Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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久々の250TR・・・前回どこまで作ったやら・・・??。

2014-02-01 23:25:22 | Ferrari250TR NART 1958
今日はさすがの山陰も天気が良くてかなり気温が上がりましたね。
週末は私も外作業は無しでゆきたい物ですね。
ご来店が有りますので外で作業をしている場合じゃない・・・打ち合わせの時だけ外に出ていました。
ローズガーデンに言いたいですね・・・お願いだからゆっくり仕事をさせて下さい・・・(笑)

さて、制作です。
そう言えば250TRで忘れていた物が有りました、リアタイヤの原型を作り直して1次原型にシリコンを流しましたが、そのまま真空注型装置の中に忘れっぱなしにしてしまいました。
250TRを作ろうとしていてリアタイヤを探していまして思い出しました。
すっかり硬化しています・・・(笑)

早々に一次原型をシリコン型から取り出しまして、一次原型のシリコン型にレジンを流し込みましてニ次原型を4つ作りました。
この4つのニ次原型をプラ板に固定致します。
この状態でフラットクリアーを塗りまして艶消し加工を致します、なぜなら1次原型に艶消し加工をしていなかったのでこのままニ次原型を作りますと全部艶有りのタイヤが出来てしまいます。

まわりを囲んで2次原型にシリコンを流します。
これで製品を作るシリコン型が完成致します・・・明日には作り直したリアタイヤをキャスト出来ますね。
実はこのタイヤを作る樹脂は余り臭わないのでお客様の多い休日でもキャスト出来るのが強みですね。

タイヤの問題は何とかなりましたが今日はどこから始めましょう・・・そう言えばドアの前に有るエンジンルームのアウトレットに穴を開けたままにしてあったのを思い出しました。

ここを何とかしなければ・・・そう言えばここはキットのボディの形状がはっきりしなくて一度穴をあけて整形しようと思っていたのでした。
5台のこの部分の形状を合わせる為にやはり10枚重ねでこの部分を塞ぐ板を作ります。

10枚まとめて整形します・・・整形が終わったら分解・・・。

試作となるNo1のボディを使って整形してみます。
先程作った板は上下の部分を少し曲げます・・・このアウトレットは底の部分が完全にフラットではなく上下は少しRを付けられている様なんです・・・まあ微妙なんですけどね。

他のボディもこの部分に穴をあけて一度開口します。

穴を整形して揃えます・・・

4台も有るとなかなかやりがいが有りますね~(笑)

前側のエンジンルーム側を削っています。
全てリューターで削る訳にはいきませんので大体の部分まで削って後はナイフやヤスリを使っての整形になります。

その後にはNo1のボディと同じく真鍮板を使って加工しますが・・・全部で3台分しか加工が終わりませんでした・・・
フェニックスのボディはこの部分は申し分のない程良い形状をしています、このボディなら加工しなくてもナイフで穴を貫通すれば良いですね。
ミネルバは穴が完全にふさがっていますので穴を開けるのはなかなか難しいでしょう。

明日はタイヤをキャストしながらこの作業を進めてゆく事になりそうですね。