「オール御坊日高で協力態勢をつくりたい」と協力を呼びかける阪本実行委員長
御坊日高映画プロジェクト実行委員会(阪本仁志実行委員長)は18日、御坊商工会館で、第1回理事総会を開き、平成30年度の事業報告と決算報告を承認。平成31年度の事業計画と予算を決め、映画製作を応援するための協賛金が17日現在で921万1300円に上ったことなど報告した。
同委員会は、御坊市、日高郡、和歌山市をロケ地とする地方創生のためのロードムービー「ソワレ(仮)」の製作に官民一体で協力し、制作サイドと手を組んでこの地を観光資源として生かし、地域の認知度アップや経済活性化につなげようと、昨年末に発足した会。
阪本実行委員長は、映画の情報がほとんどないなかでの協賛金集めに多くの地域の人々が協力してくれていることに感謝し「あと2、3カ月もすれば撮影が始まる。俳優さんも来てにぎやかになる。オール御坊日高で協力態勢をつくりたい。もう少しの間どうかお力添えを」と更なる協力を呼びかけた。
桐蔭高校出身の前田和紀プロデューサーは「この映画が、地方創生の一つのモデルケースになることを期待したい。独自性のあるものに発展していけば。映画はこのとき、この時代、このエリアの風景などがスクリーンに記録として残る。広く多くの人に見ていただき、残る作品になっていくよう頑張ります。みなさんとお互いに距離が狭まり、密接になり、いっしょにつくっていけたら」と述べた。
阪本実行委員長は、平成30年度収支決算(平成30年12月26日の発足日から平成31年3月31日まで)報告のなかで、目標額1100万円に対し794万6300円の協賛金を集めたことを報告。主な内訳は、100万円が2件、50万円が1件、20万円が2件、10万円が13件、5万円が41件、2万円が44件など。全件数のうち法人は40・9%、個人は59・1%。金額では法人が63・3%、個人が36・7%となった。協賛金は、一口5000円。法人なら10口以上、個人なら4口以上で、エンドロール掲載の特典がある。
31年度事業計画は▽引き続いての協賛金集め▽5~6月=映画の仕込みワークショップの開催▽7~8月=エキストラ募集や炊き出しなど、映画撮影への協力▽映画PRへの協力-となっている。
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