Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

サイドパネルのやり直しです・・・(滝汗!)

2019-10-30 22:13:59 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
本日は定休日の二日目ですね。
今日も山陰はまずまずの天気でした、夕方には薄い雲がかかりましたが・・・明日は雨が降るのかな?
いや、予報を見ますと晴れですね。

今日はなかなか忙しい日でした、広島方面からお客様がお二人いらっしゃいました。
別々のお客様なんですがたまたま時間がバッティングしてしまいましたね、ご迷惑を掛けたかも・・・。

お一人の方は府中市から何度目かのMさんで修理のタイレルP34をお持ちになりました。
またミニピックアップの追加注文ともう一台のF-1のご注文も頂き大忙しです。
一応時間的な事もお聞きしましたが特に無いと言う事なのですが・・・なるべく早く修理を進めましょう。
何しろ大きいのでショーケースの上に置きますと何かあった時にちょっと心配と言う事で今は床の上においていますが・・・
このままでは旋盤を使うとキリコが飛んできますのでショーケースの上を少々片付けてショーケースの上に仮固定しておいた方が良いかも・・・それくらい大きいのです。
横に置いた赤い箱はメイクアップアイドロンの箱ですね・・・大きさの違いは歴然ですね。

お二人にはそれぞれにお土産まで頂戴しまして誠に有難うございました。
MさんもKさんも無事にお帰りになられたでしょうか?

さて312Tですが昨日サイドパネルの下側の部分をデカールが短いと言う事で塗装にかかりました
マスキングテープを剥がしてみますとこんな感じになりました
まあ雰囲気は良いですよね。

下側の子持線はキットのデカールをカットして貼りますとこんな感じでまずまずですが、上側の斜めの線が良く無いですね〜
どこに問題が有るのかと言いますと・・・
この線は三角に凹んでいる部分の高い部分の縁に貼られます。
下の低い部分にも線はは入りますがそれは子持線の内側の部分ですね。
冷却風のアウトレットの終わった部分(白い細い線が切れた部分ですね)なのですが線を貼るべき部分が無いのです・・・。
その部分から前側ですが角が丸くてこの斜めの部分に貼っても上から見る限り見えません・・・これでは余りにも良くないのです。

さすがにデカールを貼る場所が無いので一旦塗料を剥がして形状を直します
と言うのもボディカラーの上にはポリパテを盛ってはいけないのです。
ラッカーの上に盛りますと密着が良くないので一旦ボディカラーを剥がしてから盛る事に致します。
幸いにもサフはウレタンなので硬化剤を使っていますから上にパテが乗っても密着が悪くなる様な事は有りません。
塗料を剥がしてパテ盛りの為にマスキングテープを貼っています。
余分な部分にパテを付けたくないですからね。

実車はどうなのかと言いますと・・・
こんな感じですね
上側の線は盛り上がった部分の角の部分に有りますから良く見えていますね。
下側の子持の線の方は後ろに行くに従って見えなくなっているのは三角に凹んだ部分に有るので陰に隠れて見えなくなってゆくのです。
なのできちんとした角が有る事がわかりますね。

パテを盛りましたのでマスキングテープを剥がします
硬化してからですとテープが綺麗に剥がれませんので柔らかいうちに剥がします。
こうして置きますと余分な部分にはパテが付かないので研磨が楽になりますね。

パテが硬化しましたら削ってゆきます
大体こんな感じでしょうかね〜
問題は三角形の凹みの上側がなだらかな斜面?になっていたのが問題なんですね
カチッとしていたらデカールが貼れる面積が取れるわけでしてね・・・
全く問題ないのです。
大きくは違っていないのだけど細かい部分の詰めが甘かったのか・・・それとも内側から作ってきて外装を作っていて燃え尽きちゃったのか・・・
まあ原型を作る仕事は大変ですからね。
明らかに他の部分と作る意気込みが違っているような気がする・・・ただのキットを作っているだけだけど・・・当時の原型師さんの精神状態までわかってしまうような造形ですね。
勝手な想像ですが・・・(笑)

まあパテを盛ってしまうと最初の形状が分からなくなってしまいますので・・・
他の新品キットを出してきまして問題の部分を検証します
三角な凹みの上側が曖昧な形状だということが分かりますね
しかも三角な凹みの前側が若干前上がりになっている様にも見えますし・・・。

後ろ側のパネルと組み合わせますとこんな感じ・・・
やはりデカールを貼る面が存在しないのです。

アウトレットの前側の上側?
フロントサスペンションのアームが付いている部分が入る所ですね
この部分の形状もデカールに合わせて直しますが、この部分も全くデカールと同じにしてしまうと形状が合わなくなってしまうのでそれらしく合わせます。

形状を確認するためにサフを入れてみました。
今回は綿の様子を見たかったのでグレーのサフを入れました。


三角形の凹みの上を直しますと下側の形状が違うのが気になりますね・・・
あ〜っ、やっぱり明日は下を直そうかな・・・三角の凹みの下側って斜めじゃないんですよね〜
なんでこんな造形になっているんだろう・・・。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。