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Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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メーター作り直しています

2021-12-26 19:27:05 | 1/18 S15シルビア

本日の山陰は雪ですね〜!!
昨夜から降り出した雪ですが、思ったよりも少なく朝起きて安堵しました。
7〜8cm位だったんですよ。
平地で20〜30cmとも言われていましたからね〜。
今朝くらいなら除雪機が出動するまでもなく普通に通勤出来ますし駐車場の雪を掻く事も有りません、通路の雪だけスコップで除雪です。
でももう一つの心配は当たりました!!
昼間でも気温が上がらず氷点下の予報だったんですよね、少ない雪ですが昼間も余り溶けずに周囲は白いままです。
しかも少しずつですが雪が降っていましてせっかく雪を掻いたのにまた薄らと白くなっています。

こんな日は厨房係は暇なんですよね。
本業の為には良いのですが・・・
昨日でクリスマスシーズンが終わりましてCafeの飾りを夜になってから変更していましたら・・・家内が「これを治して」と言って持って来たのがこのブリキの飾りです。
スキーが外れてしまったらしく・・・接着して5分で修理完了です(笑)

では本業を始めます。
オースチンヒーレーが大詰めにさしかかっている時にメッセンジャーに連絡が来ましたが・・・仕事場のPCは古いままなのですぐに読む事が出来ず・・・帰ってから確認しましたらS15シルビアのT中さんからの連絡でして。
車のメーターも変わってますと・・・写真を送って頂きました。
なるほど二スモのメーターセットに変わっている様ですね。
そう言えばオットーもイグニッションもメーターの部分に違和感が有ったんですよね。
まあ元々はアルミパネルみたいな感じのメーターだった様な気がしますのでミニカーは正しいのですが・・・

ミニカーはオットーもイグニッションもデカールを1枚ペタッと貼っただけなので・・・
簡単にやり直すならデカールを印刷して貼れば完了なのですが、それでは余りにも芸が無いでしょうね。

まずはスキャンする為にステアリングを分解します。
せっかく付けたんだけど仕方が無いです。
シルバーのメーターパネルが見えますね〜。

まずスキャンしてそのままインクジェットプリンターで印刷します。
この紙は裏に糊がついているラベル用紙です・・・なぜこれを使うのかは後でわかります。

続いてイラストレーターでメーターの文字の部分だけデータを作ってオレンジ色のメーターパネルを作ります。
ちょっとギザギザしていますが・・・プリンターの限界に近いのです。
なぜかと言いますと・・・オレンジ色を作るのに問題が有るのです。
赤はイエローを1、マゼンタを1回印刷しますがより黄色みの強いオレンジを作る為にはマゼンタを先に一回印刷しその上にイエローを5回印刷しなければなりません。
しかも一番下には透け止めのホワイトも1度印刷しておかなければならないのです。
こんなに何度も印刷しますと少しずつでは有りますが印刷の位置がずれてしまうんですね・・・これは仕方が無いですよね。

ではアルプスで印刷しないでレーザープリンターなら正確なオレンジ色が出るかもしれないのでそれで良いんじゃないの?
と思われるかもしれませんがレーザープリンターには白が重ねて印刷出来ません(重ねて印刷すると言う考え方は無いのです)しかも白い紙に印刷するのが前提なのでそのままデカールを印刷しますと下地の色が透けてしまうのです。
今回はメーターパネルなので下地はブラックですからこの上にレーザープリンターのオレンジを印刷すれば全く発色しませんよね。
でも解決の方法は有ります白いトナー(機種は限られますが売っています・・・正確には蛍光のホワイトなんですが・・・)で印刷したデカールを貼っておきまして上にオレンジのデカールを重ねて貼る方法です。
しかし気泡が入りやすくなる事また2枚のデカールの厚みが気になるので今回はアルプスプリンターを使う事にしました。

ここまでは頭の体操です、どこをどのような表現にするのか考えながら模索ですが・・・
ここから先は実際に手を動かす事になります。

最初に印刷した糊付きの紙の物をメーターパネルの部分だけカットしまして0.2mmのプラ板に貼って切り出しました。
これをやりたかったので糊付きの紙に印刷したのです。
つまり型紙なんですね。

