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沖縄県民の意地を示した沖縄県知事選挙。辺野古移設は困難になる。

2014年11月18日 00時36分18秒 | 日記
琉球新報の社説を、本土の人達も是非読んで欲しい。

安倍政権は、仲井真現知事が辺野古移設を了承し,この問題は既に解決済だと強弁している。

しかし、沖縄県民は仲井真知事が当初の考えを変え、辺野古移設を了承した事を認めていない。

 その結果が、今回の県知事選挙で、移設反対を掲げた翁長雄志氏の圧勝をもたらした。

 米国は民主主義をことさら強調している国家だ。 民意がはっきり示された今回の沖縄県知事選挙結果により、恐らく米国は県民の意思に従うとしか表明できないであろう。

 琉球新報の社説には、沖縄県民の声に寄り添った格調の高さまで感じ取れる。

 そして念の為、国内最大の発行部数を誇る読売新聞の社説も貼りつけておきます。

 この社説を読んで、政府広報誌の役目をしている読売新聞であることを、理解できない読者はかなりノーテンキと言えるのではないでしょうか。

 読売社説には沖縄県民の心に寄り添うかけらも感じとれない。ただただ安倍政権の見解に従っているだけだ。

 これが日本を代表するメディアである事に、筆者は呆れかえるばかりだ。


(琉球新報 社説より貼り付け)

<社説>新知事に翁長氏 辺野古移設阻止を 尊厳回復に歴史的意義
2014年11月17日

 新たな基地は造らせないとの民意は揺るがない。県知事選で、そのことがあらためて証明された。
 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設反対を掲げた前那覇市長の翁長雄志氏(64)が、政府と共に移設を進める現職の仲井真弘多氏(75)らを破り初当選した。
 約10万票の大差は、県民が「沖縄のことは沖縄が決める」との自己決定権を行使し、辺野古移設拒否を政府に突き付けたことを意味する。
 翁長氏には、政府の強硬姿勢を突き崩して移設問題など基地問題に終止符を打つことに全力で取り組むことを期待したい。

民意尊重は当然

 在日米軍専用施設の74%が集中する沖縄に新たな米軍基地の強権的な押し付けを認めることは、県民自ら尊厳を否定するに等しい。今知事選は1968年の主席公選を勝ち取った住民運動同様に、沖縄の尊厳と誇りを回復できるかも問われた。
 仲井真知事の辺野古移設工事埋め立て承認で、沖縄の尊厳と誇りを傷つけられたと感じた県民は少なくない。保守分裂選挙となったことがそれを物語っている。失われかけた尊厳を県民自らの意志で取り戻した選択は歴史的にも大きな意義を持つ。
 一方、政府は選挙結果にかかわらず、辺野古移設を進めると明言しているが、民主主義国家として許されない。埋め立て承認で地元の了解が得られたと受け止めているようだが、それも間違いだ。
 仲井真知事は前回知事選で県外移設を訴えて当選した。県民は辺野古移設推進にその後転じた仲井真知事を支持したわけではない。つまり地元の大半は了解などしていないのである。
 政府は辺野古移設の是非を最大の争点とした知事選で示された民意を真摯(しんし)に受け止め、辺野古移設を断念すべきだ。それこそが安倍政権の言う「沖縄に寄り添う」ことを具現化することになる。
 米政府も民主主義に立脚すれば、民意の重みを無視できないはずだ。
 ことし1月の名護市長選では移設阻止を掲げた稲嶺進市長が再選された。にもかかわらず、政府は移設工事を強行着手した。新基地建設工事を既成事実化し、県民に無力感を植え付けることを狙ったことは明らかである。
 だが、県民がなえることはなかった。新基地建設反対の意志をさらに強固なものにするきっかけにもなった。多くの県民が基地の県内たらい回し拒否に票を投じたことが何よりの証しだ。

