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Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

サイドスカートとリアバンパーの整形

2016-06-02 22:47:36 | Nissan Silvia S15
今日も良い天気でしたね~日中は少し汗ばむくらいの気温でしたね。
ただ湿度は低めなので過ごしやすいですね。

今日は前置きは最低限で製作にかかりますよ。

昨日ガイドを作ったフロントスポイラーにパテを入れました。
パテを入れてみないと各部分のバランスが良くわからないんですよね~
出来ればサフを入れるともっとよく分りますが・・・ここでは大体のバランスをチェックしてOKとします。

それでも少し気になりましてね・・・
パテを研ぐのに少し工夫が必要になります
下部のリップの部分ですが逆Rになった部分が有りましていつもの木片にペーパーを貼ったものでは研磨が出来ないので適当なRの付いた物を探しましたが・・・ドリルの柄はRの大きさが自由に選べるのでそれを使いました。
こんな感じにペーパーを貼って使います。

逆Rになっているのはこの下側ですね・・・
塗装をしますとRの付いた部分が少し埋ってしまいますので少し強めのRが理想ですね。
ただ最終判断はサフを塗ってからになります。
上側の部分は大体OKと思いますのでザックリと余分なパテを落としただけです。

フロント側は大体良い感じなので次サイドステップの部分になります。
考え方としては基本のノーマルボディにサイドステップのパーツを被せてありますのでそのかぶせた部分はノーマルボディよりも少し出っ張っています。
これを筋彫りだけで再現すると「付け足した感」が弱くなりますのでイメージが変わってしまいます。
出来ればその部分だけ段を付けたい所です。
一番低い部分からプラ板を貼ってゆく事にいたします。
まあそれもガイドなんですが・・・
3次曲面を持つボディに幅広のプラ板を貼っても奇麗に貼れません、なので部分部分に分けて貼付けてゆきます。
まずは型取りです・・・
マスキングテープを貼って型取りいたしましょう。

剥がしたマスキングテープを剥がして0.2mmのプラ板に貼って切り出します。
ドアの筋彫りにきちんと合わせないと筋彫りにかかってしまいますからね、丁寧な作業が求められます。

切り出したプラ板をボディの所定の位置に貼付けます。
この上側の段が付いている部分を実車のエアロパーツの段に見立てる訳です。

前側も同様にプラ板を接着してみました
そしてドアの下側にもエアロパーツの段がありますのでドア下の部分もプラ板を貼付けます。
幅の広いプラ板を一度に貼りますとボディのRによってプラ板が浮いてしまいますから幅の狭い物を貼付けてゆきます。

そしてその下側にもプラ板を貼ります。
一見してこの下側のプラ板はパテを盛ってしまえば必要が無い様に見えますが・・・
実は大切なんですよ。

実車ではこのドアの下にもう一段段が付いていましてね、その段をきれいに出す為にはここにもう一枚プラ板を貼るしか無いのです。
その為には下側のプラ板を貼らないと斜めになってしまうのです。

そしてサイドステップの前後にパテ盛りのガイドになる小さな三角形の板を取り付けました、このプラ板だけのサイドステップでも結構良い感じになった様に思います・・・
さて、後ほどこのガイドを目印にパテを盛りますよ。

次はリアのスカートですね
実車ではバンパーの前側はノーマルのバンパーよりも低く後ろは少し高く感じました。
ノーマルバンパーの下側に1.0mmのプラ板を貼りました。
そして、後ろ側を跳ね上げる様に削っておきました。

そしてこのリアスカートにはマフラーの出口の上側の部分にもう一段ラインがあるのです。
ここにも今まで同様にプラ板を貼付けて段を作っておきます。
そして一番下側のパテのガイドを取り付ければプラ板の工作は終了ですね。

上記の部分で終わってしまうのはアマチュアの方かも・・・(失礼!)
プロの仕事ですから明日の段取りを考えておかないといけませんね。
そうなんですよパテを盛っておかないといけないのですよ・・・
パテは硬化するまで時間がかかりますからね、だから今日パテを盛っておけば明日は研ぐ所から始められる訳です。
不要な部分にパテが付かない様にマスキングテープを貼っておいてパテを盛るのはもう当たり前ですよね。

