ウエストゲート？

H20年　キャンター

加速すると排気漏れのような音がするという、ターボ車が入庫。
テスト走行では過給が掛かると確かに音がします、排気ブレーキみたいな音です。




初歩的な点検で発見



インレットホースが抜けかけ
いっそのこと完全に抜けてくれたほうが発見が早かったのに・・・
しばらく排気調べてました。




修正して納車、抜けグセ付いてなければいいんですが・・・








そしてしこたま怒られたこと







先月、岐阜へ日帰り弾丸ツーリングを強行したところ
ネズミに引っ掛かりました。

言い訳させてもらうと、帰り道、野麦峠だっけ？でもうじき17時
真っ暗な峠道はカンベンして欲しいのでついつい急いでしまったんですね・・・
みごとに赤キップ、明日、検察で絞られてきます。

なんとか寛大な処罰を・・・ナモナモ　-人-

未だ手がかり掴めず

いつまで掛かってんだよ

なんて怒られそうですがデュトロ続きです。




インテーク側
カーボンびっちり、4番燃料コテコテ
あきらかにどこかがおかしいんです。




ヘッドを見ても極端なバルブの沈み込みも無し
当然、バルブ開閉に問題はありません



ピストントップに燃料溜まり・・・
もしかすっとインジェクター不良？




覗ける部分からではありますが、カムはバルブの動きを見る限り正常。

ここまでバラしておいてなんですが、ヘッドに致命的な損傷は無い模様。
1番の低圧縮も気になるんで現在、内燃機屋さんにお願いしてます。
4番の高圧縮な数値ですが、現状の様子やいろいろ相談した結果
誤測定という結論に・・・

2回ほど各気筒測定したんですが、どうやったらあんな数値が出るのか・・・

これからの作業は、元通りに組み、インジェクターを挿し替えてのアクティブテスト
燃料、燃圧系の再点検を予定してます。

毎回こんな記事じゃつまらんので区切りが付いたらまた載せます。





ひとまずすべて洗ってヘッド待ち

ミニキャブ ヒーターぬるい

H12年　U61V ミニキャブ

ヒーターがぬるすぎるということでお預かりしました。




助手席下からアクセス
真ん中がヒーターコアですが上下で温度が違います。
それよりも全体的にぬるいです。



バラしました。
この時点で黒っぽい砂が出てきてます。




水道ホースつなぐも、通らずスポーンとホース抜けます。
はい、詰まりですね。




前後、つなぎ替えながら何とか詰まり解消。
サビっぽいのが大量でした。
コア自体はまだ丈夫そうなので再度組んで納車しました。

あ～もうわけわからん

日が開きましたが、デュトロ続きです。



うちのコンプゲージでは対応できなかったので急遽安物を買いました。




元々あったグロープラグ用の穴を使用します。



まず基準値










微妙な単位のズレはありますが、おおむね表示の数字で読み取っていいです。
まず、1～3番、1番が限度を下回ってます
2,3番もダメなんですけどね・・・




で、4番
今までの診断を否定するような数値を叩き出しやがりました。
これが何を意味するのか？




やっぱバラして確認するほかないっす。
重整備なので駐車場の片隅に追いやられてここまで。
他の整備もあるからとりあえず台風に感謝。

完全敗北

引き続き、デュトロです。
おおまかな原因がハッキリしてきましたが、助言が無ければ
ムダな修理費を掛けるところでした。

そんなお話です。



そもそもここから見落とし。
故障車の初年度は2006年1月、ファイネスにはコレ以前の整備書はありません。


で、燃圧センサの点検やるにも整備書のイラストとかなり実物が違うんですね。
ここでおかしいことに気づくべきなのに見事にスルー

そして、ポンプ屋さんになんとかお願いして手に入れた新品SCVの抵抗は
故障してると思っていたものと同じ抵抗・・
組んでももちろん治りません。

ポンプ屋さんに症状を説明し、原因のアドバイスを請うたところ

1、セル回して燃料を含んだ白煙はコモンレールでは考えられない
2、エアクリーナー外してCRCを吹きかけて、エンジンが掛かればメカニカルな故障
の可能性が高い。
3、圧縮不足での白煙が出てればおそらく燃料系は問題なし




はい、着火剤代わりにCRC吹き込んだら掛かりました。が、エンジンどこか死んでます。




4番アクテイブにて死んでるの確認。

ただ、これはエンジン吹き返しの音が酷いのと




白煙は変わらず出てますので、インジェクターから燃料はちゃんと出てる模様。

ということで原因はピストンリング固着、もしくは吹き抜け、バルブの開閉不良による圧縮不足
の可能性が高いです。

当初、入庫時はエンジンの振れも無く力も充分にあり
ライブデータでも燃料系の故障コード、数値に気を取られ、メカニカルな部分は気にしてませんでした。

ただ、救いがあるのだったら
こんな症状は初めてで、完全に燃料系と決め付けることに躊躇した事でしょうか？
ということで、SCVは勉強代として飲み込みましょう。

人の手助けがないと一人立ちできません、まだまだですね。