県民支援が必要

 東村高江では住民の反対を無視し、新たな米軍ヘリパッドの建設計画が進められている。翁長氏はオスプレイ配備に反対する立場からヘリパッド建設に反対している。建設断念に追い込んでほしい。県内全41市町村長が署名した「建白書」の求めるオスプレイ配備撤回の実現にも知事として力を注いでもらいたい。
 基地問題の解決はこれからが正念場である。辺野古移設など米軍基地の過重負担を強いる政府の厚い壁を突き破るためには、県民世論の後押しが欠かせない。「建白書」の精神に立ち返り、さらに幅広いオール沖縄で基地問題解決を訴え、翁長氏を支援する態勢の再構築も求められる。
 基地問題以外にも解決しなければならない課題は多い。
 翁長氏はアジア経済戦略構想の策定による自立経済の発展や正規雇用の拡大、4年後までの認可保育所の待機児童ゼロ、子ども医療費の無償化などさまざまな施策を通して県民生活を豊かにすることを打ち出している。
 那覇市長を14年務めた翁長氏の行政手腕、さらには那覇市議と県議で培った政治力、行動力を生かし、公約を実現するよう期待したい。県民は平和と豊かさの実感を望んでいる。県民の負託に応え、沖縄の将来も見据え、リーダーシップを発揮してほしい。

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(読売新聞 社説貼り付け)

沖縄県知事選 辺野古移設を停滞させるな
2014年11月17日 01時18分

 曲折の末、ようやく軌道に乗った米軍普天間飛行場の移設を停滞させてはならない。新知事に慎重な対応を求めたい。

 沖縄県知事選は、翁長雄志・前那覇市長が現職の仲井真弘多氏らを破って初当選した。

 選挙では、普天間飛行場の名護市辺野古への移設の是非が最大の争点とされた。

 元自民党県連幹事長の翁長氏は「移設反対」を唱え、共産、社民など革新政党との保革共闘によって、幅広い支持を集めた。

 自民党推薦の仲井真氏は、「普天間問題の一日も早い解決」を最優先課題に掲げ、「移設容認」の立場を鮮明にした。

 仲井真氏が昨年末、移設先となる辺野古沿岸部の埋め立てを承認したのは、住宅密集地にある普天間飛行場の危険性の早期除去を重視したゆえの決断だった。

 移設予定地は市街地から遠く、騒音や事故の危険性が現状に比べて格段に小さい。沖縄全体の基地負担を大幅に軽減しつつ、米軍の抑止力も維持するうえで、最も現実的な方法なのは間違いない。

 知事選では公明党が、辺野古移設に反対する県本部を説得できずに自主投票としたが、与党の対応として疑問が残った。与党時代に辺野古移設を決めた民主党の自主投票も、無責任だった。

 翁長氏は長年、辺野古移設を容認していたが、民主党の鳩山政権下で反対に転じ、県外移設を主張している。今回、「新辺野古基地は絶対に造らせない」と訴えながら、具体的な代替案を示さなかったのは責任ある態度ではない。

 普天間飛行場の移設が滞れば、「2022年度以降」とされた返還が実現せず、危険な現状の長期固定化を招く恐れがある。他の米軍基地の返還も遅れるだろう。

 この問題にどう対処するか、翁長氏は見解を示すべきである。

 翁長氏は当選を決めた後、埋め立て承認の「取り消し、撤回に向けて断固とした気持ちでやる」と語った。だが、法的に瑕疵かしのない承認の取り消しなどは困難だ。

 防衛省は現在、仮設道路の追加など埋め立て工事内容の一部変更の承認を県に申請している。

 翁長氏が徹底的に移設を阻止しようとすれば、政府との対立は避けられない。その場合、年3000億円台の沖縄振興予算をどうするか、という問題も生じよう。

 翁長氏も現実路線に立ち、政府との接点を探ってはどうか。

 政府・与党は、翁長氏の出方を見つつ、辺野古移設の作業を着実に進めることが肝要である。

(貼り付け終わり)

黒田日銀総裁が飲ませた劇薬は、日本経済を弱らせるだけではないのか?

2014年11月17日 21時00分34秒 | 日記
沖縄県知事選挙は、事前の予想通り、前那覇市長の翁長雄志(おながたけし)氏が、移設推進派で三選を目指した無所属現職の仲井真弘多(なかいまひろかず)氏=自民、次世代推薦=ら三人を大差で破り初当選した。 

 今後の辺野古基地の建設は、地元住民の反対の意志表示が明確になっただけに、民主主義を何よりも標榜し、住民の反対運動を恐れる米国は、恐らく住民の意思を尊重すると言わざるを得ず、強硬に移設推進をする事はできず、安倍政権は苦境に立たされると筆者は読んでいる。

 さて、一方で7-9月のGDP速報値も、今日の朝市に発表された。経済専門家たちの事前予想より結果は大きく減少している。

 この結果を受け、黒田日銀総裁のバズーカ第二段による、金融緩和継続の円安効果を頼りに上げいていた日経平均株価は、終値で、▲517円値下がりし、1万7千円台を割り込み16,973円となり、GDP悪化の冷水を浴びた格好だ。

