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9月22日 日高港に大型客船「にっぽん丸」寄港 〈2016年8月29日〉

2016年08月29日 08時30分00秒 | 記事

3年ぶりに入港する「にっぽん丸」


 大型客船「にっぽん丸」(全長166・6メートル、総トン数2万1903トン)が、9月22日に御坊市の日高港に寄港するのに伴い、御坊市、市観光協会、日高広域観光振興協議会が連携して歓迎セレモニーを行う。日高港は大型客船が入港しやすく、紀伊半島中央部に立地し、日高地方はもとより高野山や熊野地方に日帰りで行ける立地条件の良さも評価されており「日高地方の海の玄関口」をアピールしようと、日高地方の「ゆるキャラ」が集合し、乗船客を出迎える。

「にっぽん丸」の入港は平成25年6月以来3年ぶり6回目。大型客船では26年3月以来2年ぶり。「世界遺産めぐりと瀬戸内クルーズ」と題して9月21日に茨城県大洗港を出港。22日午前11時に日高港に寄港し、世界遺産の熊野地方や熊野古道、高野山、白浜などオプションツアーを行い、午後7時に出港する。その後、広島の宮島や小豆島を回り、25日に大洗港に帰港する4泊5日のツアー。
 22日午前11時15分から市、市観光協会が歓迎セレモニーを行うが、海の玄関口として日高地方の魅力をアピールしようと、平成25年の入港時に続き、今回も日高広域観光振興協議会に協力を呼びかけ「ゆるキャラ」の参加が決まった。宮子姫顕彰会の「みーやちゃん」や日高町の「クエ太郎」、由良町の「ゆらの助」、印南町の「エルちゃん」、みなべ町の「プララ」、県の「きいちゃん」が乗船客を迎える。
 歓迎セレモニーでは柏木市長の歓迎あいさつ、花束や特産品の贈呈、御坊幼稚園児のダンスのほか、市観光協会の物産販売、日高地方の観光PRなども行い、日高地方の魅力をPR。出港時にも「みーやちゃん」「エルちゃん」「きいちゃん」が参加し、見送る。
 日高港には「にっぽん丸」が平成16年、22年から25年まで4年連続の計5回入港したほか、日本籍の大型客船で2番目に大きい「ぱしふぃっくびいなす」=全長183・4メートル、2万6594トン=が平成26年に初寄港。「ふじ丸」=全長167メートル、2万3235トン=が平成19年と21年1月に入港しており、徐々にではあるが、定期入港への道筋を付けている。
 日高港は県内他港と比べて接岸料が格段に安く、入港料も無料で「入港しやすい港」と好評。水深10メートルを12メートルにする日高港泊地整備事業が平成29年度末に完成すれば、さらに大型の客船が入港できるため、市は全国クルーズ活性化会議に入会し、情報収集やポートセールスの強化に取り組んでいるほか、国土交通省が今年度事業で「みなとオアシス」登録や外航クルーズ客船誘致を視野に入れた取り組みなどを調査検討しており、日高港のさらなる利用振興に期待がかかる。


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