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Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ステアリングホイールの仮組及び塗装前準備

2016-01-17 23:00:17 | Bianchina Trasformabile 1957
今日は雨が降るそして寒くなると言われていましたが寒気の南下が遅れているらしく夕方くらいまでは結構良い天気でした
気温は低めだった様ですがまあ雪が降る程では無いじゃないでしょうか・・・
でも明日から水曜日にかけては結構冬型が強まる様でして・・・19~20日の上京はちょっと大変かもしれないですね。
ア~そうでした事前に告知しておかなければいけなかったですね
1月19日から20日まで義父と家内を連れて上京します、よって19日(火曜日)は臨時休業で20日(水曜日)は定休日で連休になります。
目的は義父に国技館で相撲を観戦させてあげる事ですね。
私の実父は既に亡くなっていますが、義父はまだ元気ですので元気な内に親孝行のまねごとをしておこうと思い立ちました。
天気がちょっと気になるんだけど・・・僕が普段しない様な親孝行をしようと思うとこんな事です(笑)
本当は家内とその兄弟で親孝行を・・・と言う事だったけど義父が家内の方向音痴を心配して私の同行を求めたというのは秘密です(笑)

親孝行と言いますと思い出す事が有ります、早く製作に付いて書けよ・・・と言うご意見も有るかもしれませんがまあ個人のブログなのでもう少々お付き合いをお願い致します(笑)

私が高校生か大学生の時に両親が親孝行にと足の弱った祖父を連れて富士山を見に車で出かけたのを思い出します。
祖父は第二次世界大戦で戦艦陸奥の船員として出ておりましたが足腰を悪くしていましたのでなかなか旅行に出る事が出来ず家にず~っといました。
後年はもっぱらテレビを見るのが仕事の様な生活をしていました、そこで親孝行にで車に乗せて旅行をさせてあげようと言う事になった様です(現場にいなかったので何とも想像ですが・・・)まだ学生だったので両親がどんな話しからそうなったのか知る由もないですが・・・
親から特に教えてもらった訳では無いですが両親がしていた事を覚えていて知らず知らずのうちに出来る範囲(範囲はかなり狭いですけど・・・)で同じ様な事をしていますね・・・
こんな事を考えると親として子供に見せる姿というのは大切な事であると思います・・・。
まあ個人的な考え方ですので誰でもと言う事では有りません。


さて今日も・・・製作開始です
昨日作ったステアリングとステアリングコラムを仮合わせしています。
ここではコラムとステアリングの隙間が最小限になる様にまた小さな車なのでダッシュボードからステアリングまでの距離がなるべく小さくなる様にして置かないと収まりがつかなくなる事は容易に想像出来ますね。

ステアリングをダッシュボードに取り付けてみますとキットのままではステアリングシャフトの角度が寝過ぎていましてステアリングが低過ぎますし小さな車はコクピットの中を広くする為にステアリングはダッシュボードにず~っと近い位置にセットされます。
なのでステアリングコラムの取り付け穴を掘り直して取り付け角度を変更しオマケに0.5mm程掘り込んでステアリングをダッシュボードに近づけて納得出来る位置関係になりました
そしてシートの座面の前側が上がり過ぎていましたので下面を削って調整し前側を下げています・・・細かな調整はやはり雰囲気を良くする為には欠かせません。

サフを塗る前にボディの外装を決めておかなければいけませんね
リアエンジンのビアンキではフロントグリルは大きな物では有りません
ご依頼者様はこのグリルの平坦な部分を何とかしてほしいと書いていらっしゃいましたので加工します。
どの様に加工すれば最良の形状になるのか・・・

まずは両サイドに伸びるひげの様なモールを洋白線で作ってみます
おなじみのリューターで回しながらヤスリで削ります・・・0.8mm程の洋白線ですからヤスリを強く当てますと簡単に曲がってしまいますから焦らずゆっくりと加工します

そして中央の部分の膨らみは0.6mmの洋白線を曲げて組み合わせます・・・

この接続はハンダ付けで取り付けますと後でバフ掛けした時にハンダの色と洋白の色が違って来まして困りますね

なのでここは色の違いがほとんど無い銀ロウ付けで接合します。
ハンダ付けの方が簡単なのですが・・・仕上がりが全く違って来ますからね~近道は有りません

バフをかけてもその継ぎ目に色の変化はほとんど有りません
如何でしょう・・・

グリルのエッチングから両サイドのヒゲの部分を切り飛ばしまして・・・
T型の部品をグリルのエッチングの上に載せます・・・これだけでも十分に立体的ですね
エッチングのメッシュの部分も良い感じです

