元気な高齢者こそ使いたい電子機器

80歳を過ぎても、日々の生活を楽しく豊かにする電子機器を使いこなそう

日銀黒田総裁のぶっ放したマイナス金利政策も、早くも効果切れ。次の手は何か?

2016年02月04日 11時43分19秒 | 日記
 黒田日銀総裁が発表したマイナス金利適用で、先週から株式相場や為替相場の乱高下が発生した。

 日経平均株価は1万8千円台まで上昇し、円ドル為替は一挙に121円まで円安に向かった。

 ところが、1週間もしないうちに、今日2月4日の日経平均株価の前引けは、17,069円、為替は117.97円と、ほぼ黒田バズーカの発表前に戻ってしまっている。

 やはり無理筋のマイナス金利政策は、すでにマイナス金利を採用している欧州諸国でも、経済効果はほとんどなく良い評価はあまり聞かない。

 安倍政権は、株高政策に全精力を集中しているように見えるが、もはや力尽き刀折れという感じにしか見えない。

 筆者は前から、このブログにも書いているが、1日も早く国民生活に貢献する政策に転換するべきだ。ほんの一部の大企業サラリーマンは別として、大部分の就労者の実質賃金は上がらず、年金生活者も支払い年金額が抑えられるばかりだ。

 日本のGDPの数値は6割が個人消費に支えられているわけで、消費を控えひたすら耐乏生活をしようという国民が大半を占めている現実では、デフレ脱却など、とてもおぼつかない話だ

 日本の経済も政策も、緊密に世界の主要国との関係の中で推移するものだ。

 今回の日銀のマイナス金利導入は、今後の米国の金利政策に影響を与え、結果的に円高ドル安に為替が動き、輸出企業の収益悪化を招く懸念から、株安に向かってしまっているようだ。

 次に黒田総裁はどのような手を使うのだろうか? 筆者は金融政策だけをいじくっても、日本経済は良い方向には向かないと確信している。

コメントを投稿