それにしても黒田日銀総裁が今回放った「量的・質的金融緩和」の拡大決定は、エコノミスト達が疑問視する意見が多い。

 筆者も、黒田総裁の言う、デフレマインドからの脱却がどうしても必要であり、インフレターゲット2%の目標達成まではどんなことでもするという内容に、どうもすんなりと同調できなかった。

 果して今の経済の低迷は、デフレマインドが作り出している結果なのであろうか?という疑問が付きまとう。

 本来、可処分所得が実質的に増えれば、人々はもっと豊かな生活を望む筈である。

 モノの値段がもっと安くなると思って、買い控えている訳ではないはずだ。

 筆者が見たところ、最近の消費者の行動は、明らかに生活防衛に走っているように見える。

 そこに見えるのは、節約指向がより強まっていると言う事だ。

 かえってデフレと言われた3~5年前の方が、消費者は許せる範囲の中で、消費行動をしていたように思う。

 筆者は現在、霊園で墓石の販売のアドバイザイーを業としているが、明らかに2~3年前の方が、高級な墓石を求めるお客様が多かったものだ。

 特に今年4月の消費税引き上げ以降は、明らかに低価格の墓石を求められるお客様の層が増えている。 そしてお客様の行動が非常に慎重になっておられるのに気付く。

 これはどういう事であろうか? 筆者の推測では、立派な墓を作りたい気持ちは山々であるが、如何せん財布の中身に豊かさがなくなっているのと、将来に対する不安が高まっていると言う事だと見る。

 新車の販売状況を見てもわかるように、良く売れているクルマは、燃費の良いハイブリッド車と、燃費の改善が進んでいる軽自動車だ。そしてもっと高額な出費を要する住宅購入などは落ち込んだままだ。

 これはどう見てもデフレマインドの結果ではない。

 節約指向の高まりの結果だ。所得の増加が明らかになってこそ、購買力にも明るさが見えるようになる。

 日銀黒田総裁の方針に、危惧を感じたコラムを筆者は読み同感しました。

 上野泰也氏のコラムで、下に貼り付けます。

(ロイター電子版より貼り付け)

コラム:日銀「誤薬投与」の巨大リスク=上野泰也氏
2014年 11月 13日 19:32 JST
(上野泰也 みずほ証券 チーフマーケットエコノミスト)

[東京 13日] - 日銀の黒田東彦総裁が今月5日、10月末の「量的・質的金融緩和」の拡大決定後では初めてとなる講演を行った。事務方が準備したとみられる原稿を淡々と読み上げる姿に派手さこそなかったものの、2%物価目標実現への総裁の強いこだわり、人々の期待・マインドに働きかけることを非常に重視する姿勢が伝わってくる内容だった。

 デフレから脱却するために「できることは何でもやる」という宣言が講演の最初と最後に配されたほか、「物価の下振れリスクが大きくなったのであれば、追加的な措置を行うことは当然の論理的帰結」という、5対4の僅差での決定になった追加緩和を正当化する発言があった。さらに、以下の印象的なメッセージが発信された。

 「デフレマインドの転換は着実に進んできています。今、この歩みを止めてはなりません。デフレという慢性疾患を完全に克服するためには、薬は最後までしっかりと飲み切る必要があるのです。中途半端な治療は、かえって病状を拗(こじ)らせるだけです」

 この発言は、卑近な言い方をすれば「突っ込みどころ満載」である。

 特に筆者が問題視すべきと考えるのは、日銀が日本経済に飲ませている「薬」は、本当に「正しい処方箋」に基づくものなのかという点だ。そのあたりをいったん立ち止まって点検・検証することなく、あるいは緩和拡大によるメリットとデメリットの比較考量を、中長期的視野を交えて入念に行うことなしに、「2%への強いこだわり」から自縄自縛になったまま、日銀は総裁主導で突っ走っている感が強い。

 今回の黒田総裁講演もそうだが、いまの日銀はデフレの原因論において、実物経済における需要と供給のバランスの悪さという基本的な部分よりも、デフレマインドが日本の家計・企業に染み付いていることが最大の問題だという主張を前面に出すことが多い。「景気は気から」ならぬ「物価は気から」の論理構成である。だが、モノやサービスの値段が下がると予想していることを理由に家計が消費を先送りしたり、企業が設備投資を先送りしたりする事例は、実際にどのくらいあるのだろうか。