続いて同じ型紙のメーターの部分を丸くカットします
ポンチで抜くと丸く綺麗に抜く事が出来ますね。

そしてそれを0.3mmのアルミ板に貼ってくり抜きましょう・・・
このアルミ板は外形もメーターの穴もその通りにくりぬいています。
順番としては先にメーターの穴を抜いてから外形を整えながら切り出して削りますと楽ですよ。
一見金属板だから加工が面倒と感じられるかもしれませんがこの様な加工ではプラ板では柔らか過ぎまして完成までにバラバラになってしまいます・・・実は今回経験済です(笑)

ほらこの通り・・・
加工が終わったら型紙を剥がします
もうおわかりと思いますが・・・このプラスチックとアルミ板の部品はメータークラスターの中の凹みの部分に納めたいのですが凹みの部分はなかなか正確に型取りが出来ないのでこのような方法をとっています。
これなら簡単ですよね〜!!

切り出したアルミ板をメーターの文字のデカールに合わせてみます。
穴の中にきちんとメーターの文字が出ていたら成功ですね(笑)

そしてもう一枚切り出します。
今度はアルミ板をガイドにして透明なアニメセルをカットしています。
ほんの少しだけ上下の寸法を大きめにカットしています。
またしたに黒い紙を敷いているのはアニメセルがよく見える様にする為です

塗装をしました・・・言われないと変化がわからないかな??
穴の無いメーターパネルはグロスブラック、穴の有る方はフラットブラックに塗っています。
透明な物はそのままですよ

時間が有ったので今度は塗装です。
と言ってもエアブラシでは無く筆塗りです。

ダッシュボードのメーターのデカールを塗りました。
普通のラッカーで塗りますとデカールが溶けてしまいますので、使ったのはエナメル塗料ですね。
これならデカールを溶かす事が無いのでフラットブラックに仕上りますね。
ラッカーを使いますと恐らくデカールのシルバーを溶かしてしまいますのでこの部分がガンメタリックになってしまうんじゃないかと・・・心配していました。

ここを塗るのは上にメーターパネルを接着するのですが隅の方からシルバーのパネルが見えてしまいますと格好が良く無いからなのです。

続いて穴の開いたメーターパネルを塗装します。
どの部分を塗るのかと言いますと両サイドのメーターの脇に半艶の三角形の様に艶がある部分が有ります・・・

これは実はインジケーターランプでして不具合が有った場合に点灯する様になっていますが表面が艶のあるランプなので一見した所色は同じですが艶が違います野でこのような艶の違いで質感が変わって来るのです。

塗ってからマスキングテープを剥がしてみました。
光り方が明らかに違いますから質感の違いがよくわかって頂けると思います

次にグロスブラックで塗ったパネルにオレンジ色のデカールを貼ってみました・・・
上側の穴の開いたパネルと合わせて位置関係も確認しておきます。

少しメーターに小細工をします
メーターはデカールを貼ってからフラットクリアーを塗って艶消し仕上げにして有ります。
上の写真と比べて違いがわかりますよね!?
メーターの針を消しました・・・デカールのデータを作る時点で消しておけば良かったのですが・・・忘れていました。

洋白線の0.2mmをレッドに塗っておきましてカットしてからメーターに貼って針を再現しておきます。
メーターの針はレッドなんですよね〜しかも僅かな立体感が有った方が良いですからね。

次に穴の開いたメーターパネルを重ねて接着します。
これでメーターの縁の部分に段が有る様に見えます、実際にこの様になっているみたいです・・・そう見えるのです(笑)

拡大しますとアラが見えてしまいますが・・・(汗!)
段が有るし左右にはインジケーターランプの三角も有ります・・・(笑)

作ったメーターをダッシュボードに納めます・・・
ここまでは少し立体感の有るメーターが出来たと言う感じがしますよね。

でも作った部品でまだ使ってない物が有りましたね・・・
覚えていますか?

