Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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本日はホイールキャップのセンターロックから

2013-01-26 18:51:09 | Bluebird 1933
昨日は風が大変強く突風の様な吹き方をしておりました。
当店の入り口の扉は高さが2.4mもある木製の特注扉を使っておりますが、これが強風で破損してしまいました。
幸いな事に誰もいない時でしたのでケガをする人も無く扉以外は壊れる事も無くまあ良かったかな~!?
扉は同級生の建具屋さんがすぐに駆けつけてくれて応急修理を行ないましたので見栄えは良くないですが問題なく用を足しております。
後は少し風の影響を受け難い形に変えようかと次の扉を発注する準備をしております。
昨夜も風も強い上に猛烈に寒く外気温は帰宅途中の道路の温度計でマイナス1度でした。
まあ北海道の方にはマイナス1度で猛烈に寒いと言っていたら笑われそうですが山陰の冬はマイナスになる事は平地では比較的少ないので
その準備がしてないですし、風が強いとすきま風が入って来て暖房が余り効かないのです。

今日は朝から雪がちらついていましたが午後からは本格的な雪になりました。
今の時点で道路は真っ白になっています。
今夜はどれくらい積るでしょうか??
今夜も寒そうですね~。

さて制作ですが昨日はホイールとホイールキャップの制作の途中まででしたので今日はその続きで4枚のキャップを揃えてしまう部分からご紹介致します。
下の画像の様にやっと4枚の揃ったキャップが準備出来ました、同じ物を揃える為には一つの作業を4回繰り返しながら削ってゆく事が必要でして間で刃物を動かすと揃った物は出来ません。
ちょっとわかり難いですがセンターのロックボルトとその下のワッシャーが当たる部分は0.2mm程エンドミルを使って掘り下げてあります、理由はワッシャーをなるべく薄く見える様にと言う事です。

センターロックのボルトはアドラーズネストのLLサイズの真鍮ナットの中心に真鍮線を埋め込んでピンにしておきました貫通した表側はリューターに固定して削ってあります。

ワッシャーは直径4mm内径が0.8mmで先ほどのボルトをとめる事が出来る様にしております。
キャップと合わせるとこんな感じです・・・。
やっと4つ完成する事が出来ました・・・キットの物はもっとボルトが大きいのですが透し図の物はこんな大きさとバランスなのです・・・

エンドミルでまた真鍮を削っております・・・今回は何やら四角い物ですね~

こちらは制作途中の画像ですが・・・多分何の部品なのかおわかりにはならないでしょう~!
絶対にこの時点では無理です(笑)

先日買った拡大鏡付き電気スタンドですがこんな感じで活躍しています。
旋盤の刃物の先がどこに有るか暗くなると見え難いので今までは電気スタンドだけを使っていましたが先日買った拡大鏡付きの物を使ったら見えるのなんのって・・・・!
画像が円形になっていますがそのまわりに円形の蛍光灯が付いていまして陰を作らない様になっています。
また細かな作業が楽になりましたね。

全体はこんな感じです、これは全体が一つの部品では無く左右で一つずつの部品になります。
この部品は実はフロントサスペンションのナックルなんです。
クラシックカーの場合ドラムブレーキの裏側のナックルは省略されている物が多いのですが先日ウイングローブ氏のクラシックカーの制作の本を見ていてぜひ作ってみたくなったのです、しかし私の場合スケールは1/43なのデなかなか小さくて大変なんですけどね。
ちなみに上側の部分が斜めに削られているのはポジティブキャンバーにしたいからです、つまりこちら側がブレーキドラムに裏側に付く側になります。

いよいよ部品をカットしました。

上側になる部分から1.5mmの真鍮線を通しますがこれは本来アクスルシャフトに一体になっている部分だと思いますが組み立ての事を考えるとこちら側に付けておいた方が良いですね。

少し当たりますのでリューターで削って調整をいたします・・・細かいので時々はこんな微調整も入ります。

明日は組付け編をご紹介致します。


ブルーバード再開致しました

2013-01-25 18:13:46 | Bluebird 1933
WR-5は最終のクリーニングやチェック事項が少し有りますがまあそれは追々にやって行く事にします。
納品は2月1日と決まりましたので2月1日と2日は更新をお休みします。
2月2日は『オートモデラーの集いin横浜』が開催されているはずなのでそれを見学してみましょうかね~。
機会ある毎に色々な方の作品を見る事は結構勉強になります、私の様に田舎に居りますと他の方の作品を見るチャンスが無いのです・・・。

当分ブルーバードの製作をしていませんでしたのでどこまで製作を進めていたのかわからなくなってしまい思い出すまでに時間がかかったりする物ですが今回は色々考えながらいましたので案外スムーズに製作を再開する事が出来ました。
ただこの作品に関しては自作部分が多いのでサクッと完成をする物では有りません、時間をかけてしっかりと作るという事が大切であろうと思います。

