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診断機 修理 アレコレ

BABYMETALをこよなく愛すポンコツ整備士の修理日記

完全敗北

2013-10-19 17:46:20 | 日野
引き続き、デュトロです。
おおまかな原因がハッキリしてきましたが、助言が無ければ
ムダな修理費を掛けるところでした。

そんなお話です。

1

そもそもここから見落とし。
故障車の初年度は2006年1月、ファイネスにはコレ以前の整備書はありません。

2
で、燃圧センサの点検やるにも整備書のイラストとかなり実物が違うんですね。
ここでおかしいことに気づくべきなのに見事にスルー

そして、ポンプ屋さんになんとかお願いして手に入れた新品SCVの抵抗は
故障してると思っていたものと同じ抵抗・・
組んでももちろん治りません。

ポンプ屋さんに症状を説明し、原因のアドバイスを請うたところ

1、セル回して燃料を含んだ白煙はコモンレールでは考えられない
2、エアクリーナー外してCRCを吹きかけて、エンジンが掛かればメカニカルな故障
の可能性が高い。
3、圧縮不足での白煙が出てればおそらく燃料系は問題なし


Imag4919

はい、着火剤代わりにCRC吹き込んだら掛かりました。が、エンジンどこか死んでます。


Imag4920

4番アクテイブにて死んでるの確認。

ただ、これはエンジン吹き返しの音が酷いのと


Imag4922

白煙は変わらず出てますので、インジェクターから燃料はちゃんと出てる模様。

ということで原因はピストンリング固着、もしくは吹き抜け、バルブの開閉不良による圧縮不足
の可能性が高いです。

当初、入庫時はエンジンの振れも無く力も充分にあり
ライブデータでも燃料系の故障コード、数値に気を取られ、メカニカルな部分は気にしてませんでした。

ただ、救いがあるのだったら
こんな症状は初めてで、完全に燃料系と決め付けることに躊躇した事でしょうか?
ということで、SCVは勉強代として飲み込みましょう。

人の手助けがないと一人立ちできません、まだまだですね。