両端のヒゲの部分も作り替えた物に交換してみますとこんな感じです
大きさは元のエッチングに合わせてあります・・・もちろん大きさがそれで良いのかは確認済みです・・・これをしておかないと最終組み立てで冷や汗をかく事になります。

ボディサイドのモールも作っておきましょう
ここもキットではエッチングを準備していますが他の部分の立体感が強調されていますからそのままでは役不足になりますね。
ここも洋白線を使って作り直しておきましょう・・・但しこれは暫定的な形状になります。
最終組み立てで変更する事も有ります。

ここのモールが難しいのはモールの取り付け面に段が有る事でしょうか!?
ここに確実にしかも綺麗に取り付ける為にはモールの前方を90度に曲げて前端をボディの穴に差し込むという方法でこれをクリアーしています。

ダッシュボードの上にはデフロスターの穴が空いていますがキットではそれは全く無視されていますので穴をあけておきます。遅ればせながら・・・ですね(笑)

そう言えばお客様からのご注文の中にフロントパネルのバンパーの上にスリットが有るのを再現してくれと言われていましたのでこれもまた掘りました。
本当はこの部分だけエッチングを作って植え込んでおこうかと思っていましたが素材の違いに寄る変化が出てしまうと平面的な場所ですし正面でもありますから目立つでしょう・・・ですので少々オーバースケールになる事を承知の上でボディにマーキングをしておいて掘り込みました。
意外と良い雰囲気ではないかと思います・・・やれば出来るじゃ~ん俺!

ここで大事な事を思い出しました
フロントウインドウのモールを合わせておきます
このウインドウは外貼り式(BBR方式とも言いますね・・・笑)なのですがウインドウのモールが収まる凹みが無いのです
ウインドウのアニメセルとエッチングのモールの厚みがもろに見えてしまいます。

せっかくですからウインドウの厚みくらいは見えなくなる様にモールの外側に筋彫りを入れておきましてその内側を掘り下げます

だいぶ作業も進みましたね
明日はサフを塗れるかな・・・!?

リアバンパーの制作

2016-01-16 19:04:42 | Bianchina Trasformabile 1957
この数日は天気が良くなかったのですが、今日は良い天気でしたね。
そのせいか朝は結構冷え込んだ様です。

皆さんは小さめのビスはどこで調達されていますか?
例えば近くのホームセンターで現物を見て買えれば一番良いのですが、通常ホームセンターで在庫しているビスには限りが有りますよね。
通常よく使う物はM2のナベ小ネジでこれは作品を展示ベースに取り付けたりするのに使いますですからネジの大きさに対して長い物を使う事が多いですね
例えばM2で長さが20mmとか25mmくらいの物をカットして使っています・・・がこの長さの物も売っていないのです。
皿ビスは同様にM2でしてこれはボディとシャーシを結合するのに使いますから比較的短い物が多いですね、寸法的に言えば長さが5mmとか8mmとかですね
まあ作品のボンネットとかトランクから突き出してしまうと困りますので余り長い物は使わないのです。
このビスは何とか有りますね。

これ以下のビスと言いますと昔プラモデルを作っていた時にタミヤ模型の1/12スーパーセブンの中に入っていたビスのセットをアフターパーツで取り寄せて使っていましたね。
数が多く安かったし種類も豊富で助かっていましたが・・・それも最近在庫が無くなってきました。
これらのビスも探さないといけないですね・・・

今回ビアンキの制作ではこのボディとシャーシを結合する為のビスを止める部分の寸法が厳しいので左右にオフセットして止める事にしましたがこんな場合左右対称にしようと思いますと前後とも左右1本ずつのビスで止めなければならなくなりますから余り大きな物は使えないのです
なので私の中では極小ビスというサイズでは無いのですが中間サイズのビスを手配してみました
いろいろ見たのですがいつものモノタロウに有りました
こんなパッケージで来ます・・・

ただ上のパッケージですと収納場所が狭いのでなるべく小さくしたいですよね・・・
なので袋に入れ直しまして・・・
こんな感じにしておきます

これで場所をとらずに収納出来ましたサイズや品番をかいておきますと後で同じ物を注文する場合に楽ですね。


さて今日の制作に掛かりましょう
本日はリアバンパーですね
実は昨日一度作っていましたがサイズに納得がいかず
本日もう一度作る事に致しました・・・形状にも納得がゆかず削っていたら小さくなってしまいました(笑)
そのまま使うのもアリかと思いましたが、やっぱり納得のいかない物は使えないのです。
またあの厚くて切り難い2.0mmの真鍮板を切って鰹節の部分を作ります
厚みの部分に1.0mmの真鍮線を立てて取り付けピンと加工の為の持ち手にしたいので厚みの部分に1.0mmの穴を空けています
但しこの鰹節ですがボディの斜めの面についていますので微妙に斜めに穴を空けなければなりません・・・フライスで空けるのが楽なのですが微妙な手加減を必要としますのでこんな不安定な作業風景です(笑)

