどなどして一杯やりました。春の食材は、楽しいです。
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雲を抜けて太陽へ (ゆらぎ)
2008-03-03 18:03:08
フェニックス様
 コメントありがとうございます。暖かい日が戻ってきて、まさに
春の歓喜が爆発です。
「風花の・・」の句は、”Durch Wolken die Sonnne" (ドゥルヒ
ヴォルケン ディ ゾンネ、というドイツ語の言葉を意識して詠みました。「今は雲の下を低迷しているが、雲を抜ける努力を続ければ、必ず太陽の輝く青空の中に飛び出ることができるだろう」というほどの意味です。日本のサッカー界の指導にあたったクラーマー氏が、日本のサッカー界のある人に言ったことばです。うろおぼえですが、英語でも似たような表現があったのではないでしょうか? Every cloud has its silver lining
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