僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

流れ行く者(上橋菜穂子)

2015年09月18日 | よむ

甲府へと向かう身延線最終便で読破。

ハードカバーを山中へ持ち込むだなんて

ベースキャンプ型ならではの贅沢。

守り人シリーズの

バルサ、タンダの幼少期にスポットをあてた

「エピソード1」的な短編集。

なんというか

救われないものたちの物語というか

その先に待ち構える苦難を

しっているからこそそう思うのかな。

結末も総じて後ろ暗い。

本編での爽快感など微塵も感じられない作風になっており

それぞれの人生が救われない暗い渦に巻き込まれるのを

暗示するかのような結末になっている。

心のどこかで

常に安住の地を求めながらも叶わず

薄暗い川の流れに身を任せ

流れ行く者たちの物語。


草笛(佐久)

2015年09月17日 | 麺をいただく

とろろそばとくるみおはぎを頂く。

仙石秀久ゆかりの小諸城址の懐古園三の門出てすぐにある

しらなければスルー確実なぼろ造り。

胡桃ペーストで頂くくるみそばと

きな粉ならぬくるみ粉をまぶして頂くくるみおはぎが名物なのだそう。

有名店にしてはそばが遠慮のない盛りで

普通盛りにしてお腹いっぱい。

そして蕎麦よりも印象に残ったのが締めのくるみおはぎ。

くどくない甘さでいくつでも食べれられそう。

知らなかったが

胡桃は東信地方の名産とのこと。

来年の大河「真田丸」

漫画「センゴク」の人気とあいまって

2016年は繁盛するんだろうな。


ひなた(甲府)

2015年09月17日 | ハンバーグをいただく

甲府の学生の胃袋を激しく満たしてきた

とおぼしき

ガッツリ系定食店。

唐揚げ&ハンバーグを頂く。

こりゃもう味どうこうではなく

量の問題だな笑。

ハンバーグは味濃い目。

ぺっちゃりしてご飯がすすむ君。

ソースも濃いめ。

もはやご飯なしでは食えないレベル。

唐揚げは逆にもっと味付けて良いのに。

分厚くてゴリゴリッとした

この揚げ具合は食いごたえがあってなかなか。

中がミディアムレアなだけに

味付けは濃いめにしてほしかった。

総じて学生の大好物って感じ。

昭和の学生食堂の雰囲気を色濃く残す

この雰囲気だけは一見の価値あり!


明治亭(駒ヶ根)

2015年09月16日 | 揚げものをいただく

南アルプスと中央アルプスに挟まれた天竜川中流の

田舎町。

信州伊那は駒ケ根の名物といえばここ!

明治亭。

ソースカツ丼と馬刺しの握りを頂く。

そりゃもちろんおいしいさ。

しかしこの味にしかならんよね笑。

肉の甘みが美味しいよ!

キャベツの甘みもソースの甘みもおいしいよ!

薄くピタッと張り付くカツの衣が

ルーツを言われる洋食を意識してるのを感じさせる。

けど隅っこの方は脂とすじで噛みにくかったりで

決して上等ではないよ!

ソースは味噌っぽくて

甘辛ツーン!

な感じ。

続いては馬刺しの握り。

あらら

程よく脂がのって食べやすい。

言い方変えると

獣臭がうすれて

馬らしくない。

酢飯の甘さに消されてるのかな。

噛むほどに

バヒヒーン!

と暴れ出す

あの獣らしさはどこへ行ってしまったのだろう。

もっと獣らしさがほしかった。