少し大きめに切り出したアニメセルですよ(笑)
これを斜めに取付けますこの場合下側をいっぱい奥に上側が手前側に出っ張って来る様に接着します。
これは何故かと言いますと実車でも透明な板が付いていますが反射光が写り込まない様に斜めに取付けてあるのです。
実際に見た時にも確かに透明な板の存在はわかりますが反射してメーターが見えないなどと言う事は有りません・・・全部実車と同じなんです。
まあミニカーなのでこの車でスピード違反をする事は有りませんが反射してスピードメーターが見えなかったと言い訳は出来ません(笑)

もう少しでダッシュボードが完成しそうなんですが・・・今日はちょっと時間が足ら無いですね〜
続きは明日と言う事にしておきましょう。


ダッシュボード・ステアリング・ボディと全般に進めました

2021-12-16 21:37:44 | 1/18 S15シルビア

本日の山陰は曇り時々雨でした。
天気が良くないですね・・・このところ下り坂の天気が続く山陰ですね。

昨日のお話になりますが献本をいただきました。
自動車趣味人という雑誌で毎回献本いただいておりましてこのブログにも何度も出しています。
いつもいつもなので申し訳なく思っております。
いのこーさん有難うございます。

当方のアトリエではいつでもご覧頂けるように置いてありますので興味のある方はいつでもどうぞ。

そう言えば気がついたことがあります。
この自動車趣味人という雑誌ですが・・・
下の写真は22号・23号そして今回献本をいただいた24号なのですが・・・違いはわかりますか?

22号は右側が綴じられていますが・・・

23・24号は左側が綴じられています・・・
何となく読みにくいな〜と思ったので比べてみたらそうだったんです。
何かの事情かも知れませんが本棚に並べるときに何となく気になるんですよね(笑)

さて本日の厨房係も程々に冷や汗をかきましたが・・・何とかこなしまして。
本業にかかります

今日はステアリングのナルディのエンブレムのデカールから作ります。
形状はパーソナルだったのですがナルディ風に直したのでホーンボタンの中央に着くナルディのエンブレムのデカールを作ります。
まあこのエンブレムの上下寸法は2.0mmほどなんでプリンターの印刷限界以下になりますからね〜。

印刷しますとこんなに小さいのです・・・
印刷は本当に限界以下ですね〜。
下の赤い丸の部分は他のデカールなので気にしないでくださいね。

次に運転席の下側にあるスイッチ類を塗装します。
周囲の部分はダークグレーなんですがスイッチの部分はブラックなんですよね。
細かい部分ですが、きちんと塗り分けておきましょう。

塗り分け完了です
完成後には確実に見えなくなりますが・・・多分ね。

それでも何とかしたいと思うのはモデラーの性かな!?

シルビアのエンブレムの部分ですが軽くセミグロスクリアーを重ねてみました。
あまり強く重ねますとクロームがシルバーになると困りますのでね。

でもデカールが剥がれてしまうと・・・それはそれで困りますから・・・。

同時にもう少し強いフラットクリアーで塗りました。
ここは完全にフラットという訳にいかないのですけどね

ナルディのデカールをステアリングに貼ってみました、やっぱり小さいですね。
これではまだナルディに見えませんね(笑)

ナルディの場合ホーンボタンの周囲に金属の部分があるのです。
なので金属リングを追加します・・・といきなりナルディに見えてくるのは私だけ?

続いてボディの塗装・・・
といっても失敗したわけではなく

ウインドウの周囲をブラックアウトします。

続いてダッシュボードにステアリングコラムを接着しました。
コラムはイグニッションモデルから流用しました・・・理由は社外品のステアリングを取り付けるためのステアリングボスが付けられているのです。
せっかくなのでこれも有り難く流用させていただきます。

明日は久しぶりにオースチンを進めましょうか・・・
この2台はクリスマス頃には完成させてあげたいですね。
間に合うかな〜??


