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16日 きのくにロボットフェスティバル 今年も日中韓交流 〈2018年12月6日〉

2018年12月06日 08時30分00秒 | 記事

千葉工大の「GankenKun」


 きのくにロボットフェスティバル実行委員会(委員長・吉田擴御坊商工会議所会頭)は4日、御坊商工会館で開き、16日午前9時20分から市立体育館で開く第12回大会の内容を最終確認した。スーパーロボットショーはAI(人工知能)で自ら考え行動する千葉工業大学の自律型ヒューマノイドロボット「GankenKun」と、川崎重工業(株)の体験医療ロボットが参加し、全日本小中学生ロボット選手権は北海道・東北地区(宮城県)が初参戦。今年も中国、韓国の海外勢が参加し、日中韓で交流を深める。

 国内の研究機関や大学・企業の最先端ロボットを招くスーパーロボットショーに参加する「GankenKun」は、世界の企業や大学が参加する「ロボカップ世界大会」のサッカー競技用に開発し、今年の世界大会でベスト8に入り、テクニックを競う部門では7年連続1位を獲得。大・中・小型のロボットがあり、今回は小型(体長60~70センチ)6体がサッカー競技を実演し、大型(同1・6メートル~1・7メートル)をブースに展示する。実演は午前10時、午後2時20分からの2回。
 体験医療ロボットはブースに展示し、医療用ロボットの操作を体験する。アームをUFOキャッチャーのように操作し、赤色と黒色のピースの中から時間制限内(2分程度)に黒色のピースをいくつつかみ取れるか、ゲーム形式で競う。川崎重工業は「人を支える」ロボットの開発に取り組み、自動車や精密機械工場などものづくり現場、製薬や医療現場で活躍している。
 全日本小中学生ロボット選手権は県内、近畿地区、関東地区(栃木県)東海地区(岐阜県)中国地区(島根県)四国地区(徳島県)九州地区(宮崎県)に加え、新たに北海道・東北地区(宮城県)が参戦する。来年は東北、北海道それぞの単独参加を検討。今年から会場に参加ロボットのアピールポイントを紹介するシートも掲示する。
 全国ブロック予選会はグローバルチャレンジ予選会に改称し、前日に市勤労青少年ホームで予選会を開き、海外勢として3年連続参加の中国山東省から小学生20人も参加。御坊小など管内児童と中国児童との交流会も開く。韓国ロボットも6年連続で参加し、会場のブースで展示する。
 今年の全国高専ロボコン大会でデザイン賞を受賞した地元の和高専をはじめ、アイデア賞の広島商船高専、近畿地区大会優勝の神戸市立高専がパフォーマンスする。
 県内高校生対象の「きのくに高校生ロボットコンテスト」、御坊少年少女発明クラブ展、小中学生発明コンテスト展「私たちのくふう展」、「わかやまの産業を支える人づくりプロジェクト展」なども例年通り行う。


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