ピンバイスに持ち手を使って固定しております
既に一部分は削り始めていますね・・・
上側に見えるのはちょっと削り過ぎて小さくなってしまったバンパーですね・・・少しだけ遠くに有りますので余計に小さく見えています

それから何時間か経過して・・・
やっとバンパーの部品3点が完成しました。


クロームメッキに出したいのですがグリルも一緒に出したいですし・・・キャロルのバンパーも一緒に出した方が良いですね。
キャロルはこれから作りますからこの部品達には少し待って頂きましょう。

続いて旋盤でステアリングコラムとステアリングを作ります
ステアリングコラムはこんな感じです
ウインカーとライトの切り替えレバーの付き方が量産モデルと違うらしいので穴を開ける時にはちょっと注意が必要でした。

ステアリングはちょっと考えました
なぜなら・・・この車のステアリングは今まで作って来たレースカーなどの皮巻きのステアリングとは全く違うのです
普通のスポーツステアリングならエッチングのスポークでグリップ部分は真鍮線を丸めた物を組み合わせて簡単に作れますがこの車のステアリングは全体が樹脂製の物でスポークの部分も立体感の有る物なのです・・・だからスポークの部分もエッチングで・・・と言う訳にはゆかないのです。
最初にスポーク部分を作ってみようとこんな感じで作ってみました
2.0mmの真鍮線を簡易旋盤に固定して回しながらドリルレースで削っています
左右に出てくるスポーク部分もテーパー状に削っています・・・がどうもセンターの部分がうまく整形出来なくてこの案はボツになってしまいました。

次はセンター部分を旋盤で挽いて作っておきまして横に0.8mmの穴を開けて貫通・・・そして0.8mmの真鍮線を通しておいてハンダ付けします
次は0.8mmの真鍮線をリューターにクランプしておいて反対側を削ってテーパーに仕上げます、反対側も入れ替えて同様に加工します

そして0.5mmの真鍮線を大きめに丸めておきましてハンダ付けします・・・
中央のホーンボタンはまだついておりませんが一応ステアリングは完成ですね
この時代のステアリングは大型でグリップ部分が細目という雰囲気で作ります。


バンパーの制作

2016-01-15 22:00:43 | Bianchina Trasformabile 1957
今日も雲が多く時々雨も降って低温多湿って言うのでしょうか・・・
実に山陰の冬って感じでしたね・・・
予定では簡易舗装の素材を買って来て駐車場の整備をしようかと予定していましたが
雪まじりの雨も降るので外での作業はちょっと難しい様ですね・・・

こんな日は仕事がはかどるはずなんですが・・・
夕方から安来市文化協会の展示の手伝いと新年会の予定が有りますのでそう一日中ビッシリと制作という訳にもゆきませんでした。

でもとにかく前に進む事が大切ですからね
・・・早速制作開始です
本日の仕事は昨日までの超極薄の真鍮板とは全く違います(笑)
鋏では到底切れない2.0mmの極厚真鍮板からですね

コレを切ります・・・もちろん糸鋸でですけどね。
さすがに2.0mmはなかなか切れないですよ・・・まあ時間をかけてゆっくりと切れば良いのです。
焦って切ると必ず刃を折ってしまいます・・・(汗)

リアバンパーの両サイドの縦型のバンパー(この様なバンパーを鰹節と呼んだり致します)を作っています
このバンパーを作る場合も左右2個を同じ形状に仕上げたいので2枚を1セットにハンダ付けして一体にしておいてから削り合わせます
この加工法の理論上横側からの形状か前後から見た場合の形状を優先するのかは好みなんですが・・・
両方を合わせる事は出来ないんですよね~
ボディに合わせてみます。

次はフロント側・・・
さすがに2.0mmの真鍮板は厚過ぎますが薄い物ですと中央部分の若干膨らんだ部分の表現とかをしたい場合少し寸法が足らなかったりするのはちょっと残念なので大きな素材から削る出す様にしています
バンパーは後でクロームメッキに出したのでハンダを盛って・・・と言う加工をしたくないんですね。
メッキの前処理で酸洗いとかされるとハンダと真鍮の境目が溶けてしまって盛った部分に凹凸が付いてしまうのです、だから真鍮素材だけで作っておきたい訳なんです。削る部分が多いので手間はかかるのですけどね