ダッシュボードの塗り分け

2021-12-15 20:46:06 | 1/18 S15シルビア

本日の山陰は曇り時々雨の天気でした。
気温は低め・・・天気予報では14度とか言われていましたがとてもそこまでは上がっていない様子ですね。
せいぜい12度くらいかな・・・屋外は結構寒いのですよね。

数日前から通勤用のマツダフレアのメーターパネルにオレンジ色の警告灯が点滅しておりまして、昼間はまだしも夜走行中に何かと目障りなんですよね。
この警告灯はアイドリングストップが出来なくなったと言うエラーを示している様でしてメインのバッテリーの電圧が落ちた時に点滅する様です。

今日は定休日の二日目なのでこの修理を行なう事にしました。
バッテリーは今まで交換した事が無いはずなので・・・純正品が付いたまま確か2013年に新車を購入してから一度も交換してないのかもしれませんね。
我ながら長く保ったものです。
今日はホームセンターを2件回ってバッテリーを探しますが・・「ジュンテンドー安来店」はバッテリーの販売コーナーにパナソニックのバッテリーが並んでいますが早見表の品番と違うタイプしか商品が置いてなくて買えませんでした。
もう一件「いない安来店」は早見表が古い物しか無くてここでも買えず・・・。
これじゃあホームセンターではバッテリーは買えませんよね・・・無駄に並んでいるだけです。
仕方が無いので「松江自動車用品安来店」に行って買って来ました。
有ったのは「ジュンテンドウ安来店」に有ったパナソニック製と同じ物ですね。
値段はどちらが安いのか?ですがきちんとしたISS対応(アイドリングストップシステム)品が手に入ったので良かったです。

オーディオやパワーウインドウのメモリーが消えてしまうと困るのでエンジンをかけて電源をバックアップしながらバッテリーを交換しました。
古いバッテリーを外す場合にはプラス側の端子がショートしない様に外した端子に軍手の古いのを被せておきます。
ショートさせてしまいますとあちらこちらのヒューズが切れて大変な事になります。

しかしこれが実は失敗の原因になったりします。

バッテリーを交換してターミナルをきちんと接続してもメーターパネルのオレンジ色の警告灯が消えないのです。

仕方が無いので昔からの知り合いに連絡してリセットの方法を聞くもPCに繋いで原因究明が必要と言う事になりまして隣町の「島根マツダ」さんまで出掛けて来ました・・・

PCにつながれています

結果としてはエンジンをかけて電力を供給しながらバッテリーを交換したのでメモリーの中の記憶が残ってしまったらしい・・・。
エラーはバッテリーを交換した時点で解消していたけどエラーの記憶が残ってしまいオレンジ色の警告灯が付きっぱなしになったと言う事でした。
一旦バッテリーのターミナルを外して数分待って取付けたら警告灯は消えました。
通常メモリーが消えるのを恐れてエンジンをかけっぱなしにしてバッテリー交換をしますが・・・
警告が出てからのバッテリー交換は電源を切って行なった方が良いと言うお話しになりました。
皆さんがバッテリーを交換される場合には参考にして下さいね(笑)
理由を聞けばなるほど納得がゆくのですけどね・・・

お陰でお休みの1日の半分の時間が無くなってしまいました・・・。

今日の本業はナビの塗装からです
ナビを取り付けてダッシュボード下側のダークグレーを塗っていますが実車の写真を見ますとナビの部分とその下のオーディオかな!?の部分はブラックのようなのでマスキングして塗り分けます。
細かな部分も少し色調を変えて塗り分けますとリアルに感じますね。
複数回塗り分ける場合には私の場合は前のマスキングを剥がさずに作業を進めます、まあ最初のマスキングが邪魔になってしまう場合はその限りではありません。
万が一塗料のミストが飛んだ場合にもマスキングしてあれば塗料がつくことを防げるかも知れないからです。
その前に塗る順番でマスキングを剥がさなくても良い手順を考えます。

次はまたマスキングです。
何を塗るかと言いますとナビの画面です。
ナビの画面は液晶なので電源が入ってない時はなかなか複雑な色をしています黒でもあるけど周囲の黒とは違います。
まあとりあえずはマスキングからですね。

こういう場合も前のを剥がさなければ部分的なマスキングで済みますね。

画面の部分だけを残してマスキングしています。

色はダークグリーンの様な色です。
見た目の印象だけで決めていますけど他の部分と質感が変わって来たらそれでOKじゃないかと思ったりしています。

イグニッションモデルの物と比べてもそんなに違和感は無い様な気がしますが、皆さん如何でしょうか??