エアロパーツのアウトラインガイドを取り付けます

2016-06-01 22:11:42 | Nissan Silvia S15
今日は天気が良くて湿度も低く過ごしやすい一日でしたね。
風も適度だったし日が射す所では暑かったけど・・・
総じて良い天気でした。

そんな中・・・午前中は「私は重労働が出来ないので・・・」
と言う家内がバラ園でバラを植えてくれと言う事でして(笑)
今度9日から11日まで留守をしなければならないので鉢植えのバラが水切れをおこしては可愛そうで・・・と言う事で
地植えにして置く事にいたしました。
午後からは昨日掘り起こしたニンニクの処理をしておりました。
昨日の残りが1/3程有りましたが無事に処理完了しました。
まあ詳しくは後程ダイアリーで・・・

そう言えばもう一つ話題が有ります。
ブログの更新時にいつもブログの編集画面を見るのですが
いつもは見ないページが有りましてそれがこのランキングのページなんです。
私自身はブログのランキングを気にする方ではないので何位でも良いのですが・・・今日のはちょっと凄いと思ってしまいました。
このページなんですが・・・

肝心の部分だけ拡大してみましょう・・・

5月28日に368位らしい・・・
毎日見ている訳ではないのでわからないのですが私が知っている中では最高順位なんですね~
しかも2512033ブログも有る中での順位としては凄いじゃないですか!!
とは言ってもたまたま何かの要件が重なっただけの偶然だと思いますが・・・但しこの数の中には休眠しているブログも多々有るんでしょうけれどね~(笑)

色々有った休日2日目ですが・・・それでも3時頃からは製作を出来る環境になりました(笑)
何を作ろうか・・・と思ったのですが先日117クーペが納品になってその御客様からリピートのご注文を頂いたのでメイクアップさんの仕事を進めておかなければならないですよね。
私がプロになってからず~っとお世話になっているショップさんですから他の事を置いておいてもね。
ご恩は忘れてはいけないのですよ。
と言う事でシルビアS15を少し進めておきましょう。
まず最初にしたのは鋸で切り込みを入れる事ですね・・・
またいつもの大胆な・・・と思われたかもしれませんね。
でもそうじゃない・・・この切れ込みにプラ板を差し込んで接着したいのですよ。
上下に切り離してしまいますと形状が狂ってしまいますから切り離さずに切り込みを入れただけです。
ボディの下に有る実車画像のバンパーの下のラインを出す為にこの位置関係を決めたいのです。

そしてフロントのスポイラーの下側を進めたいのですが全体のボディの下側のラインを決めなければフロントスポイラーの下側が決まらないのです。
と言う事なのでサイドステップの下側のラインを決めなければなりませんからね・・・
この様なサイドステップの場合サイドシルの下側に被せてある物が一般的なのでステップの位置が元々のステップよりも少しだけ下がるのです。
よってサイドシルの下側に0.5mmのプラ板を貼付けてステップの位置を下げます。
すると総体的にフロントのバンパーの下側が少し上がる訳ですね。

実車画像を参考にしてバンパーの下側を加工してゆきます。
中央のインタークーラーの吸気口は下側に全て削り広げています。
その左右のブレーキのインテークはミニカーの場合補助灯と小さなインテークだったのですが、ご依頼の実車では大きめのブレーキ冷却用のインテークになっていますので形状を合わす様に削ります。
左右を合わせる事を忘れずにね・・・!

インタークーラーの下側を作ります。
インタークーラーの吸気は拡大していますがその下側は平面で構成されている様なのでここにはプラ板を貼付けます。

その下にリップの様なスポイラーが有るので1.0mmのプラ板を貼ります
この1.0mmの部分が斜めになる面の部分になります、ただし実車画像を見る限りこの部分は平面では無くRが付けられている様なのでこの部分をポリパテにする訳です。

そして一番下側のエッジになるプラ板を貼ります
大きめのプラ板を貼っていますのでこのままの形状になる訳では有りませんよ、まだ削って整えます。

大まかに削ってみました
これで良いのかは削ってみなければ結論が出ませんが・・・
この様にノーマルの車にエアロパーツが付いた車を作る場合パテを盛れば出来るのですが左右を均等に仕上げる事はガイドを作らなければ難しいのです。
パテを盛るにしてもその厚みを均等に盛るのはなかなか難しいのですから・・・