フロント側の中央部分のバンパーですね
100%ではないですがだいぶそれらしい形状になりました
この両側にいわゆる鰹節が付くのです。

コレはフロント側のバンパーの両サイドに付きます鰹節ですが
上側にスモールランプが付きますからU型に中央が凹んでいます
裏側には持ち手になる1.0mmの真鍮線を植えてあります・・・特に真鍮は削るのに力が掛かりますから持ち手も太めにしておかないと削る作業に耐えられません。

削る時はハンドバイスかピンバイスに固定して削ると安定していて作業がしやすいですね

あらかた削った所で車体に取り付けてみます
大きさや形状を確認しておきます
何度か様子を見ながら加工を繰り返しております

フロント側のバンパーはだいたい出来ましたが
まだ真鍮地のままなので雰囲気がわかり難いかもしれませんね~


キャンバストップの製作Ver.2

2016-01-14 22:45:35 | Bianchina Trasformabile 1957
今日の山陰は時々雨が降る程度でしたが寒かったですね、これで例年並みかもしれません。
あ~そう言えばまだ水たまりに氷がはりませんね・・・
朝出勤する時に昨日よりも近い山の山頂付近が白くなっているのに気が付きました・・・
昨日は少し遠くの山だったのに・・・冬が急に近くなって来た様な気がしますね。
山陰は自然が沢山有りますので身近に冬を感じられますね。

さて製作を始めましょう
今日はキャンバストップを完成させたいですね
ここで迷うのはキャンバス生地の部分から作るのか幌骨の部分から作るのか・・・
幌骨を作る為にはキャンバストップを折り畳んだ部分に合わせて作った方が完成した時に自然な感じに収まるかもしれないと判断してキャンバス生地から作る事にしました
キャンバス生地はルーフの開口部分の後ろの所に畳まれています
畳んであるのでその長さは開口部分の長さに合わせる必要は無いかもしれませんが・・・どれくらいにしたら自然ンな畳み具合になるのかわからなかったので取合えず開口部分の長さに合わせています、素材はドアのポケットの部分で使用した0.075mmの真鍮板を切って焼き鈍して使います

畳んでみますとこんな感じになります・・・カクッと折れてしまっては雰囲気が違って来ますのでケガキ針などの適度な直径の金属シャフトに巻き付ける様にして曲げてゆきます

雰囲気を確かめる為に昨日作りかけになっている幌骨に組み合わせてボディにとり付けてみました
如何でしょう・・・
まだ100%とは言いませんがなかなかの雰囲気ではないかと・・・
そうそうまだ書いていませんでしたがこの場合リアウインドウは省略しています
その部分に穴を開けると畳んだ時に細い部分が強く折れてしまうのです・・・

良くは出来ていますが・・・何か足らない物が有ります


その足らない物とは
キャンバストップの「柔らかさ・・・」でしょうか
幌の骨は金属製ですからある程度重さが有ります
しかもルーフの形状を考えれば真っ直ぐでは無く中央が高く両端が低いのですが開放状態では裏表が逆になりますから中央部分が低くなる訳です
ですから開放状態ではその骨の重量にキャンバスが押されて中央部分が低くなってしまうのです
その上にキャンバス生地が取り付けられるボディの方は中央部分が高く両端が若干ですが低くなっています
ですからキャンバス生地も中央部分を圧縮した様な形状になっていないと不自然なのです
どの様に整形するのかと言いますと畳んだ部分の折れ曲がった部分にニードル状のケガキ針を差し込んでグリグリと(力加減は必要ですよ)広げてゆきます。
折れ曲がった部分を左右全て広げてゆきますとこんな感じになります

だいたいキャンバス生地の雰囲気が掴めましたので幌骨の方に移ります
メインの幌骨は出来ていますが実車画像を見ますとメインの骨の他に補助骨が3本有りますのでそれをキャンバス生地に当たる様に組み立ててゆきます
まずは一番短い骨から作ってゆきます

3本の補助の骨を全て取り付けました
こんなにもボリュームが有るんですね・・・自分で作っておいて感心しています(笑)

完成した幌骨をボディに取り付けました
これだけでは雰囲気がよくわからないですね・・・やっぱり骨だけでは無理ですね。

では最初に作ったキャンバス地を合わせてみますと・・・
如何でしょうか・・・?
キャンバスの雰囲気も幌骨も良い感じでしょ~!

