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日高町 町内園児らに備蓄品配布 防災の日に合わせ、家庭啓発も 〈2020年9月1日〉

2020年09月01日 08時30分00秒 | 記事

 今年も防災教育の一環で、日高町は31日、今年も町内の小中学校、保育所の児童、生徒、園児あわせて1005人に備蓄品を渡すため、各所に配布した。「防災の日」(9月1日)に合わせ、日ごろからの備えをとの家庭啓発も長年、続けている。

「防災の日」は1923年(大正12年)9月1日に関東大震災が発生したことから制定。大地震や津波の来襲時、数日間、食べ物がなくならないように、家庭での非常食などを準備してもらう啓発にと、同町は毎年、9月1日の周辺で備蓄品を配布する防災教育を実施している。
 31日は町が保管する賞味期限が残り1年ほどになった備蓄品で、予備分を含め60袋入りのクリーム入りビスケット「ビスコ」1020個、50袋入りパン缶996個を小中学校や保育所に担当職員が配布。9月1日の周辺で児童、生徒、園児に基本的にビスコ、パン缶1個ずつと啓発チラシを渡し、自宅で活用してもらうことにしている。内原保育所では園児116人に渡し、川端雅子所長は「家庭でも意識を持ってもらい、何か防災に取り組んでもらえたら」と話した。
 啓発チラシには例年9月1日頃は、台風の襲来が多いとされる「二百十日(にひゃくとうか)」にあたり「災害への備えを怠らないように」との戒めも込められていることや、非常持ち出し品の種類や備蓄品の量などを掲載。
 町は「備蓄は防災のために特別なものを用意するのではなく、普段の生活に利用するものでいい。製造日の古いものから使い、使った分は新しく買い足して、常に一定量の備えがある状態にしておきましょう」などと呼びかけている。


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