 日本人ではなく東京在住の外国人によるものだが、今月6日に英フィナンシャル・タイムズ(FT)電子版に掲載された追加緩和に関する投書の内容は、実に興味深いものだった。「日銀の現在の政策は災難をもたらす可能性が高い」と題したこの投書は、多年にわたり、きわめてマイルドなデフレを(日本で)経験してきた立場からの見方として、不動産や株式における投機目的以外で、将来は値下がりするだろうと考えて人々が買い物を遅らせているようなことはないと断言。物を買う必要がないから(役に立たないか、そうした価格で買うだけの魅力がないのかもしれない)、あるいは買うだけの経済的余裕がないと感じているから人々が買い物を遅らせていることはあるかもしれないが、日銀の政策がそうしたことを変えるのは不可能だとした。

 また、人口が増えない国での「プリンティング・マネー」で株価は短期的に上昇するかもしれないが、日本における生活水準を押し下げるだけになってしまうのではないか、とも述べていた。傾聴に値する、正しい指摘だと筆者は思う。デフレマインドがあるがゆえに消費や投資が先送りされているとする日銀のトップダウン的な状況認識は、人々の生活実態や企業の投資行動の実情とは、ほとんどかみ合っていないのではないか。

 筆者がコンタクトしている機関投資家からは、「誤った処方箋」に基づいて日銀がこれまで以上に大量に「投薬」を行うことによる「患者の容体悪化」を懸念する声が、より頻繁に聞かれるようになっている。

<偽薬効果で官製バブルの懸念>

 「第1の矢」がもう一度放たれたことによる、マーケットに対する「偽薬(プラシーボ)」的な効果の先行きも警戒されるところである。

 潜在成長率を引き上げるのは政府の役割であり、中央銀行による金融緩和が主役を務めることはできない。この面での主役は、広い意味での成長戦略である。黒田総裁が「バズーカ2」を撃ち込んだからといって、日本経済や世界経済が急に理想的な状態になるわけではないことは自明だろう。しかし、電撃的な金融緩和を受けたユーフォリアの中でそうした点が忘れられてしまい、株価の上昇が進んだ。

 為替市場では「円の売りやすさ」が、内外の投資家によって強く意識されている。背景には、日銀が2015年のいずれかの時点で、「15年度を中心とする期間」における「物価安定の目標」2%の達成を断念する方向で見通しを修正するとともに、さらなる追加緩和に追い込まれるだろうという読みがある。利上げを模索する米国とは金融政策のベクトルが今後も長期にわたり正反対だとすれば、少なくとも120円前後、ひょっとすると07年のドル高値である124.14円まで円安ドル高が進む余地あり、という話になる。

 過剰流動性を背景とする「カネあまり」相場は現在、グローバルな広がりをみせている。さらに、日本の株式市場は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)とともに日銀が下値を支える役回りを果たすことによる「官製相場」の色彩が濃くなっている。このため、ファンダメンタルズで正当化されるよりも一段高い水準で日本の主要株価指数が推移しやすくなっているのが実情だろう。

 ファンダメンタルズで正当化できる水準を超えた資産価格上昇は、それが進めば進むほど「バブル」の色彩を濃くする。そして、「バブル」はいずれかの時点で何らかのきっかけで行き詰まって崩壊するというのが、歴史の教えるところである。


<姿を消した「債券自警団」>

 薬の例え話でもう1つ言うと、「誤った投薬」を長く続けすぎることによる「中毒症状」あるいは「機能まひ」も問題である。これはもっぱら債券市場にあてはまる。

 流動性が枯渇してしまったわけではないものの、日本の債券市場は健全な価格形成機能が大幅に損なわれた状態にあり、日銀主導の需給相場という性格がきわめて濃い。経済指標への感応度はきわめて弱く、日銀による長期国債買い入れが市場の最大の関心事になっている。債券ディーラーは「日銀ウォッチャー」ならぬ「日銀オペウォッチャー」と化している。