本日の製作開始はフロントのアクスルからですね。
ブルーバードの場合リアのアクスルの高さがシャーシ下面から7mmの所に有りますのでフロントもその高さにしないと車高がおかしくなってしまいます。
フロントアクスルの高さはシャーシ下面から4mmの所にしてありますのでここから曲げて少し上に持ち上げてやります。
アクスルを作った時に焼きを入れておいた事を覚えていらっしゃいますでしょうか?この時の為に曲げやすい様にしてあった訳ですね。
上側に3mm程上がる様に曲げております。

曲げたアクスルをシャーシに組み付けてみました・・・中央にはアクスルを固定する為のステーを中央部に挟んでおく事を忘れては生けませんね・・・

アクスルの状態が良いのか悪いのか判断する為にはホイールとタイヤを付けてみないといけませんがこれがちょっと問題が有りましてホイールにオフセットが取ってないのでブレーキドラムがホイールの内側に出っ張ってしまうのです。

キットのホイールはこんな構成になっていまして太いOリングのタイヤとメタルにメッキをしたホイールが付いております。Oリングの内側の丸い部分が上手く納まる様にホイールの外側に丸い溝が切ってありましてなかなか上手く考えられています。

実車画像は1932年型ですがこの部分は変わっていない様(1935年くらいからはダンパーの取り付け位置が変更されている様ですが・・・)なので参考にさせて頂いてます。ドラムブレーキはほとんどホイールの内側に入っているのがわかりますね。

ホイールを真鍮丸棒から挽いて作る事にいたしました、ホイールは表側が少し複雑な形状をしていますので表側とホイール本体を別々に作ってみます。
まずは本体です・・・

次ぎはちょっと面倒な表側です
一番奥側がキットのホイール、一番手前側が加工途中の物、中央はほぼ削りが完了した物です。

細な刃物傷が付いていますので400~800番までのペーパーで番手を上げながら傷を消してゆきます。
最後にコンパウンドで仕上げておきます。

早速削ったホイールキャップをホイールに取り付け見ました・・・まだセンターのロックが作られていませんが大体こんな感じですね。
これに直径4mmのワッシャーと六角のナットが付く事になります。
六角のナットはキット純正よりも少し小さめが良いと思いますので明日はその様に作りましょうかね~。


Wolf-Ford WR-5 GermanGPの完成です!

2013-01-24 10:51:26 | Wolf-Ford WR5 1978
本日の山陰は予報では雨の確率が午前中50%、午後からが30%になっていたはずですが朝起きてからいままでに空は晴れています。
本当に雨が降るのかな??
そして明日からは当分雪のマークが付いていたのですが・・・どうなんでしょうね~。

さてWR-5は完成まであと少しになりました。
この完成間際でのカウルのやり直しとかウイングに少し手を入れるだとか色々有りましたがいよいよ本日完成します。

残っている作業は後二つでしてオイルクーラーのメッシュの取り付けとFウイングの調整ダイヤルのワイヤーロックですね。
まずはメッシュの取り付けから・・・
これは先日作り直しておりますので大きさはばっちりですね。
先日作り直したのは縁の洋白線が少し太く見えた為でしてオイルクーラーのメッシュをガイドにして穴を修正していますから合うには合うのですがメッシュの細かさに対して縁が太いと見た目のイメージが違って来ます。
手間はかかりますが直して良かったと思っています。

さて他に忘れ物は??
と確認作業中ですが・・・だいたい良い様ですね、特に記載はしておりませんでしたがリアサスペンションの上側のテンションバーの補強部分も分割して取り付けております、実車が画像で上から見た画像では後ろ半分は何やら金属色の様なのでここは敢えて洋白素材のままにしておきました。

さていよいよ最後の仕上げのワイヤーロックですね。
私はこんな方法にしています。
本来ならダイヤルに開いた穴に通してロックするのですが・・・
実車画像ではダイヤルの部分で開いているV型になっている様に見えますので、ダイヤルに一巻きしておいて後ろ側で左右のワイヤーを2回だけより合わせてV型を作り裏側に回してダイヤルの付き抜けている洋白線に結びつけております。
ちょっと言葉にすると難しいですがいかにもダイヤルをロックしてある様に見えなければならないのです。
素材はフジミのプラグコードの芯線を使いました(そうそう前回完成したハインケルの籐のトランクを作ったあの素材ですね)


最後に展示ベースにとめる為に穴開けとスペーサーを削り出します・・・今回は1.6mmで丁度良いですね。
ここで疑問が有る方もいらっしゃるかもしれませんね、この時期のベンチュリーカーはサイドスカートとタイヤ4つが接地している訳でして他にスペーサーが必要か?
今回の場合サイドスカートはその上側の板にハンダ付けしてその板もまた太めの1.0mm程のピンを使いボディに留めていますがビスによる固定では思った以上の力がかかる訳です。
ですから用心の為にビスの部分にはスペーサーを入れておきます、このスペーサーは0.1mm厚くても他の6点が接地しなくなりますし0.1mm薄くてても他の6点の場所に過大な力がかかってしまいます、調整はかなり時間をかけて行なう事になります。

色々紆余曲折有りましたが、これでやっと完成致しました。
もう少し大きな画像でご覧頂けるギャラリーには納品の後アップ致します、ギャラリーにアップしましたらまた改めてご案内を致しますので今しばらくお待ちください。



