当初松島めぐりのみのために降り立った松島海岸だが、
国宝の2文字につられ期待もせず瑞巌寺へ。
駅から5分ほど歩き、
海岸側から門をくぐるとご覧の長い参道が続く。
この参道の右側は石窟が乱立しており、
奥行きはないもののインドのアジャンターを彷彿とさせる。
日本にも石窟があったとは驚いた。
松島の島の侵食とあわせて考えても、
このあたりの地盤はやわらかいのだろうなと思う。
さらに進むとようやく門に至る。
門の奥に本堂が見える。
中のようすは当時のカラフルな装飾がしのばれる良好な保存状態で
400年の昔にタイムスリップできる。
周囲を苔むした庭に覆われて
さながら田舎豪族の竜安寺のようだ。
写真を忘れたが、
本堂左の建物の凝った装飾も素晴らしい。
象、葡萄、リス、邪鬼がみられる。
本堂をでると もう一つの国宝、「庫裏」がある。
庫裏とは台所のとこらしいが残念ながらこちらは立ち入り禁止。
屋根にのった破風がいかにも戦国武将の勇壮な好みと感じる。
最後に
門をでて左斜めに歩き橋を渡ると
小島に建つ五大堂という祠があるが
雄大な瑞巌寺の後では付録のように感じてしまう。
坂上田村麻呂ゆかりとあるけど本当かなぁ。。。
12支の彫り物はおもしろく拝見した。
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