Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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またまたプロトタイプの罠に・・・(笑)

2014-06-01 19:51:40 | Ferrari250TR NART 1958
お昼のCafeは通常忙しいのですが、今日は先週の反動か静かな物でした。
こう言う事じゃいけないのでありますが家内も結構疲れが溜まっている様なのでたまにはこんな感じも良いかと・・・ゆっくりと昼食を頂きました。
・・・ところがです。
ティータイムに入ったとたんに子供連れのお客様であっという間に一杯になってしまいました。
多分子供さんとどこかにお出かけした帰りに立ち寄って下さったんですね。
アトリエも常時誰かがいらっしゃっていまして同じ話を何度もした様な気がします、聞きたい話は誰も同じなんですね(笑)
こんな場所にお店を建てたのが一番不思議らしいです、ただ単に選択肢が他にあまり無かった(土地まで買うお金が無かったとも言いますが・・・)だけの事でして、それに合致する方法を考えてきたという事なんですけど・・・。
本日ご来店頂きましたお客様誠に有り難うございました。

まあ良いでしょう今日は楽しみな塗装なので早く塗りたいですね。
ボディラインを確認する為にルネッサンスの同仕様のキットのインスト/デカール/実車写真を見て検討をしていました。


!さっさと塗りたかったのに・・・また変な物を見つけてしまいました。

上の画像で何かわかりますか?
銀色の棒が見えていますね・・・この棒は何??
そしてまわりの黒い線は?
そうなんですこの250TRプロトタイプはここにラジエターキャップの点検口が有るんです。
この銀色の棒はそのロックでしてたぶん回して空ける様になっているはず・・・。
ボディの下塗りが終わっていますので今から筋彫りをするのは至難の業・・・
でも掘っちゃいました。
しかしこのままでは溝の中に色が入っていませんから、タッチアップは決定ですね。
と言っても塗料はウレタンでエアブラシを使って塗りますからタッチアップと言っても本塗装と同じ工程を踏みますので全く問題は有りません。
タッチアップと言うと筆でラッカーを使って簡易的に・・・と言うイメージですがこの場合やはり元の塗装と違ってきますので後でその違いが目立ってしまい汚い仕上がりとなってしまいます。
プロの仕事は元と同じ塗料をきちんと使って塗る方法も同じ方法をとりますから如何にも「最初からこうでした」的な仕上がりが期待出来るのです。
こんな部分で手を抜いてはいけません。

ルネッサンスのキットにもこの部分には点検口が無いですね。
この車はクラッシュした時にこの部分を完全に壊していますので資料が無いんですね・・・きっと・・・。

やっとライン用のマスキングを始めました。
この場合ボンネットはボディに固定しておいてラインが歪まない様にします。
勿論裏からマスキングテープを貼って固定しておきますよ。

バルジの部分のマスキングはちょっと手間がかかります
バルジの部分にかからない様にマスキングテープを細切りにしました、理由はバルジにかかると微妙にマスキングテープが曲がってしまいラインが乱れるんですよ。

後は細切りのマスキングテープの内側?にマスキングしてゆきます、これは簡単ですね。

サイドのゼッケンも貼りました、位置関係はクラッシュした画像からはわかり難いのでレストア後の最新の画像?辛いチを特定して貼ります。
またエンジンフードの段の部分もマスキングを延長しておきました、実車ではどうなっているのかわからないのですが・・・エンジンフードとボディのクリアランスの部分から見える部分も有りますから自然な納まりになる事を優先しております。

いよいよレッドを塗りました。
使うのはロックの079ラインのレッドですが余りにもどす黒いレッドなので少しイエローを入れてほんの少しだけ朱色に近い色あいにしました。
如何でしょうか??

塗料が硬化するまで少し時間がかかりますからその間にタイヤマークを貼っておきます。デカールは先日作ったPCデカールですがこんな感じになりました。
デカールの部分の艶がタイヤと違いますので質感を揃える意味でフラットクリアーで調整をしなければならない様ですね。
明日はマスキングを剥がす所からデカール貼りまでご紹介を出来れば良いですが・・・。
明日をご期待下さい!