 そして、財政規律の緩みに対し、長期・超長期ゾーンの金利が上昇することで警告を発する「自警団」的なシグナル発信の機能は、もはやほとんど期待できないのが実情である。

 筆者の以前からの予想に沿って、2015年10月の次回消費増税は政治・経済両面にわたる理由から先送りされる見通しになったが、「悪い金利上昇」は限定的で一時的なものにとどまる可能性が高い。一部で警戒されているような「手がつけられない」金利上昇にはならないだろう。もっとも、そうした債券市場の著しい機能低下が日本経済にとって望ましくないことは論をまたない。

 異様なまでの規模で緩和を積み重ねる一方、「出口」論議を封印し続けている日銀。筆者が先日面談したある国の中央銀行当局者は、日銀の大規模緩和を「壮大な実験」と評した上で、「中央銀行の信認に傷が付くことはないのか」と尋ねてきた。日銀がこのまま走り続ける場合、そうなってしまうリスクはきわめて大きいと筆者はみている。
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*上野泰也氏は、みずほ証券のチーフマーケットエコノミスト。会計検査院を経て、1988年富士銀行に入行。為替ディーラーとして勤務した後、為替、資金、債券各セクションにてマーケットエコノミストを歴任。2000年から現職。

(貼り付け終わり)

辺野古移設問題が争点の、沖縄知事選挙は今晩10時頃には大勢判明する。

2014年11月16日 14時36分55秒 | 日記
 今日、11月16日(日)は辺野古移設問題が争点になっている沖縄知事選の投票日だ。

 沖縄タイムスによると、15日までの期日前投票者数は19万7324人で、過去最高を記録しているという。それだけ沖縄県民の関心が高いと言う事だろう。

 我々、本土の人間には関与できないが、どういう沖縄県民の意志がこの選挙で示されるのだろうか?

 10%消費税への延期か、あくまで実施か、はたまた野党の消費税凍結を打ち出しての、是非を問う解散総選挙を、安倍政権は打つらしい。

 中央紙は消費税だけを大きな争点にして報道しているが、この沖縄知事選の結果も大いに影響することは間違いない。

 今日の午後10時頃には、沖縄知事選の大勢は判明すると沖縄タイムスは伝えている。

 その結果によっては筆者もこのブログで取り上げてみたい。


(沖縄タイムスより貼り付け)

沖縄知事選:午前11時投票率は12.83%
2014年11月16日 11:49

 米軍普天間飛行場の辺野古移設問題が争点に、4氏が立候補した沖縄県知事選は16日午前7時から投票が始まっている。県選挙管理委員会によると、午前11時現在の投票数は14万911票で投票率は12.83%。前回同時刻を0・43ポイント上回っている。

 15日までの期日前投票者数は19万7324人で、過去最高を記録している。

 投票は午後8時まで。即日開票され、午後10時ごろには大勢が判明する見通し。【沖縄タイムス+プラス編集部】

(貼り付け終わり)

解散総選挙という首相の専権事項を、安倍首相から聞くことがなく、御用メディアが進める不思議の国 日本。

2014年11月15日 09時43分18秒 | 日記
 消費税の再増税は1年半ほどの延期がほぼ決定するようだが、その信義を問うという形で、内閣を解散し総選挙に入るという。

 しかしこれらは全て、安倍首相の専権事項であり、本来は安倍首相が正式に表明してから、メディアが伝えるべき内容であろう。

 ところが肝心の安倍首相は、やたらと忙しそうに外遊中で、日本には殆んどおらない。 NHKは海外の会議で発言した内容も短く報道しているが、筆者から見ると大して目新しい内容は無しだ。

 外遊先での記者会見でも、再増税も解散も総選挙も、相変わらずあいまいなままだ。

 こんなふざけた政治が、現実の日本の政治にまかり通っている。

 筆者も安倍政権の御用新聞である読売新聞が、まず解散風を記事にし、NHKがあたかも確定のような報道を繰り返していた事を知っていた。

 しかし各メディアは、当然の確定内容のような形で、解散総選挙の与党、野党のあわただしい動きを伝えることに忙しい。

 日本は本当におかしな国である。首相の専権事項を御用メディアに記事として書かせ、国民にその気にさせるらしい。

 馬鹿と侮られているのは、他ならぬ国民だ。 いくら円安で株価が上がっても、不安定な海外の政治情勢や経済の変動が起こると、ひとたまりもなく円は底なしの円安に落ちこんだり、現在の株価が吹き飛んでもおかしくない。