上から3番目の画像と比べると雰囲気がまるで違うと思いませんか?

姿勢の確認とキャンバストップの製作Ver.1

2016-01-13 22:04:57 | Bianchina Trasformabile 1957
今日は一日中冷たい雨が降っていましたね。
気温は夕方帰りの何時もの温度計が2度を表示していました、これなら例年並みかな・・・
昼間も遠くの中国山地の山々を見ますと高い部分は少し白くなっていましたね、多分雪が降ったんでしょう。

こんなに寒い日だったのですが今日は定休日だったんですね。
定休日と言いますといろいろ仕事が有る訳でして・・・
今日はちょっと特別任務がありました
休みでないと出来ない任務とは・・・本日は父親の17回忌の法事をとり行いました
と言っても17回忌ともなりますと家族+父の兄くらいでひっそりと行ないます。
お寺にお参りしてお坊さんに拝んで頂き墓参りをして帰ります

午後からは家内と明日からの営業に備えての買い物・・・
久しぶりの文化的な眺めでしたね・・・僕は余り買い物に行かないので(笑)
午後からアトリエに戻ってまいりました。

アトリエに戻ったら製作ですね
昨日作ったタイヤとホイールをボディに仮組して姿勢を確認してみたいじゃないですか・・・
早速ですがやってみました・・・斜め後ろから

斜め前から・・・元キットの付いていたホイールとタイヤではとてもこうならないですね。

ちなみに内装も仮組していますので斜め上から・・・(笑)

タイヤの大きさ等も確認していいバランスだったのでトレッド面に線を掘っています。
これがトレッドパターンになるのですが・・・最近のタイヤしかご存じない方には手抜きをしていると思われるかもしれませんが・・・
確かに現在のタイヤはラジアル構造のタイヤが主流ですからそれらのタイヤには複雑なトレッドパターンが多いですね。
昔のタイヤはバイアスタイヤが多いのですが当時はこの程度の大きさのタイヤですと真っ直ぐな溝が2~3本切られているだけだったりしますからこれであながち間違えでも手抜きでもないのです。

車体の姿勢に満足出来ましたのでボディの製作に戻りますよ
まだ手を付けていない部分に屋根のキャンバストップが有りますね、この車は昔の日産パオの様に屋根の中央部分が開くのです・・・
ですがそのキャンバストップを作らなければなりません
お客様はもちろん開閉までは望んでいらっしゃいませんから(笑)
せめて開閉出来そうな・・・位のトップを作りたいですよね・・・
まず開口部分の内側にプラ板を細く切った物を接着します。
実車ではここにレインレールが有りましてトップとボディの間に流れ込んだ雨水を後ろ側に流して室内に盛れない様にしているんですね。
但し模型で内側の出っ張り部分まで作ってしまいますとオーバースケールでまとまりが付かなくなってしまいますのでこの部分までで納めます。

貼付けたプラ板を削ります
もっと細い物を貼付ければ削りは不要になってしまいますが支える部分が無くなってしまいますので付け難いのです

次はウインドウの枠とその下側の補強の出っ張りを接着しておきます
ここも屋根がオープンでは全部見えてしまいますからね・・・

次はこんな部分に穴を開けます
実車を見ますとここには何も付いていないのですけどね・・・
何が付くでしょう?

左右に穴を開けまして外径0.8mm内径0.4mmの真鍮パイプを通します
そして瞬間接着剤で接着します

通した真鍮パイプの内側左右でカットしますそして真鍮の帯金でステーを作って真鍮パイプに通します。

そしてハンダ付けをして真鍮パイプの部分を真鍮板の面に合わせて削ります
実はこれオープントップの骨を取り付ける為のステーなんですね
実車では金属の板をL型に曲げて溶接してあるだけなのですがそれだと強度が出ないですから真鍮パイプと組み合わせてあるのです

そしてこの部品は何か分りますか?
これはこの車のキャンバストップの骨なんですね
でもこれって・・・余りじゃないですか!?(笑)
しかもこれってちゃんと取り付け出来るのか???

まず一番前側のトップの布を固定している板の部分を真鍮板で作ります実際にはルーフの開口部分の幅よりも少しだけ広めにしておきます。

先程作った幌の前側を固定する板に真鍮線で作った骨をハンダ付けしておきましょう

これを最初に作った取り付けステーに付けてみます
キャンバスは付いていませんがこれが閉めた時の骨の位置ですね

そして開いた時はこの様になります。
骨の下側にキャンバスが畳まれる様になります


骨はまだ何本か有りますがこれは取合えずメインの骨ですね・・・。