明日はリアバンパーのガイドを作ってパテを盛りたいですね。
今日は私らしい仕事ができて大変満足でした・・・やはり製作時間が取れるのは有り難い事ですね~。

ボディ塗装の剥離

2016-05-25 20:59:10 | Nissan Silvia S15
今日も天気が悪い予報が出ていましたので「今日は降るよね~」と思いながら出勤しました。
が・・・空は鉛色の雲が立ち込めていましたが一向に降らず。
まだしなければならない外仕事も有りますので・・・どの仕事をしようか迷う所です。

空を見上げても何時降るかなどわかる訳も無く
一向に降って来ないので畑の周りの草を刈る事にいたしました、刈っていると頭の上に多少パラパラと降って来ましたが下が濡れる程では無かったですね。
畑の周りを全て刈ってしまったのでここでお昼のお休みにします。
今日は自宅に帰っての昼食にいたしました。

午後からはCafeの買い物の為にとなり町まで出て来ました、帰ってからやっと製作にかかれました。
まずはS15からですね

昨日ビニール袋にレジンの部品を全て入れてクレオスのシンナーをいれて3~4時間放置しておきました。
レジンのボディは余り長い間シンナーに浸けておきますとレジンに影響が出ても困りますしね。
長くても3~4時間が良い所ではないかと思っています。
まあこれは使われているレジンの質にもよりますから一概には言いきれないのですが・・・

剥がれたウレタンクリアーを古歯ブラシで擦り落としますが完璧には綺麗になりません。
再びウェスにシンナーを含ませてボディを拭きます。
やっとここまで綺麗になりました・・・

ベースモデルの分解

2016-05-23 21:00:40 | Nissan Silvia S15
今日も大変良い天気でした。
途中メールで大雨の警報が出たようですが少なくとも私の頭の上には1滴の雨さえ降っていなかったですよ。
朝からいい天気なのはこの通勤時の写真をご覧になって頂いてもよく分りますね~
で、前の車を良く見ますと軽の箱バンですがリアウインドウには日本一周ゆっくり・・・と書いてありました。
姫路ナンバーの軽の箱バンなのですがこの車で日本一周をしているんですね・・・
どんな方なのかわかりませんが・・・良いですね~。
僕も引退したらこんな旅がしてみたいですね・・・・。
お金を貯めておかないといけないな~(笑)

と言う夢の様な旅のお話は直ぐに覚めてしまいまして・・・現実に引き戻されるのです(笑)
さて現実に引き戻された所で製作に入りたいと思います、今日はアトランティックのフロントのサスペンションを作る予定だったのですが今朝になってメイクアップさんから例のシルビアの製作が決まったとのご連絡を頂きました。
当然ですが先日製作のご相談中の物件としてブログを公開しておりましたがあの時点ではまだ決定事項ではなかったのです。

メイクアップさんのご依頼品は私個人に頂いたご依頼とは別枠で行なっていますのでご注文を頂いたらすぐに始めます。
製作をお急ぎの方はメイクアップさん経由でご依頼を頂きますと早く納品する事が出来ます。
ご希望の車種をメイクアップさんの方にご相談を頂くのも一つの方法と思います、なぜなら彼等は今までに十分な経験を持っておられますので作品が十分なクォリティーを持っているのか見抜いて公正な金額を提示して頂けると信じているからに他なりません。
それは御客様からご覧になられても同じ事で制作する側の思い込みから必要以上の出費をされる事も無くなると思うからです。
そして彼等は高級スポーツカーや歴史に残るレーシングカーだけを製作する訳では有りません。
どんな車でも広く知識を持っておられますので製作をご希望の方はご相談頂ければ良い答えが出てくるのではないかと思います。

まあ前置きはこれくらいにしておきましょう・・・。

と言う事で早速分解して準備だけは進めておきたいのです。
分解はシャーシの板を取り外す事から始まります・・・
この板ですが普通はホワイトメタルなんですが・・・なんとレジンです。
どおりで大変軽い訳ですね・・・。

シャーシを外しますとこんな風景になります・・・
大きな部品はかねがねグルーガンで取り付けられていまして隙間が大きな部分に付いてはグルーガンの樹脂を充填してあります。
これがなかなか取れないんですよね~
四苦八苦しながら外しました。

