4-1. 欲求は、その目的達成まで、持続する。
欲望・欲求は、それを成就し終結すると早々に忘れ去られる。だが、その達成のなるまでは、怨恨などと同じく、未決の状態に留まるから、忘れられることはなく、持続する。さしあたり、別のことで頭が一杯になれば、その欲は意識からは遠のくし、より大きな緊急の欲があれば、それによって些細な欲はかき消されるが、それらが解決すると、こころの底にわだかまっていたその欲がまた意識に浮上する。
欲望・欲求は、欲しいものの自己への不足・欠乏に起因するから、砂漠での水への飢えのように、多くの場合、不充足のままでは、欠乏度は大きくなり、欲求は強くなり持続性を高める。逆に、価値感が変わったり、強い欲でも実現不可能と自覚されてあきらめがつくと、欲求は萎縮・消失する。性欲は、その挑発のない世界にはいると消えるし、食欲も、飢えの限度を超えると消えてしまう。
欲望・欲求は、それを成就し終結すると早々に忘れ去られる。だが、その達成のなるまでは、怨恨などと同じく、未決の状態に留まるから、忘れられることはなく、持続する。さしあたり、別のことで頭が一杯になれば、その欲は意識からは遠のくし、より大きな緊急の欲があれば、それによって些細な欲はかき消されるが、それらが解決すると、こころの底にわだかまっていたその欲がまた意識に浮上する。
欲望・欲求は、欲しいものの自己への不足・欠乏に起因するから、砂漠での水への飢えのように、多くの場合、不充足のままでは、欠乏度は大きくなり、欲求は強くなり持続性を高める。逆に、価値感が変わったり、強い欲でも実現不可能と自覚されてあきらめがつくと、欲求は萎縮・消失する。性欲は、その挑発のない世界にはいると消えるし、食欲も、飢えの限度を超えると消えてしまう。