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解散総選挙という首相の専権事項を、安倍首相から聞くことがなく、御用メディアが進める不思議の国 日本。

2014年11月15日 09時43分18秒 | 日記
 消費税の再増税は1年半ほどの延期がほぼ決定するようだが、その信義を問うという形で、内閣を解散し総選挙に入るという。

 しかしこれらは全て、安倍首相の専権事項であり、本来は安倍首相が正式に表明してから、メディアが伝えるべき内容であろう。

 ところが肝心の安倍首相は、やたらと忙しそうに外遊中で、日本には殆んどおらない。 NHKは海外の会議で発言した内容も短く報道しているが、筆者から見ると大して目新しい内容は無しだ。

 外遊先での記者会見でも、再増税も解散も総選挙も、相変わらずあいまいなままだ。

 こんなふざけた政治が、現実の日本の政治にまかり通っている。

 筆者も安倍政権の御用新聞である読売新聞が、まず解散風を記事にし、NHKがあたかも確定のような報道を繰り返していた事を知っていた。

 しかし各メディアは、当然の確定内容のような形で、解散総選挙の与党、野党のあわただしい動きを伝えることに忙しい。

 日本は本当におかしな国である。首相の専権事項を御用メディアに記事として書かせ、国民にその気にさせるらしい。

 馬鹿と侮られているのは、他ならぬ国民だ。 いくら円安で株価が上がっても、不安定な海外の政治情勢や経済の変動が起こると、ひとたまりもなく円は底なしの円安に落ちこんだり、現在の株価が吹き飛んでもおかしくない。

 天木直人氏が、最新のブログで、安倍首相の無能さを指摘している。


(天木直人のブログより貼り付け)
11月15日

≪読売が風を吹かせ、NHKが宣言した今度の安倍解散・総選挙劇≫

 きのう11月14日の夕のNHKのニュースを偶然聞いた私は驚いた。

 なんと、安倍首相が解散・総選挙を決めた、と報じたのだ。

 ここまで確定的に書いたのはおそらくこのNHKのニュースが最初に違いない。

 その後を追うように、今朝の主要紙が12月14日総選挙へ、と一面トップで書いている。

 振り返れば、11月9日の読売新聞が解散風を吹かせ、11月14日夕のNHKが解散宣言をした。

 安倍首相の御用メディアの双璧が、見事にお膳立てしたというわけだ。

 その間、解散・総選挙の主役である安倍首相は外遊中である。

 こんな解散劇は日本の政治史の中でも空前絶後だろう。

 もし、メディアが総理の専権事項を好き勝手に書いて、それで解散・総選挙が決まったとしたら、これほど不甲斐ない首相はない。

 もし、メディアを使って情報操作を繰り返し、批判をそらせてなし崩し的に解散・総選挙を既成事実化しようとしたなら、これほど姑息な首相はない。

 いずれにしても、安倍首相は首相失格だ。

 こんな解散・総選挙で勝って、首相に居座り続けることが出来たとしても、安倍首相を待ち受けている物は、さらなる政策の行きづまりしかない。

 その時こそ、安倍首相は病気に逃げ込んで政権を投げ出さなくてはならなくなる時だ。

 しかし、今度こそ国民はそれを許さないだろう。

 最後まで責任を取ってもらおう、ということになる。

 はたして安倍首相は帰国後の記者会見で、どのような顔をして解散・総選挙を宣言するのだろうか。

 メディアはそれをどのように書くのだろうか。

 これほど面白い解散・総選挙サル芝居はない。

 主役は、誰が政権をとってもいいから早く日本を良くしろ、と怒鳴ってそれを眺める我々国民である(了)

(貼り付け終わり)