続いて同じ様な写真ですが・・・

左の端にシルビアのエンブレムが付きました
このエンブレムですが・・・フラッシュシルバーのデカールなんですが周囲のニスの部分も付いていますので反射しますとこの様に全体が光ってしまいます。
本当はフラットクリアーを塗って艶を落としたいのですがそうしますとせっかくのフラッシュシルバーが普通のシルバーに後戻りしてしまうのです・・・どうしたものでしょう!?

今日は思ったよりも仕事が進まなかったな〜。
午前中の時間が余計だったかな・・・

明日からは通常営業日・・・明日からも頑張らなければなりませんね。

 

 


ステアリングとナビ取付けです

2021-12-14 20:37:17 | 1/18 S15シルビア

本日の山陰は午前中は大変良い天気でして、日が当たっている時には大変暖かく外でも平気で過ごせました。
家内は中庭でバラの剪定作業をしています。

私は畑でタマネギの草取りですね・・・これがなかなか終わらないんだよね。
抜いたとこからまた草が生えて来ます・・・キリが無いのです・・・。

ここからは余談ですが・・・
私の仕事に付いてです
時々友人から「本当によく懲りずに続けてるね〜」と感心される事が有ります。
私も・・・実はそう思っています。
43歳でこの仕事を始めてからもう18年になります、2004年からはブログを始めてブログはYahooからgooブログに変わったですがほぼ毎日ブログを更新しています。
まあ病気(風邪程度ですが)になったり、納品の為に遠出をしますとその時だけはお休みする事も有りましたが、それでも事前に更新して更新を予約して出掛けた事も有りましたね。
元来飽き易い性格なのに続いています。

基本的に毎日更新と言うのは隣町の隠樹(オキさんと読みます)がそうしていたのを真似ただけだったのですが・・・
まあお客様に報告がてら書いているので必然的に毎日更新になってしまったと言うのが本当の所かもしれません。
このスタイルは私がこの仕事をしている限り続けようと思っています、まあいつまで出来るのかそれは誰にもわかりません・・・もちろん私自身も全くわかりません。

さて本日も本業を開始です

今日はステアリングです
オットーのミニカーではステアリングはエアバッグの付いた純正品だったので周囲のグリップ部分しか使えません。
で・・・分解したイグニッションモデルの物を見ますと社外品のステアリングが付けられています。
ホーンボタンが赤いし形状から見ますとパーソナルステアリングホイールかな〜!?と

でもお客様の車は3本スポークのスポークの中心にスリットが入ったナルディですね、形状がかなり違うのですが削って近づけましょう。

スポークの部分にスリットを入れています・・・
巧くいかなかったら金属で作り直す事になりますが、スポークだけを金属で置き換えますと温度が変わった時に膨張率が違うので分解し易くなるのです・・・耐久性を考えればグリップ部分とスポーク部分を同じ材質で作るのが正解かと思います。
いつもミニカーの修理をしていますとそんな考え方も頭をよぎります・・・。

で何とか削って納得が行ったのでサフを塗って形状確認してからもう一度削ってサフを塗る・・・
何度か繰り返せば納得のいく形状になりました。
でグロスブラックを塗っています

なぜグロスブラック・・・
そうなんですこのステアリングのグリップの内側にも赤いステッチが入れられているのです。。。

つまりコクピットはトータルコーディネートなんですよね、ここにお客様のこだわりが見えて来ますね。
つまりここを再現しないと意味が無いのです。
縫い目はXなんですが・・・さすがにそれはちょっと無理なので普通の点線ですが・・・。

点線が・・・見えるかな・・・!?
見え難いですが一応出来る限りの事はしておきます

さて次はダッシュボードですね
オットーの純正のダッシュボードはこんな感じ・・・
上の方にも書きましたがステアリングはエアバッグ入りのこんなゴツい物です。
気になるのはナビが付いてない事ですね・・・この形状ですとナビじゃなくてラジオかカセット・・・いやCDかな??
お客様の物にはナビが付いていますのでここはこのままスルー出来ません(笑)
下半分の所に塗られているグレーも明るすぎですよね・・・やり直すから丁度良いです。

