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県議選 日高郡選挙区へ玄素印南町議が出馬表明 〈2018年12月9日〉

2018年12月09日 08時30分00秒 | 記事

 

出馬表明する玄素彰人氏


 任期満了(4月29日)に伴い来年3月29日告示、4月7日投開票で執行の県議選日高郡選挙区(定数3)に7日、新人で印南町議の玄素彰人氏(45)=印南町印南=が出馬表明した。県庁で行った記者会見で玄素氏は「『すべては未来(あす)のために!!』をキャッチフレーズに地方を取り巻く諸課題に取り組みたい」と決意を述べた。郡選挙区はいずれも自民現職の冨安民浩氏(70)=当選7回、日高町高家=、坂本登氏(72)=同5回、みなべ町南道=、花田健吉氏(60)=同4回、印南町印南原=が出馬するとみられ、選挙戦に突入すれば平成11年以来20年ぶりとなる。

 記者会見で玄素氏は「県をはじめ、地方を取り巻く人口減、高齢化、産業の低迷などに歯止めをかけたく、また多くの支援者からのすすめもあり立候補を決意した。政党職員、代議士秘書、町議、町長、経営者としての経験を生かし『すべては未来(あす)のために!!』をキャッチフレーズに諸課題に取り組んでいく」とした上で「自分の考えや経験を県政にぶつけたいと思った」と県議転身への思いを述べ、(1)風通しのいい県政(2)元気なシニアが健康で活躍できる地域づくり(3)産業を元気に!!金額の大小、年齢、性別にとらわれない雇用の確保(4)社会的弱者が安心して生活できる環境整備(5)若い世代から支持される、子育て・教育政策(6)防災を中心とした安全・安心の地域づくり(7)未来につながる政策、取り組みに対する積極的なチャレンジ-を柱に活動、実現をめざしたいとした。
 町議になって1年半での転身については「町長選で落選して7年半の間、自分の町を見ていてこれは言わないとダメだと思うことがたくさんあった(ので町議に出馬した)。(辞めても)それ以上に貢献できる」と理解を求め、12月議会閉会をもって辞職する考えを示した。
 また、係争中の県議の出馬については「立候補する権利があるので、それに対して自分がどうこう言う立場にない」としながらも「自分が出なかったらそのまま行ってしまう(無投票の)可能性もある。そういった意味からも自分が出る価値はあると思う」と無投票阻止も出馬に至った動機の一つに挙げた。
 玄素氏略歴 明治大卒業。新進党東京都第11総支部職員、二階俊博代議士秘書。平成13年、印南町議に初当選。1期務めたあと、平成17年の町長選に立候補、落選。平成20年の町長選で初当選。24年の町長選で落選。29年の印南町議選に当選。町議、会社役員。

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