歩道を通って下校する児童
会社前の歩道側で児童や山﨑さんらが記念撮影
印南町の清流小・中学校の通学路となっている県道古井西ノ地線に設けられている歩道がこのほど全線で設置が完了。約200メートルが未設置だったが、県道沿いにある(有)プラ和歌山の協力で用地が確保されたことから昨年度から進められていた設置工事が完成し、児童・生徒は2学期から供用しており、8日には下校途中に児童らがプラ和歌山に立ち寄り、同社代表の山﨑昭さん(78)に感謝の気持ちを伝えた。
プラ和歌山はカラーコーンや樹脂製フェンスなど工事用安全・保安用品を製造・販売。建設工事関係のカラーコーンは全国シェア6割を占める。平成31年1月に同町南谷から現在地に工場を移転。これまで用地の関係から歩道が設置できない状態で、移転した同社に関係機関が協力を求めたところ山﨑さんが「地元貢献にもなる」と快諾し、念願の歩道設置となった。
8日は通学路として利用している古井地区や美里地区の児童25人が下校途中に同社に立ち寄り、山﨑さんに感謝の気持を伝えた。清流中生徒会役員5人や日裏勝己町長、平尾潔司教育長、小田幸美清流小校長、塩路秀喜清流中校長も訪れて感謝の式として行った。小田校長が「山﨑さんのご厚意で立派な歩道が完成しました。子ども達、保護者、地域住民みんなが安全・安心して通学できるようになったと喜んでいます」。利用児童を代表し古井地区班長の夏目愛佳さん(6年)が「ありがとうございました。より安全に登下校させてもらっています」。清流中生徒会長の玉置由依さん(3年)が「お陰様で毎日快適に通学できるようになりました」と感謝の言葉を述べた。
日裏町長も「念願であった歩道が完成し、子ども達も安心、安全に通学できるようになった」と山﨑さんに感謝。山﨑さんは「皆さんに喜んでいただき会社としてもうれしい。安全に気をつけて元気に通学して下さい」と笑顔で話し、最後に県道沿いの同社前で記念撮影した。
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