お話が前後して申し訳ないけど・・・
こちらがイグニッションモデルのダッシュボードです・・・
少し走りや系のダッシュボードですね
でもちゃんとナビも付いているしステアリングだってパーソナルだね

ステアリング系を外しました
このダッシュボードをどうして料理しようかと・・・

取り敢えずナビを追加してグレーは塗り替えですよね
左端に付いているシルビアのエンブレムは実車にも付いているのでデカールを作りましょうかね・・・
と言う方針でゆきます。

まずはナビの追加ですね小物入れになっている凹みをプラ板の0.5mmと0.3mmをカットして埋めました。
深さを上と合わせないといけないのでね・・・1.0mmでは出っ張ってしまうのです。
上側にデカールが貼ってある部分との仕切りは超硬タガネで削って落としまして面一に仕上げました。
最後に0.3mmのプラ板を全面に一体になる様に削って貼付けました。
この最後に貼ったプラ板がナビの画面にもなりますのでここはパテと言う訳にはゆかなかったのです。
面が大事なんでね・・・

そして周囲にナビの画面の縁取りを作りますこれはプラ板を細切りにしたものでエバーグリーンスケールモデルの物です
日本では京商が取り扱っているのかな?
0.3mmの板をカットしても良いのだけどなかなかカットした時にカエリが出まして綺麗にゆかないのですよね、こんな時の為に買って持っていました。
やっと出番が来た感じですね。

写真・・・変わってない様に見えますが・・・
先ほどのエバーグリーンの縁取りを削って高さを下げています。
そのままでは0.5mmも高さが有りましたので0.3mm程に・・・
角の部分も少し丸めました。

マスキングしてグレーに塗っています。
雰囲気を確認して違えばまた塗り替えますが・・・何となく大丈夫そうです。
ナビの部分も違和感は余り感じられませんね。
ナビとオーディオの部分はブラックみたいなので後でマスキングして塗り替えましょう。

ダッシュボード・・・まだまだ続きます。

 

 

 

 

 


デカールを貼りました・・・そしてフロアーの塗装です

2021-12-13 20:38:53 | 1/18 S15シルビア

本日の山陰も・・・天気が安定せず曇りで時々雨が落ちて来ます。時々晴れ間は出るのですけどね。
朝一で250LMのご注文を頂きましたので郵便局に行きましたが行きは良かったけど帰りは雨・・・濡れちゃいました。

今日は久しぶりに中庭に出てみて・・・ちょっとびっくりしました。
中庭に頂き物で植えたブラッドオレンジの木が有るのですが昨年は数個実がつきまして・・・何も予備知識が無かったので霜が降りる前に収穫して結局レモンの代わりに使ってしまったのですが・・・香りは良くてそれなりに良かったのです。
がブラッドオレンジは3〜4月頃に収穫するらしくちょっと時期が間違っていましたね。

そのブラッドオレンジに昨年の数倍の実がなっているのです・・・。
オレンジなので暖かい地方の物と思っていましたが山陰でも育つのですね〜。
しかも木も大きくなっていますし実も多い・・・
果実の色ももう十分にオレンジ色なんですが・・・このまま来年3月頃まで見守ろうと思っています、食べられるかどうかは「神のみぞ知る」ですね〜。

さて本日も忙しく・・・本業を進めます。
昨日塗ったリアシートの部分をマスキングします。
私はまずマスキングし難い部分から行なって行きます。
このリアシートならセンタートンネルとシートの部分ですね。
ここはマスキングテープを曲面で切った物を貼ってから周囲を押さえて行く感じですね。

そして周囲の複雑な部分を貼りながらカットして・・・を繰り返しまして最後に中央部分を貼ります。
こんな感じにマスキング完了です。
見栄えは良く無いですが・・・吹き漏れが無ければOKですから・・・。

なぜシートをマスキングしたのかと言いますと、シートの前に有るコンソールを塗りたいからなのです。
このコンソールドリンクホルダーやサイドブレーキ/シフトノブ等がつけられている部分ですがここもダークグレーでして元々のオットーの塗装では明るいグレーだったのでなんかGTカーらしくないな〜!!と感じていました。
ドアの内装のダークグレーを少し明るくした感じに塗ってみました。