 天木直人氏が、最新のブログで、安倍首相の無能さを指摘している。


(天木直人のブログより貼り付け)
11月15日

≪読売が風を吹かせ、NHKが宣言した今度の安倍解散・総選挙劇≫

 きのう11月14日の夕のNHKのニュースを偶然聞いた私は驚いた。

 なんと、安倍首相が解散・総選挙を決めた、と報じたのだ。

 ここまで確定的に書いたのはおそらくこのNHKのニュースが最初に違いない。

 その後を追うように、今朝の主要紙が12月14日総選挙へ、と一面トップで書いている。

 振り返れば、11月9日の読売新聞が解散風を吹かせ、11月14日夕のNHKが解散宣言をした。

 安倍首相の御用メディアの双璧が、見事にお膳立てしたというわけだ。

 その間、解散・総選挙の主役である安倍首相は外遊中である。

 こんな解散劇は日本の政治史の中でも空前絶後だろう。

 もし、メディアが総理の専権事項を好き勝手に書いて、それで解散・総選挙が決まったとしたら、これほど不甲斐ない首相はない。

 もし、メディアを使って情報操作を繰り返し、批判をそらせてなし崩し的に解散・総選挙を既成事実化しようとしたなら、これほど姑息な首相はない。

 いずれにしても、安倍首相は首相失格だ。

 こんな解散・総選挙で勝って、首相に居座り続けることが出来たとしても、安倍首相を待ち受けている物は、さらなる政策の行きづまりしかない。

 その時こそ、安倍首相は病気に逃げ込んで政権を投げ出さなくてはならなくなる時だ。

 しかし、今度こそ国民はそれを許さないだろう。

 最後まで責任を取ってもらおう、ということになる。

 はたして安倍首相は帰国後の記者会見で、どのような顔をして解散・総選挙を宣言するのだろうか。

 メディアはそれをどのように書くのだろうか。

 これほど面白い解散・総選挙サル芝居はない。

 主役は、誰が政権をとってもいいから早く日本を良くしろ、と怒鳴ってそれを眺める我々国民である(了)

(貼り付け終わり)

やっぱり胡散臭い、百田尚樹が取り上げた「やしきたかじん、さくら夫人」の『純愛』

2014年11月13日 15時36分14秒 | 日記
 百田尚樹氏の最新ドキュメンタリー作品『純愛』は色々と問題になっているようだ。

 この本の発売前日にTVのゴールデン時間帯番組に、やしきたかじんの年若き妻さくらさんとの純愛を、延々と再現ドラマ仕立てで放送され、ちゃっかりと本のプロモーションを行っていたように筆者には思えた。

 しかし筆者のカミさんなどは、「さくらさんて、本当にたかじんさんを愛していたのねえ」と、涙ぐむ有様だった。

 ところが、筆者は観ていないが、その後もこの『純愛』を数本のTV番組で取り上げていたようだ。

 どうも百田尚樹氏はTVで育ってきた人間だけに、TVで取り上げる宣伝効果を見抜いているようだ。

 筆者はこのブログでは、あまりこういうネタを取り上げないが、百田尚樹氏は安倍晋三首相とも懇意で、NHKの経営委員にも名を連ねている。 単なるベストセラー作家ではないのだ。

 それだけに、彼の作品がむやみにベストセラーになる事に、胡散臭さを感じるのだ。しかも例によって出版社は「幻冬舎」だ。この会社も安倍晋三氏と懇意な出版社だ。

 そしてリテラのサイトを見ていると、≪二股発覚!たかじん未亡人は人妻だった!百田尚樹『純愛』の嘘≫というコラムを見つけた。

 さくらさんがあまりにも出来過ぎていた女性だと、筆者は思っていたいたために、アーやっぱりドキュメンタリーではなく、百田尚樹の『純愛』は単なる創作の小説であると理解した。

 それともう一つ、ネットにアップロードしたブログやFBなどは、完全な削除は不可能だと言う事だ。それだけに筆者も、このブログに添付したコラムなどは出所を明確に記して、自分の意見と同感であったり、異なった意見を書いたりしているつもりだ。

 それにしても、百田尚樹の『純愛』の広告宣伝は看板に偽りがあるように筆者は思う。

 詳細は下に貼り付けた酒井まど氏のコラムをお読みください。

(リテラより貼り付け)

≪二股発覚!たかじん未亡人は人妻だった!百田尚樹『純愛』の嘘≫
酒井まど
2014.11.13.

