診断機 修理 アレコレ

BABYMETALをこよなく愛すポンコツ整備士の修理日記

なんとかの法則

2021-11-28 01:05:37 | 失敗
ここ数週間は失敗ばかり。
気を付けてもやらかす、疲れたまってんのかな。



前記事のAGSやった直後に別のAGS車が車検で入庫。





車検は普通に終わったのです。普通にね。
あ、最近これかいました、もちろんアリで。



で、ギクシャクしてるんでリセットしたろとキャリブレーションしたら
クラッチ残量未学習?だったかな?が残って見事に不動車w
クリッパーなんで日産に聞いたらそのコードは恐らく、というかほぼディスク残量無いですよ・・と





とりあえずサクッとバラすことに決定。
オイル漏ってるし・・治す手段あるのこれ?







これで学習できなくなるの?
いやまぁ交換したらちゃんと設定できましたけどね、うかつに手を出すもんじゃないですねこれ。



3速から抜けなくなったとFC7レンジャー。
久しぶりにガラスのミッション思い出した。





現場に入れるダンプがこれしか無いってんで緊急修理。
とりあえずいつもの所で良い中古手配してもらってクラッチ共々交換準備。



次の日にFC9系のレンジャーがクラッチ異音でご入庫。





フライホイールダメじゃん。。と追加注文し交換、組み上げエンジン掛けたらまともにアイドリングしないうえに
白煙モクモク・・・テンパって故障コード撮って無かったんですが、クランクセンサー故障と
VVTレンジ外れ。?なんじゃこりゃと瞬時にフライホイール交換の時にセンサー当てて壊したくさいな!と



ハウジングに刺さってる主(クランク)センサーと副センサー外しても異常なし。
念のためセンサー新品持ってきてもらっても症状変わらず、副センサーの形状も違うし。。
品番とイラストの図はあってるんですけどねーと部品屋も首をかしげる状況。
もしやと、フライホイールの品番しらべてもらったらミッション壊れたFC7系で注文してることが発覚。



再度ミッション降ろして確認したら、姿形は同じ。でも





4気筒に5気筒のフライホイール付けたらそら調子わるくなるw
FC9のフライホイールって注文時にちゃんと伝えたはずなんだけど、今更そんな事いっても始まらんので
脱着はこっちもちで不問、返品できないフライホイールは日野ばかりよく入庫する工場に安く出すことで
部品屋さんと合意し気持ち的に安堵。





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ほぼ同時進行で
2台のミッションを脱着

最後の最後でコートランドの形状が違ったりで組み換えなど、ほんと疲れた・・・
それ以上に腰がやべえぇぇ
細かい失敗などもあるけどハインリッヒの法則だっけ?
小さな失敗コツコツ貯めてドカンとでかい失敗ぶっこくっていうアレ。
ただでさえ躓いたら詰む状況なんだからほんと気を付けないと。

なんだ意外と簡単じゃないか

2021-11-07 03:15:45 | スズキ
17系 クリッパーバン
AGS車なのですが、発進時のジャダーが酷いってことでクラッチO/Hです。



さてさて、まるっきり初めて触るトランスミッションなのでどう攻めるか
観察するんですが、カバーはぐったらユニットが結構デカい。
AGSごとミッション降ろしてどうにかしようと考えていたので出鼻から挫かれる。





急がば回れ。
失敗したあとの時間とお金の損失考え、はじめはしっかりと覚えるつもりで。
整備書見たらAGSユニットを外せだって (;^_^ 見といてよかった。



マレリ製ですか・・999の時はイモビ連動メーターとかで苦労させられたな。





軽バンだと舐めてかかると痛い目みそうな感じ。
ここだけ外車ワロタw





整備書の図面だといまいち理解できなかった構造。

分解して納得、こういうことね。



こうなったらもう普通の軽。ボルトが固いってのはあったけどサクサク分解。



妙に汚れると思ったらブリーザーホースがやぶけて周辺シットリ。





走行距離11万キロでのO/Hですが、ベアリング当たり面のエグれがひどい。
ドライブ入れてたら止まってる間はずっと踏んでる状態ですもんね。
頭のいい機構ではありますが、本来のマニュアル操作でこの状況は下手クソって言われかねない。



フライホイールも軽く研磨ってことで外したんですが、クランク後端貫通してたので
取付には再度プリコーティングか新品用意しなきゃならない。
要は緩み止め兼、漏れ防止剤が付いたボルトじゃないとダメよってこと。
ロックタイトが対応してるようなのですが、時間的に間に合いそうもないので新品ボルト用意。
今後のために書いておきますが、一般的なクラッチ交換以外にAGS車はどうしても必要な部品があり
この手配に時間かかってしまった。
1:AGSユニットとミッションをドッキングする所のOリング
2:ミッション上部のブリーザーホース。(あまり耐久性無さそう)
3:プリコーティング対応してるロックタイト(フライホイール外すなら)



粉がすごかった粉が・・・

















全部用意出来たらバタバタと組む。AGSユニットは慎重に合わせてOリングを傷めないように。
フライホイールちょっとトルクオーバー💦











AGSの一括学習
特に問題なく学習できましたが、フォルクスワーゲンのDSG学習みたいにガチャガチャ結構な音。
ここの部分だけ外車気分w
それよりも学習中、結構な電力食ってたのでダイアグモードで繋げててよかった。





メーカー手配で遅れに遅れてたブリーザーホースをなんとか取り付けて完了。
結局1日半かかりましたが、部品がそろってて尚且つフライホイール研磨が無ければ半日でできるかな?
AGS車、結構売ってるので勉強できてよかった。

気になったのが・・・
AGSオイルの交換要領が載ってないということは交換不要?
相当汚れてる雰囲気ありますけどね。。。
整備書には上限下限ライン外れてたらユニットごと交換しろだって。
分解修理は想定してないんだろうな。


これを当たり前と思いたくないなぁ

2021-11-06 23:53:00 | ベンツ
S63 AMG 右側結露の対策です。


万が一溜まってると嫌なので慎重に、水平に取り外します。
幸い茶色い水は全くなし。



LEDコントロールモジュールに抱き合わせるように組み込まれた乾燥剤。





取り外してびっくり、不織布でできた乾燥剤がブヨブヨ。パンク寸前。
こないだの左側はペラペラ状態だったので、まさか乾燥剤のせいだとは夢にも思わなかったです
もしこれが漏れたら右側モジュールも故障する所でしたね。



目視ではいっさい茶色いのは無し!





ヘッドライトは業者さんにカラ割り再シーリングしてもらってる間に
LEDモジュールもシーラー作業。
もちろん、新品にした左側も再度外してモジュールにシーリング。
これで乾燥剤がパンクしてもモジュールを壊すことは無いと思います。
業者さんもおっしゃってましたが、外車のLEDヘッドライトの結露対策はイタチごっこで
施工しても基本、結露はする可能性は高いとの事。
定期的に乾燥剤を交換すれば結露知らず・・・ってもこんなの頻繁にできるわけがない。
オデンオートさんでもまったく同じ症状で紹介されてたし、ン千万もする車がこれって
お粗末すぎやしませんかね?修理費もべらぼうだし。
こういうツケ、いつかメーカーに跳ね返ってくると思うけどな。