大体バラバラになりました
ウインドウはゴム系の接着剤だったのでエナメルシンナーを使って外しております、その他外装の細かな部品もゴム系の接着剤ですのでエナメル系のシンナーを流しておきまして数分置いてから外します。

ボディカラーの部分はこんな感じでビニール袋に入れておきましてクレオスのシンナーを入れて密閉致しましょう。
最低限のシンナーでボディの塗装を剥がします。

部品はこの様に分けてケースに収納しておきます、無くなったら困りますからね。
ただ分解しただけですのでこの中にも使える部品と残念ながら使えない部品と有りますから分けておかなければなりません、使えない物はあたらに作るか探すか・・・いずれにしても手配をしておかなければなりませんね~

ミニカーのケースに付いていたプレートも外しておきましょう
使うのか使わないのかわからないのですが・・・一応ね。

いつもの様にプレートとベースの間にステンレスのワイヤーを入れて剥がそうとしたらなかなか外れない・・・
いつもの倍以上の時間をかけて外したら
両面テープじゃなくてゴム系の接着剤で止めてありました・・・まあ材質的には間違いじゃないんだけど・・・
プレートは両面テープで付ける物と思っていた私の思い込みというやつでした・・・(笑)

日産シルビア S15 

2016-05-18 22:19:37 | Nissan Silvia S15
山陰は今日も良い天気だったですね。
お休みの2日目でして・・・今日は午前中は母親の車の車検に松江市の軽自動車審査協会に行って来ました。
この車検場の画像は前に上げておりますので出しませんけど・・・いやカメラを忘れていまして写真を撮れなかったのです。(笑)
いつもの車検なら何ら問題が無いのですが、今回はちょっとトラブりました。
初検の車だったので私のどの車よりも新しいのです(笑)
検査で×が付いたのはヘッドライトでしてね、最近の車にはライトのレベライザーが付いているんですね。
そのレベライザーのダイヤルがズレていまして光軸が下がっていたんですね・・・
そしてもう一つ定期点検のステッカーが剥がしていなかった。
これは私からすれば要らぬお世話なんですが・・・まあ軽自動車検査協会から見れば罰則がない定期点検だから無視されたと言う事なので・・・今の車はコレをしなくても十分安全に走れる程信頼性があると思うんですよね。
それにたまには私も乗りますから不調が有ればわかります。
わからない方は定期点検をしておいた方が良いと思いますが・・・
まあ良いでしょう無事車検が受かりましたから(爆)

さてご相談中のキットなのですが
まだ決まっていないのですが・・・
ベースになるミニカーを手に入れてしまいました。
加工のベースとなる物が無いと検討する事も難しいのですから順番として加工のベースを入手してみたと言う事です。

お話が決まった後で探すと意外に無かったりしましてね・・・悔しい思いをする事が有りますからね。
少し前にキャロル360を作りましたよね、アレもなかなかエブロのミニカーが入手出来なくてね~製作を受けたは良いけど少々待ち時間が長くなったりしました。
と言うか私自身は大変困りましたからね~(笑)
もちろん御客様は製作のご依頼と言う重大な決断をしていただく事になりますから先にこちらが十分な準備をしておくベきで有ると思います。

今回ご相談を頂いているのは日産シルビアなんですがS15と言う比較的新しいモデルなのです。
この車はキットとしては存在をしていないのでミニカーからの加工が一番リーズナブルな価格での製作になりますね。

S15のミニカーは1/43のミニカーとしてはダイキャストミニカーのEBBROからダイキャストミニカーが、Witsからはレジン製のミニカーが出ています。
下の画像ではイエローの物がダイキャストのEBBRO、ブラックの物がWitsの物ですね。

エブロの方はダイキャストモデルという事でボディが薄い事に気をつけなければならない事ウインドウの作り直しの必要がある事サンルーフが不要なので潰さないといけない事など・・・一番手間がかかるのはウインドウかな!?

Witsの方はレジン製なのでボディの厚みはある程度確保されているはずなので安心なのですが、モールドが結構だるい感じですね。ただこれはボディの塗装を剥がしてみないとわからないので?ですけどね。


ご依頼のモデルはご自分のお乗りになっているお車ですのでホイールやシートが変えられている様です、製作にはかなり加工個所が結構多くなりそうですね。

当然の事ですがこのお話がまとまらなかった場合でも料金は発生致しませんので御心配無く。