特徴的なタイトルと
日本橋が舞台ということから
ずーっと手にしたかった
ある意味憧れの一冊。
文庫本で手に入れる機会をうかがっていたが果たせず
冬休みの自宅用読み用にと
ハードカバーで借りてきた。
そして冬休みどころか
その日のうちに読み終えてしまった・・・。
東東京エリアを舞台に
足立区梅島の恵まれない人々話を絡めるという
東野圭吾の王道スタイル。
日本橋は割合詳しい方だと思っているけど
詳しい人なら舞台が目に浮かび
ハイハイ!
と楽しみながらページをめくれるし
知らない人なら日本橋への憧れをもって
読み進めることができる。
この本を片手に日本橋を散策する
ブラケイゴ的な楽しみ方もいいんじゃないかな。
舞台設定と前半戦・中盤戦は100点満点。
終盤の物語の回転と
回収の仕方があれれれれ
とかなり残念で
なんでそうなる?!
という場面が増えてゆく。
東野圭吾らしい要素を詰め込んできたな感はあるけど
そのまま進めてほしかったな!
いつの日か日本橋の麒麟が飛び立てるように
橋の上に青空が広がる日がやってくることを
願ってやみません。