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シリア空爆を遂行するのか? オバマ大統領の決断の難しさ。

2013年09月06日 16時16分16秒 | 日記
 緊迫しているシリア情勢のお蔭か、G20会場で我らの安倍首相はオバマ大統領とも、中国習首相とも、韓国朴大統領とも、立ち話程度であれ短時間の面談ができたようである。

 オバマ大統領は安倍総理には本音では会いたくなかったのだろうと思うが、シリア空爆に対して協調してくれる国が少ないため、急きょ米国側からの会談希望が日本側へ出てきたらしい。

 米国はこのような時の頼みの綱は、イエスマンの日本と思っているのだろう。

 しかし、安倍総理は一方で事前にロシアのプーチン大統領との会談も決まっており、さすがに米国に対しての全面支持とはいかず、化学兵器の使用には絶対的に容認できないと言う事だけで、シリアのアサド政府批判には踏み込まなかった。

 エライ。それで良いのだ。

 シリアのアサド政権には、色々問題点はあるが一方の反政府派も内部的には、我々日本人には分りづらいが、今ではアルカイダ等のイスラム過激派が主導権を握っており、果して米国がアサド政権を潰す事になるのが、本当に米国の国益になるのか実態は分からないと言われている。

 しかもこの地域はイスラムと対立しているイスラエルや隠然たる力を持っているイラン、混乱状態にあるエジプト等、周辺国には火種を抱えた国が多すぎる。

 筆者などは、本来は米国が中東のこの地域に手を突っ込むべきではないと思っている。

 イラクやアフガニスタンの例を上げるまでもなく、米国の介入で米国自身も多くの戦費と軍人を犠牲にしてきている。その為に米国民のシリアへの介入は非常に反対が多い。

 米国には軍産複合体と言う巨大な戦争遂行好きな組織があるため、オバマ大統領も、本音ではシリアへの空爆をする気があるのかどうか不明だが、筆者から見ると米国は身内に大きな癌組織を抱えているように見えて仕方がない。

 世界平和実現の阻害要因は、米国が抱えるこの癌組織が非常に大きな抵抗組織になっているように思えてならない。

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