Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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内装の組立てVer.2

2016-07-09 19:16:04 | Nissan Silvia S15
本日は途中雲が出る事が有りましたが雨が降る様な事は無く、午後からはほぼ回復して良い天気でしたね。
そんなに暑くは無く最近の異常な高温多湿と比べれば過ごしやすい一日だったと言えると思います。
確か昨夜の天気予報では雨の確率が60%だったと思うのですが・・・・早朝のお話だったのかな??
相変わらずブルーベリーの収穫は少しづつですが多くなり時間が長くなっている様な気がします・・・
と言っても冷凍保存する程では有りませんのでCafeのお客様のデザートやティータイムのスイーツに添えてお出ししております。
少し甘酸っぱいながらもやはり新物・・・朝どれは美味しい物ですね。

さて本日も制作を始めましょう!
今日はこんな部分から始めて見ます・・・
ヘッドライトの部品をボディに入れてみました・・・
何かちょっと印象が違います・・・この部分は全部メッキじゃなかったんですね・・・

と言う事でネットでシルビアのライトの画像を検索してみますと・・・
このライトの中にはウインカー/ロービームライト/ハイビームライトが入っていましてウインカー/ロービームのプロジェクターランプの部分は周りが暗いガンメタリックに塗ってあるんですね。
ハイビームは普通のH1バルブ!?の反射板の部分以外はこれもまたガンメタリックなんですね。
全体をクロームで塗ってしまいますと印象が違う訳ですね〜!
この後ライトの部品を再びボディから外してガンメタリックを塗ってみました・・・


ガンメタリックが乾くまで他の事をしておきます・・・
そうそう!まだ作っていなかった部品にフロントのインテークの中のインタークーラーが有りました。
このインタークーラーはどんな部品かと言いますとターボやスーパーチャージャーで圧縮した空気は温度が上がっていますので膨張していますがそれを冷やして体積を減らしてエンジンに燃焼様の混合気として送り込んだ方が効率が良い訳ですね。
その熱くなった空気を冷やす物と言えばわかりやすいですかね〜。
冷やすのですから先日作ったラジエターのメッシュの様な冷却面が有ります・・・
と言う事は先日作ったラジエターの面のエッチングを使ってみたくなる訳でして・・・(笑)
まずは厚みを表現する為に0.6mm程のアルミ板を作ります。
つくると言っても1mmのアルミ板しか持ち合わせが無かったのでロールにかけて薄くしてやるだけなんですけどね・・・

使うのはこのエッチング板ですねRP-002というのが品番です。
シルビアのインタークーラーは横に流れる様な構造になっていますのでメッシュを横に使っています。
普通のラジエターは上下に冷却水が流れる様になっていますのでメッシュを縦方向に使いますよ。
オイルクーラーの場合も横に使われている例が多いですね、皆さん実車を良く観察されて間違いない様に使って下さいね。

0.6mmのアルミ板でインタークーラー本体を作って見ました。
両サイドには圧縮した空気をまんべんなく振り分けられる様にタンクになっている部分が有ります。
その中央部分に熱交換をするメッシュが有りますのでこんな感じになります・・・
お客様の物はメーカーをご連絡頂けていませんが一番近い形状の物はHKS製かな?
シルビアのインタークーラーの形状で中央部分はまあ決まり切った様な物なのですが両サイドのタンクの部分の形状はいろいろ有ります。
シルビアの場合はだいたいパイプが下側から入って下側から出てゆく物が多いのですね。
ボディの通し場所と抵抗が無い様にスムーズな流れを考えますとその形状は似た物になってくるんでしょうか・・・

お話が前後しますがこの時点ではまだライトはそのままですね・・・
インタークーラーを取付けてみました。
奥行きが有ると感じられる様に凹みの奥側をフラットブラックで塗っておきました。
またメッシュの部分も一旦フラットブラックで塗っておいてから表面をシンナーを含ませた布で拭き、仕上げに1000番程度のペーパーで磨いてあります。
メッシュの部分とタンクの部分の間には実際には接合部分が有りますので洋白線を接着して見切り線としておきました。
立体感が出て来てなかなか良いと思いますが・・・

さてガンメタリックを塗ったヘッドライトユニットをボディに取付けてあります・・・
まだ変ですね・・・
この時点でロービームの方はプロジェクターヘッドライトの様に見える様にスチールボールを接着しています。
ウインカーはウェーブのHアイズの一番小さな物の裏にクリアーオレンジを塗った物を接着しています。
ただこのままではオレンジ色が目立ち過ぎますので表面を荒めのペーパーで研磨して傷を付けておきました。
この状態ではこのオレンジも少しボ〜ッと見えると思います・・・実際にはレンズカットが入れてありますのでオレンジ色がはっきり見えないのです。

再びライトユニットを外してもう少し濃いガンメタリックで塗ってみました
実車もかなり暗いガンメタルで塗ってある様ですね〜
これ位の色の方が見た感じが良いと思うのですが・・・如何でしょう?(笑)

さて内装の取り付けをしましょう
まずはダッシュボードです
まあこれは接着だけで意外と簡単でした
少しだけ削らなければならなかったのがドアの内装ですね・・・内装は元々の完成品の部品ボディは再キャストしたものですからボディ側が若干小さくなっているのかもしれませんね・・・削り合わせてあげれば難なく収まりました。

削った部分は同じ塗料を残してありますのでタッチアップをしておきます。
しなくても見えないかもしれませんが・・・将来的に誰かが分解した時に削った面がタッチアップしていない事に気が付いたら嫌でしょう!?(笑)

ドアの内装を取付けています・・・
なかなか良い感じですよ(笑)

接着剤を塗って組立てて仮止はマスキングテープです。
もしも、ずれてしまったまま接着剤が固まってしまいますと困りますからね。

リアシートも取付けておきました
ここもまたマスキングテープで仮止です。

ついでにレカロシートも取付けました
実車でも模型でもレカロシートを取付ける時に一番問題になるのはこのショルダーの部分の張り出しですよね・・・
せっかく付けても最後にドアを閉めようとしたら当たってしまうんですよ(笑)
このおかげで安定はするのですが・・・

テールランプを塗り分けました
この部品は完成品の物をクリアーレジンでコピーした物でしたね
そうです!完成品のはクリアーレッドのレジンで作られていたのでオレンジはクリアーの塗料が使えなかったんですよ。
クリアーレッドの上にクリアーオレンジを塗ってもクリアーレッドにしか見えないのですよ。
ですから完成品はクリアーオレンジを使わず普通のオレンジで塗っていた訳です・・・反対にクリアーオレンジでレンズを作って上からクリアーレッドを塗れば良かったのにね〜。
回り道になっちゃいました〜(笑)

レンズの中央の部分にデカールを使って黒いラインを入れました。
塗ってもよかったのですが左右同じ幅で塗るのはなかなか難しいのです。

レンズの周囲もブラックで塗っています・・・ここはマスキングをせずに筆塗りです・・・
とても難しいですね。
最近は筆塗りは少ないですからね〜

次はストップランプの部分にバックランプを再現しておきます
ここもシルバーのデカールを切って貼付けています。
マスキングして塗るのは大変難しいですよね。

デカールが完全に乾きましたらウレタンクリアーを塗ります
筆塗りで多少凸凹になっていてもこのウレタンクリアーですべて奇麗になります(笑)
筆斑さえ無ければ全く問題有りませんよ。

これで明日はテールレンズを取付けられます。