カウルの塗装が元に戻りました

2013-01-22 22:04:33 | Wolf-Ford WR5 1978
本日は朝から健康診断の為病院に行って来ました。
特に悪い部分がある訳では無くて年に1回の定期検診というやつですが、この時期の病院はいけませんな~風邪やインフルエンザの患者さんが多い多い!
年に一度の検診が風邪菌をお土産に帰る様な物・・・昨日から少し風邪っぽいのですが・・・症状が悪化して来た様な気がします。

明日も朝一番から病院なのでマスクして行こうかな~。

さて午後になってそろそろお茶の時間になる頃にアトリエに帰って来ました。
昨日コクピットカウルの最終のクリアーが完了しました、何度か加熱をして硬化を促進してやっと研げる様になりました。
綺麗に塗れていたつもりですがペーパーを当ててみるとやはり少しエッジに塗料が溜ってしまいます、それを削って平面に仕上げます。
下の画像の艶がない部分が凸の所ですね。

全体が艶消しになれば面が出たと言う証拠ですね。

次はコンパウンドで磨いて艶を蘇らせます。
ここからは時間がかかります・・・。今日中に完成するかな~??

磨く事数時間・・・艶が蘇りました、まあ事を急ぐと良い仕上がりにはなりませんから時間をかけてゆっくりと・・・お茶でも飲みながら・・・と何時ものパターンですね。
やっとここまで戻って来ました・・・ミラーも付けましたので少し前に進んでいるというのが正しいのかな(笑)

なかなか元に戻りませんね~

2013-01-21 22:35:05 | Wolf-Ford WR5 1978
本日も少し寒い一日でした。
昨日は雨も降らずまあまあの天気でしたが、今日は雨も降ったし結構冷え込んでいましたね。

そんな中・・・と言ってもアトリエの中ですが、WR-5を一日も早くもとの姿に戻せる様に製作が続いております。
やはり気温が低いので冬用シンナーで乾燥機を使ってもその硬化スピードはかなり遅く作業を進めるのに時間がかかりますね。
昨日塗ったウレタンクリアーですが一部デカールの段が取り切れていない部分が有りましたので中研ぎを入れてもう一度ウレタンクリアーを塗って研いだ所です問題が有ったのはこのサイドポンツーンの後ろ側上面のパネル部分だけだったので全体を研いだり全体にクリアーを塗ったりする事は塗膜を必要以上に厚くしてしまう事が有るので部分的に塗っております。

さすがにデカールの段が無くなりました~!
中研ぎを入れて粘度の低いクリアーを何度も塗っておりますので縁にクリアーが寄ってしまう様な事も無くきれいに仕上がっていると思います。

硬化が8割方完了致しました、まだ完全じゃないので研ぎは入れられないのですが一応夕方の時点では満足いく状態になりました。


先日エアブラシが2本も一度に壊れたと書きましたが本日2本のブラシが手元に揃いまして・・・

説明書を何気なく読んでおりましたら下の様な一文が書いてあるのを見つけました。

ノズルは何度も外すなと書いてあります・・・しかもネジ部にシール剤が塗ってあってそれが無くなるとエアがカップの方に戻るとも書いてあります。
ここの問題で塗料カップにエアが戻っていたんですね~何かでシールしてやらないといけないのですがナニでシールすれば良いのか・・・?
接着剤を使えばもうとれなくなってしまうし・・・塗って剥がせるもの・・・・と言うと一番近い所に有った物がマスキングゾルですね。
それで試してみたら・・・なんと直ってしまいました。
マスキングゾルなら油分が混じっている事も無いですし外そうと思えば簡単に外れます・・・最終的には浸かってから少し時間が経過しないと判断がつかないのですが、意外とちょうど良い物が有った物ですね~。

そしてまだ時間が有りましたのでWR-5の次ぎに製作開始となるマイバッハツェッペリンをご紹介しておきましょう。
と言っても私がこの車を特別良く知っている訳ではないので勉強をしながらの製作になります。
本格的に製作開始となれば改めてカテゴリーを作りその中でご紹介をして行く事になるかと思います。
本日は軽く仮組などをしてみております。

タイヤは一見大きなボディに対して少し小さく感じますがホイールにはめると急に大きくなります、しかしこれはタイヤがホイールに負けて無理をしていると言う事です。タイヤは新たに作らないといずれ切れてしまうと思われます、なるべく長く楽しんで頂きたいですからね。

先程のホイールとタイヤをボディに組み付けてみるとこんな感じになりますがまだ少し車高が低いかもしれませんね。

斜め前から見ると独特な雰囲気がわかりますね。
この画像からフロントウインドにはボディ一体でサッシの様なモールドが付いていますが・・・

ウインドはリアを除いてエッチング製の窓枠が付いています・・・

でもウインドは平板じゃなくてバキュームパーツです??
しかも2枚も付いています・・・これって何で??


そうそう、明日は健康診断のミニドックの為に午前中はアトリエ不在になります。また更新も出来るのか少し怪しい状態です、なるべく何とかしたいのですが・・・(笑)