塗ったら乾くまでは何も出来ませんよね〜
なので他の部分を進めましょう

次はシートですね
昨日作ったレカロの文字デカールを貼りました。
グロスブラックなのでデカールを貼る時に馴染みが良いのです、フラットブラックは表面を細かな凹凸にして艶を消していますのでこれにデカールを貼りますとデカールの下に気泡が残り易く仕上がりが悪くなります。
まだソフターを塗っていませんのでデカールのニス部分のカットラインが見えてしまっていますね。

普通ならデカールを貼りますとクリアーをパラ吹きしてデカールを密着させるのですが・・・今回は違います。
先にマスキングをします・・・
なぜかと言いますとシートバックの部分にシートベルトを通す穴が有りますよね。
ここは実はプラスチックの部品が表裏から嵌め込まれていまして・・・質感が違うのです。
なのでデカールを押さえる為のクリアーをパラ吹きしてしまいますと、艶がなくなってしまいます(パラ吹きでは凹凸が出来るので)
よってこの時点でマスキングしておきます。

皆さんはこんな時にはどのようにマスキングをされますか?
両端は丸く上下のマスキングラインは一直線です・・・しかも穴の周囲にはプラスチックのフランジが有りますから穴の周囲には僅かに艶のある部分を残したいのです。
下の写真をよくご覧下さい
左右の丸い部分はマスキングテープをポンチで丸く打ち抜いて貼っています。
中央部分はポンチで抜いたマスキングテープと同じ幅でカットしたテープを使っています。
この方法なら多少微調整をしながらマスキングテープを貼る事が出来ますね。

マスキングテープを剥がした所にミストが残っていて白く見えますがこれはシンナーをパラ吹きしますと消えます。
決して流れる程吹いてはいけませんよ(笑)
裏技のオンパレードです・・・

やっとコンソールのグレーが乾きましたので次はコンソールのグレーをマスキングします。
そしてセンタートンネルの上側の肘掛け兼小物入れの蓋の部分をグロスブラックで塗りました
なぜグロスブラックなのか・・・
そうなんですここにデカールを貼るからですね。
小物入れの蓋はレザーでして赤いステッチが施されています。
このステッチを再現する為に赤い点線のデカールを作っていたのです。
で・・・貼りました。

丸く並んだ点線も有りましたね・・・
ここに使うんですよ。
サイドブレーキのレバーの部分です
ここにもレザーのカバーが付いていますのでステッチを入れますが・・・丸く縫われているのです。
なので点線を丸くしておいた訳です、半分だけカットして使えばOKですよね。

最終的にはこんなステッチになりますよ
結構複雑なんですよ(笑)
直線と丸を上手く使って再現しました

シフトレバーの元の部分にも赤いステッチが入っています
ここは少し複雑ですね・・・

最後にクリアーをパラ吹きしてデカールを密着/保護しておきましょう。
PCデカールなので繊細なんですよね。

その後は艶の調整です
フラットクリアーを使いまして半艶よりも少し艶消し気味に仕上げておきましょう。

サイドブレーキのレバーは少し艶有り気味かな・・・
手が当たる部分なので艶が出て来るのです。

シフトレバーの元は直接手が当たらないので艶はコンソールと同じ位にしておきます。
通常はここまでこだわらなくても良いのかもしれませんがお客様がお持ちになられている車を作る場合、特にこだわってカスタムしていらっしゃる場合はその部分を盛り込んで制作して行くのが良いですね・・・お客様もそこがポイントなんですからね〜。

続いて床面を少しザラッとした仕上がりになるフラットブラックで仕上げておきましょう・・・。
今日の作業はここまでですね。
何度もマスキングして塗ったので結構時間がかかりました。
このミニカー・・・別部品にしておいてくれれば手間は半分で済んだのですけどね・・・(笑)
中国で作る場合もマスキングの手間は半端無いはずなんですよね、別部品で塗った後組立てた方が早いし仕上がりが良いと思うのだけど。

明日はステアリングやダッシュボードを進めます。
定休日なんだけど・・・なかなか休めません。

まあ自営業はこんな物かな・・・(笑)