 賛否両論の百田尚樹の『殉愛』(幻冬舎)に、新たな疑惑が浮上した。今度は、感動の愛の物語の主人公であるやしきたかじんの妻・さくらさんが、なんと同時期に別の男性と結婚していたというものだ。

 きっかけは、たかじんと30年来の付き合いがあるという一般男性のブログのコメント欄に、「イタリア在住」と称する人物が〈彼女は年下のイタリア人と結婚していました。今は削除されていますが、 都会っ子イタリアに嫁ぐというような名前のブログをやっていました。〉と投稿。これを受けて「2ちゃんねる」では情報収集が行われ、“さくらさんと思しき人物”のブログを発掘したのだ。

 そのブログとは、NOAHなる人物が開設していた「都会っ子、イタリア・カントリーサイドに嫁ぐ」(すでに削除済み)というもの。ブログ上の説明によれば、以下のような内容のブログである。

〈シャネルとバーキンをこよなく愛し、高層マンション、タクシーの完全都会っ子生活から一転、恋した相手はイタリア・田舎っ子の彼・・・。 慣れないカントリーサイドで国際結婚ブログ。〉

〈完全都会育ちのOLが、惚れてしまった弱み・・・愛犬さーちゃんと共にはるばるイタリアの田舎町までやってきてしまいました。日本での快適な都会生活から離れ、毎日慣れないイタリア語、初めての“田舎生活”、ハニーのおかしな両親と弟との同居、近所の親戚など大家族に囲まれ、一喜一憂・奮闘しながら生活しています〉

 たしかに、『殉愛』でも、さくら夫人がイタリアに残してきた愛犬のミニチュア・ダックスフンドの名前は「さーちゃん」と記載されている。しかも、『殉愛』では、たかじんとさくらさんは互いを「ハニー」と呼び合っているが、このブログ主もイタリア人の夫を「ハニー」と呼んでいる。そして、ブログやリンク先で掲載されているブログ主の顔は、さくらさんとそっくりである。

 編集部でもいろいろと検証してみたが、ネット上の指摘はつくりでも思い込みでもなく、このブログ主はさくらさんと考えて間違いないだろう。

 また、彼女がイタリア人男性と結婚していたというのも事実のようだ。2010年4月14日のブログにはこうある。

〈さてさて、あたしたちはカトリック教徒として、結婚前に「フィアンセコース」なるものを他のカップルたちと受けたんです。「離婚」が良しとされていないので、事実婚が多いのもイタリア。それでも結婚するのだから、失敗がないように・・・結婚とは何ぞや?っていう勉強をドン(牧師)とします。〉

 また、同年8月13日のブログには〈9月の式の前に、ドレスの丈の調整をしなくてはいけないので必要なシューズ。。。〉というくだりがあるし、家族紹介の欄には、「Honey 日本・お好み焼・たこやきが大好き、(中略)アニメ・コンピュータ・フットボール(ACミラン)オタクのイケメンイタリア人」と夫のことが紹介されている。

 百田尚樹の『殉愛』には、当時、さくらさんにはイタリア人の親しい男性がいたとは書かれていたが、その関係は「恋人未満」「(恋人とは)違います」と記述。ところが、実際は既婚者だったというわけである。

 こうした指摘に対して、百田は早速、11月12日のツイッターでこう反論した。

 「ネット上で、たかじんさんの妻の経歴をほじくりかえして、鬼の首を取ったようにわめいているヤカラが大勢いるが、過去がどうだと言うのだ。いたって普通の経歴にすぎない。犯罪を犯したわけでもない私人の経歴を暴き立てて非難するのは実に低俗な行為だと思う。」

 たしかに結婚歴があるというそれ自体は普通のことだ。しかしだとしたら、なぜそれを隠し、独身を装っていたのか。 百田は『殉愛』のあとがきで「この物語はすべて事実である」と大見得をきったのではなかったか。そもそも、商売丸出しの大々的なプロモーションを仕掛けておきながら、いまさら「私人の経歴を暴き立てるな」といわれても、何の説得力もない。

 しかも、さくらさんはただ結婚歴があるだけではない。たかじんからのプロポーズを受け、つきあっていた時点でも、まだ結婚をしたままだった可能性がある。

 『殉愛』の記述によると、ふたりが最初に会ったのは、2011年12月25日。独身で、イタリアでネイルサロンを経営していたさくらさんは、妹の出産に合わせて日本に帰国しており、梅田のヒルトン大阪で友人のイタリア人女性と食事をし、その後、Facebookで知り合った「家鋪隆仁」という素性不明のおじさんのパーティにしぶしぶ参加。その後、30日にたかじんと2人で鉄板焼き店に行き、その日の夜、たかじんの自宅にてプロポーズを受けている。

