Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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なかなか難しいですね~

2013-02-26 18:44:26 | Bluebird 1933
本日の山陰は朝は寒かったですが日中はまずまずの気温で過ごしやすい一日でしたね。
天気がマアマアだったので隣町の松江市の模型屋さんまで材料を調達しに行って来ました、購入したのは使い捨ての安価な筆でしてこの筆は持ち手がビニール、刷毛の部分もビニールで本当に安物なのですが旋盤加工する時に切削油を塗ったりハンダ付けをする場合にはフラックスをつけたりとかなり役に立ちます。
例えば切削油を綿棒で付けると切削中の真鍮やアルミの素材に巻き込んで大変危険です、フラックスは使えない事は有りませんがこれもまた早々にほつれてしまい1日で交換しなければなりません。
この使い捨ての筆なら1ヶ月以上使えます、熱に少々弱いので溶けてしまったら交換となります。
しかし普通に使えば耐久性もあるしなかなか重宝しております。

さて気が付かれた方もいらっしゃるかもしれませんが新入荷の商品のお知らせではフィーリング43のフェラーリ250GTドロゴのご紹介をしております、時間の有る方はご覧になってみて下さい。

本日はガレージにも行きましたがバイクには目もくれず制作を致します。
本日もステアリング系の制作を致します。
なかなかサイズと雰囲気をつかみ難く悪戦苦闘をしておりますね。
アップライトの部分にはステアリングロッドを受ける部分がまだ作ってありませんでしたので真鍮の1mm線をリューターで削ってテーパー状にしてみます太い部分はアップライト側に先の丸い部分はロッドを連結する為に穴を開けます。

穴を開けるとこんな感じです、先日買ったルーペ付きのスタンドはなかなか役に立ちますね中心にすぱっと穴を開ける事が出来ます。

このアームですがそのまま取り付ける訳では有りません、大きめのRを付けて90°曲げて取り付ける事になります。
左右で同じRになる様に少しずつ調整をして曲げています。
上から丸見えになりますのでこの部分は神経を使いますね。

車体に取り付けますと・・・
どこに付いているのかわかりますか?
タイヤの内側の部分に見えていますよね。

いよいよ他の準備が整いましたのでステアリングロッドの製作を始めます。
このステアリングロッドは左右両方に付いていましてそれぞれがそれぞれの側のフロントタイヤを動かしていますが左右の長さは微調整が出来る様にボールジョイントの脇にアジャスト用のナットが付いていますのでそれを再現する為にいつものアドラーズネスト製の連続する六角ボルトを使います。
切っただけではバリが付いていますのでリューターで回しながらペーパーを当てて切り口を削っておきます。

ボールジョイントは水滴型の形状ですので2mm真鍮線を旋盤で加工して水滴型の片側を作って中心に0.5mmの穴をあけておきます。
ここに先程のボルトを差し込む訳です。

大きさはまだ確実に決めた訳では有りませんのでとりあえず3.5mmでカットしておきます。

ボルトを差し込んでハンダ付けして更に端面を丸く仕上げます。
仕上げるのはヤスリとペーパーです。

ピンセットでボディの脇にかざしてみて大きさを判断すると水滴側の部分だけで3.5mmでは大き過ぎてロッドの部分が短く見えてしまいます。
なので大きさを2.5mmに再度カットします整形したのが上側の部品です、下側は3.5mmです、大きさの違いは一目瞭然ですね。

この大きさですとロッドの部分が長く見えますから感じが自然になると思われます。場合によっては呂お角ナットの脇がもう少し細いとメリハリがついて感じが良いかも・・・
明日はロッドが完成してエクステリアが見れる物になるのかな??

ARはどうなったのか・・・!

2013-02-26 13:21:02 | その他
kawasaki AR復活計画ですが、寒い間はどうしてもガレージで作業をする事がおっくうになって来ますね。
まあガレージ内は混合ガソリンやガソリン/シンナーなどを置いていますので火気厳禁なので暖房は有りませんから仕方ないのです。

アイドリングの不安定は結局自分では解消出来なかったので近くのバイク屋さんにお願いして診て頂きました、最初は私と同じくキャブ/点火コイルではないかと言う診断でしたのでオークションで形式の似ているkawasaki KSR2のキャブを何個か購入して持参しましたがどうも調子が出ないのです。
そして最終的にバイク屋さんで出た診断はクランクシャフトのオイルシールが密着不良でエアーを吸っているのではないかと言う診断でした。
そうなればエンジンを完全に分解してオイルシールを交換しないと調子が出ないので選択肢はエンジンオーバーホールしか無い訳です。
時間はかかりましたがエンジンを分解して考えられるオイルシールやウォーターポンプのシールなど全て交換してエンジンが完成すると今までの不調が嘘の様に直りました。
部品代と工賃で一番大きな札が5枚ちょっと無くなりましたが・・・さすがにプレスが無いとエンジンはオーバーホール出来ないのでここは仕方の無い出費かもしれませんね。

帰って来たエンジンはたまに回してみますがいい調子になっています、そうそうオーバーホールのついでにピストンとピストンリングも交換しています。
これは何か問題が有った訳じゃなくこのAR系のエンジンは通称サクラピストンと言う裏側にサクラのマークの入った物を使っていましてこれが高回転時のストレスで割れてしまうトラブルが結構有る様なのです。
幸いにしてまだ問題は有りませんが高回転時にピストンが割れてしまうとシリンダーやヘッドは勿論クランクまで使えなくなってしまう事も有りますのでせっかく分解するのですから現在手に入る対策品に交換しておきました。

修理が終了したバイクを分解致しました。
これは購入したバイクの登録書類をバイク屋さんが無くしてしまったのでフレームを書類の有る物と交換する為に一度分解しなければならないのです。
分解途中の画像が下の画像です。

リアサスペンションは一体で外して書類付きの新しいフレームに組み付けております。

ここで注意をしなければならないのは書類無しでは気の毒と言う事でバイク屋さんがくれたフレームは同じ型式では有りますが年式が違い形状が少し異なった部分が有るのです。
一度全ての部品を組み立てて(つまり仮組をする訳ですね)問題が無いのを確認してからもう一度分解して再メッキや塗装をして組み立てる予定です。
まあいつもの仕事と同じ感じですね。
エンジンも降ろしました・・・。
2ストは軽いので手で持ってさっと降ろす事が出来ます。
その点はかなり楽が出来ますね・・・