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日高川町高津尾の空き家を活用し、焼き芋屋開店 〈2025年1月29日〉

2025年01月29日 08時30分00秒 | 記事


中津においもん屋がオープンする


 日高川町高津尾に石焼き芋「おいもん屋」が2月2日にオープンする。販売するのは、10年前に岸和田市から同町に移住してきた大野充さん(69)、ひとみさん(64)夫妻。これまで御坊駅前などで移動販売として石焼き芋を販売していたが「地元の人の憩いのようなスペースになれば」と移住先の日高川町の空家を活用し、店を始める。
 大野さんは10年前、当時勤めていた会社で退職を間近に控えたタイミングで脱サラ。農業がしたいと移住を考え、さまざまな場所を調べたところ、岸和田からの交通の便がよく、豊かな自然、美しい日高川が気に入り、同町を拠点とすることに決めた。当初はアルバイトをしながら、ほうれん草やオクラ、ブルーベリーなどを栽培。しかし、コロナ禍でアルバイトができなくなり、知り合いからもらった焼き芋の機械を軽トラに乗せ、移動販売を展開するようになったという。
 移動販売は、平日の午後に御坊駅前。日曜日は、日高川町のほか御坊市、美浜町、田辺市など県内の人が集まる場所や、フリーマーケットなどのイベントに出店してきた。今回、地域交流の場や活性化など何か地元に貢献したいと、中津地区の空家を活用し、店舗を持つことを決心。当面は、焼き芋、冷やし芋、干し芋のほか、焼き鳥、フランクフルト、ホットドックをテイクアウトのみで販売するが、今後は店内でのランチなども検討し、地域の野菜を使った料理やスイーツなどを提供していきたい考え。移動販売も継続する。
 大野さんは「移動販売の時に焼き芋を買っていただいたお客さんから、人づてに『おいしかった』との声をいただき、本当にうれしく感謝しています。そんな声を励みにお店も頑張っていきたい。口コミで評判が広がり、地元の人を中心に多くの人に買いに来ていただきたい」と話している。
 場所は、日高広域消防中津出張所前。時間は午前10時から午後5時30分ごろまで。問い合わせは、大野さん(電話080・1506・5591)。


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