 だが、問題のブログをみると、同年12月に妹の出産のためイタリアから日本へ帰国しているのだが、たかじんと会う前日の24日にはイタリア人の夫も合流。「結婚2周年イヴ」を過ごしたことを報告しているのだ。そして、たかじんからプロポーズを受ける前々日の28日には、夫ともにヒルトン大阪と思しきホテルに滞在中であることを写真とともに伝えている。

 その後、明けて12年1月2日に夫がイタリアへ帰国。『殉愛』によると、当初はさくらさんも1月20日にイタリアに戻る予定だったが、16日にたかじんの食道ガンが発覚。さくらさんはイタリア行きのチケットを破り捨て、たかじんと生きていくことを決意する。

 だが、この後、『殉愛』を読んでも、疑惑のブログをチェックしても、イタリア人の夫と離婚したという記述はない。
 
 それだけではない。実は、2ちゃんねるでは、そのイタリア人の夫のTwitterも発掘されているのだが、さくらさんがチケットを破り捨てた1週間後の12年1月22日には、「2 days: longest period without talking with my wife :()」(2日間、こんなに妻と話せてないなんてはじめてだ)とツイート。

 そこから2か月経った3月15日の時点でも、「far from my wife and I am going crazy. Maybe it's time to think how to get out this situation. Move to Japan?」(妻と離ればなれで気が狂いそう。この状況をなんとか考えないと。日本に引っ越しするかな)とつぶやくなど、離婚どころか、日本で起きていることに気がついていない様子なのだ。

 しかも、『殉愛』を読む限りでは、その後、彼女がたかじんと入籍するまで、イタリアに渡った形跡はない。そんなところからネットでは「重婚じゃないか」という疑惑まで噴出しているのだ。

 ただ、これだけで重婚とするのは難しいだろう。イタリアには行っていなくても代理人を立てたのかもしれないし、イタリアは事実婚も多いため、法律上は籍を入れていなかった可能性もある。

 しかし、少なくともたかじんとさくらさんが一時、不倫関係にあったということはいえそうだ。しかも、『殉愛』の記述が事実なら、さくらさんは結婚の事実をたかじんにも伏せ、騙していたことになる。『殉愛』から、たかじんとさくらさんがはじめて二人きりで会った11年12月30日の会話を引用しよう。

〈「イタリアには彼がいるの?」
 「親しい男性はいます」
 「恋人じゃないの?」
 「違います」とさくらは答えた。
 「でも、父は彼と結婚したらいいと言いました」
 たかじんは少し驚いた顔をした。一年前、さくらの父がイタリアに来たときに、その彼を見ていたく気に入ったのは事実だ。また彼からはプロポーズもされていた。もっとも彼と結婚するイメージは湧いていなかった。〉
 
 だが、不倫だったとしても、また仮に重婚だったとしても、筆者はそれが問題だとは思わない。問題なのは『殉愛』で、百田とさくら夫人がその事実を伏せていたことだ。ほんとうの愛を描いた“ノンフィクション”だというなら、イタリアで結婚していた彼女がたかじんに迫られ、そのことを打ち明けることができないままたかじんの食道ガンが発覚して、夫を捨てて彼を支えようと決意した事実をきちんと描けばよかったではないか。そのほうが、もっと読者の心を揺さぶることができただろう。

 逆にいえば、それをしなかった、ということが、この本の真の目的を物語っているのではないか。娘や元マネージャーに対しては一方的な中傷を浴びせながら、もう一方の当事者であるさくらさんの都合の悪いことは事実をねじ曲げ、一切書かない。これは結局、遺産や利権争いで一方の当事者を利する目的で書かれたものだからではないのか。だとしたら、ノンフィクションでなく、謀略本だ。

 以前、百田は、本サイトでも紹介したように、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に出演した際、こう話したことがある。

「ノンフィクション作家は、うまいことウソ入れる。わたしも、ノンフィクション書くとき、平気でいっぱいウソ入れてます。ほんまにそのまま書いたら、おもろない」

 今回もいっぱいウソが入ってるみたいだけど、全然おもろないよ、百田センセイ。
(酒井まど)

(貼り付け終わり)