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全日本中学硬式野球ジャイアンツ杯で御坊ボーイズ堂々の3位 〈2016年8月25日〉

2016年08月25日 08時30分00秒 | 記事

活躍を見せた和歌山御坊ボーイズメンバー


 硬式野球の中学生年代日本一を争う第10回全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップ(出場32チーム)で和歌山御坊ボーイズ/ジュニアタイガースが3位に入る健闘をみせた。準決勝は23日に東京ドームで行い、福岡ボーイズに5-8で敗れ、決勝戦進出は果たせなかった。同大会で日高地方勢3位は初、県内勢でも第3回に和歌山リトルシニアが準優勝して以来、7年ぶりの好成績。

 準決勝の相手は福岡ボーイズ。エース中田は最速137キロのまっすぐで空振り三振を奪うなど力投を見せるが、3回までに3点をリードされる苦しい展開。
 追いつきたい御坊は3回1死、9番中田が右中間2塁打、続く中島も左前打を放ち、送球の間に2塁を陥れ、2、3塁。2番川井田がスクイズを試みると、暴投となり、一気に2者が生還、1点差に詰め寄った。
 中田は走者を背負いながらも粘りの投球で4回を抑えたが、5回に捕まり3点を献上。6回に無死2塁から中前適時打を許したところで、寺迫が救援して後続を断ち切った。6回に1点を返したが、7回表にまたも1点を献上した。
 最終7回裏、8番鈴子が遊撃内野安打で出塁、9番中田が右中間適時3塁打、1番中島の遊ゴロの間に3塁走者を迎え入れたが、反撃もここまで。決勝の舞台に届かなかった。
 川井田駿主将は「準決勝は東京ドームで緊張しました。絶対に決勝に出てやるという思いで挑んだので、悔しいですが、3位はうれしいです。入賞できたのは監督、フロント、父兄、選手みんながチーム一丸で頑張ったお陰。助けられてここまでこれたと感謝しています」
 山崎幸二会長は「お疲れ様でした。そしてありがとう。28人という少ない部員ながら、1537チームの中の3位はとても輝かしい成績。私の支部長就任の年に最高のプレゼントをもらった。3年生は終わりますが、高校進学先での甲子園出場を祈っています」。
 西畑卓也監督は「悔しいです。でも子どもたちは、よく頑張って、ここまでついてきてくれました。最高のキャプテンがチームを引っ張り、心一つになり、この結果をプレゼントしてくれました。ありがとう。父兄の皆様もお疲れ様でした」と話した。
 メンバーは次のみなさん。
 代表=瀧野肇▽監督=西畑卓也▽コーチ=岡本貴好▽マネージャー=山崎幸二▽選手=中田惟斗、小野寺優斗、畑垣聖、川井田駿、周家一磨、中島大輔、鈴子昂臣、寺迫涼生、大川海輝、小川泰二郎、寺垣徳成、田中弘哉、松本勝也、坂本貴紀、松本凌昌、浪井陽哉、藤原風輔、田口将寛。


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