診断機 修理 アレコレ

BABYMETALをこよなく愛すポンコツ整備士の修理日記

走り納め

2016-12-27 20:23:00 | 趣味


一昨日、本年最後のもてぎで走行してきました。
午前は気温1度の中での走行、風が回りこむ首筋や手がジンジン痛むほどの寒さでまともに走れず。
2本目は気温8度、空気密度が低い冬はアホみたいにパワーが上がってるので
ダウンヒルストレートでメーター読み270kmをマークし、2コーナーではトラコン効かせた立ち上がりを経験。
無理ムリむり~とか叫びながらあらためてバケモノみたいなパワーに超ビビる。

だるくなる夏場よりキンキンに頭が冴える冬場の走行が結構好き。
来年も適度に、本気で、事故無く、安全に楽しみたいと思います。


タイヤウォーマーが欲しい・・・

これ一本でねぇ

2016-12-20 23:55:39 | イスズ


折れたボルトから始まる壮大なファンタj・・・になるわけもなく
ススと油にまみれた修理日記です。
今回は故障原因から紹介する新しい書き方を。

紹介で入庫されたFRR90 フォワード 4HK1です。
症状としてはディーラーにてインジェクター交換、DPD洗浄、排気コントロールチャンバーの調整のため
1ヶ月入院してたにも関わらず、修理完了と受け取った2時間後には手動再生の点滅やら
DPD過捕集とエンジンチェックの頻繁な点灯。
都度、コード消去してもらいながら「今度はDPDこうかんですねー」とン十万のお見積もり。



故障コードはお客様も見慣れた過捕集と他はとりあえず無視。



消去して強制再生を試すが、特に以上も無く、すんなりと再生終了。
あーこりゃアカン、何かに片足突っ込みそうな案件だぞっと
再度問診したところ、「自動再生は働くけど止まっていてもすぐに解除され、そのまま走行してると
DPDの速い点滅、手動再生させてもすぐにまた手動再生しろと出てくる」・・・ようです。

自動再生の解除に引っ掛かりつつ、DPDの洗浄の仕方に何かあるかな?と



再洗浄の了承を頂き外す。





当社の洗浄の仕方はアレなんでアップはしないんですが、アッシュ(灰成分)はほぼ無し。
綺麗なもんでしたから洗浄はしっかりできてましたね。
差圧パイプも若干ではありますが、詰まりの除去、リセットし組み付け。
これといった成果も無く、このまま様子見しかないかなーなんてエンジン始動。
DPD乾かす為に暖気入れたら10秒くらいで黒煙モクモク、アイドリングもラフになり絶不調。



排気ブレーキが働くとこうなるのでチャンバーを見る。
実は受け入れの点検時にアクティブで作動確認はしており、ススの付き具合しか見て無く
一旦、元に戻してるんですね。



で、良く観察したらストッパボルトが折れてると・・・冒頭の写真がそれです。←バカ



在庫のボルトでシビアに調整させてもらい。



無事、暖気運転再開し、再生も完了。

あくまで推測ですが、バタフライが完全に閉じる黒煙モクモクの中途半端な自動再生を繰り返しススが溜まる。
手動再生するも焼き切れなかったり、またすぐに不良な自動再生で黒煙増産しまた溜まる。
こんなサイクルですから頻繁な過捕集を起こすんだと思われます。

個人的な感想ですが、問診をしたかぎりインジェクター交換するまでも無かったような事例でしょうねぇ・・・
とりあえずDPD交換までいかなくて良かったと見るべきか。
ボルト1本でこれだもんなぁ・・・おっかねえべ。

リレーを疑え

2016-12-12 22:40:03 | 三菱ふそう
同じ修理が続くのはどういう理屈なのでしょうか?
この理論をといたらノーベル賞・・なわけないですね。

FK71 ファイター 4M50
エンジンチェックが点灯し、入庫されました。
本日は200系ハイエースのタイミングとウォポン交換で余裕無いと申していたのに
バカスカ受け入れるんだからやんなっちゃう。



吸気絞り制御の故障
消しても瞬時に入力



まず最初にEDUリレーのアクティブ。
等間隔でON/OFFする作動音が聞こえたので大丈夫と判断。



吸気制御のアクティブ
数値上では変化しても作動音らしき物は皆無。



そうこうしてるうちにアクティブテストが不可に・・・
で、スロットルの電子音を確認すると全く無し。



スロットルの抵抗値に異常は無しだが電源電圧が無い。



やっぱコレが怪しいので新しく交換したら



正常に戻る。



電源電圧も復活。



もうこれさ、リコールしてもいいんじゃないの?
地味に嫌な思いしかしてないんだけど?

こんのクソリレーが

ちなみにスロットルの電子音。


新しい武器

2016-12-08 00:18:39 | 趣味
車検で入庫されたKK-のエルフ
ロアボールジョイントのブーツを交換するだけのはずが
叩きに叩きまくり、ネジ山ダメにしてくれました。
仕方が無いから「ボールジョイント交換すればいいじゃん」となるのですが
なぜかKK-はロアアームassyとなるそうで、8万円・・・(;゙゚'ω゚'):グフゥ-

幸い、中古が手に入り事なきを得ましたが、朝早くから夜中まで一生懸命やってるのが空しくなってくる。





というわけで新兵器購入です。
左が今まで使ってたボールジョイントプーラー
ピットマンアームとかタイロッドなんかはそれで賄えてたんですが
ジョイントの台座が広い場合の脱着に難儀する事が多いなって感じていたので
右の物を躊躇なく購入。

お客の車壊す確立は減らせそうです。



さっきまでトリの助をイジってました。





ツーリングバックの台座を作ってたんですが、大きくしすぎた感が・・・

色んな事放り投げて行っちゃう日も近い!


かも・・・

やらかした

2016-12-06 22:02:30 | 三菱ふそう
FE83D キャンター
突然エンジンが吹けなくなりチェックランプが点灯したとのことでお預かり。



うっわ何じゃコレ・・・
とりあえず一度消去。



瞬時にエアフロ系統の故障が入力。




ふむふむ、エアフロ系が正常じゃないからEGR等、制御不可ね。





ここまで簡単にエアフロ故障でしょと断定しちゃったのが運の尽き







まず、本当にエアフロの故障か確認し、数値の変化は無し。





電源電圧も無し、もっと詳しく調べたくても修理書には「新品と交換し特性変化の様子を点検(AFS吸入量)」だけ。

 だ け ? 

修理書って何?(´・ω・`)

とまぁ、ここから先は配線図とにらめっこしながら何時間も格闘し異常が見当たらない。
ふと・・・



EDUの存在が気になる。
たしかエレクトリックドライブユニットだっけか?
配線図の物はEGRだったりスロットルなど単なるユニットの事なんですが



アクティブでリレーの作動確認が取れない。
さらにここでようやくIG/ON時の電子音(ミーンみたいな)音が一切しない事に気づく。



ためしにユニットの電源リレーであるEDUとホーンリレーと入れ替えたら動き出しやがった・・・



あははは
こんのクソリレーが(´・ω・`)









ふう・・・中古で買ったエアフロが余っちゃった。
特性変化の点検に使わせていただきますよ!