賞状を手にする荒木さん、上田君、寺岡君(前列左から)、
大岡君、中尾君、山名さん(後列左から)
上田君の作品
寺岡君の作品
荒木さんの作品
第34回読書感想画中央コンクールの入賞者が発表され、小学校の部で白崎小学校の上田莉空君、寺岡蒼佑君(以上3年)、荒木花さん(4年)が奨励賞を受賞した。県審査会で最優秀賞に選ばれ中央展に出品。低学年の部・指定図書で上田君と寺岡君は、絵本「ナイチンゲールのうた」を読み感想画を描いた。空、山、川、海などは色にあふれているのに、動物がくすんでいたことから、見かねた、えかきさんが動物を美しく彩る内容。荒木さんは小学校高学年の部・自由図書で出品した。
上田君の作品「どこまでもひびく歌」は、絵本に出てくる「えかきさん」の気持ちになって、図鑑などを参考に動物や魚に色を塗ってカラフルに描き、背景は森をイメージし緑にまとめた。「背景を描くのが大変だったけれど、うまく描けました」。
寺岡君の作品は「みんなにとどきますように」。ナイチンゲールが歌っている様子と背景にシマウマ、トラ、キリンの体の模様を描き、ナイチンゲールの歌がみんなに届くよう構図を工夫した。「キリンなど模様を描くのは大変だったけれど作品は完ぺき」。
荒木さんが読んだのは「きくち駄菓子屋」で、作品の題材は「おじいちゃんのえがお」。転校先の学校に馴染めない小学生と駄菓子屋のおじいちゃんとの心温まる話。
つらい時に慰めてくれた優しいおじいちゃんの笑顔、元気づけられた小学生に駄菓子を散りばめた。「おじいちゃんの笑顔にほっこりしてもらえたらと思い、描きました。もっと上の賞に入りたかった」。
白崎小3人が県展で入賞
県審査会では、小学校低学年の部で白崎小の大岡宥太君(3年)が優秀賞、山名結衣さん(同)、中尾栄音君(同)が優良賞を受賞した。
大岡君は「のうふののふさん」を読み、感想画「いねへの思い」を描いた。のふさんが農作業している様子をカラフルな稲とあわせて描いた。「稲を描くのは大変だったけれど、思い通り描きました」。
山名さんも同じ本を読み、感想画「米づくり」を描いた。田植え、収穫、刈り取った田んぼと四季で描き分けた。「背景を描くのが難しかったです。次はもっと上の賞をとりたい」。
中尾君は「タヌキの土居くん」を読んだ。作品「なかよく、元気に、正直に」は、小学生に化けていたタヌキの土居くんを中心に同級生らと描いた。「次は優秀賞をとりたいです」。
紀央館高の白樫君
中央コンで奨励賞
読書感想画中央コン高校の部・自由図書で、紀央館高校3年の白樫康平君の作品「海の表情」が奨励賞を受賞した。
上間陽子著「海をあげる」を読み、手の中の小さな海にウミガメ、熱帯魚、サンゴ礁や、基地移転に伴う埋め立て問題を捉えテトラブロックなどを描き、沖縄の豊かな自然を次世代へ受け継いでほしいとの思いを込めた。
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