最近の業績発表で、PanasonicやSharpなどがなんとか黒字に転換している中で、Sonyが相変わらず大幅赤字に苦しんでいる。
筆者などはどうしても過去のSonyブランドの栄光を知っているだけに、事実ソニー製品も購入していたが、気がつけばW-XPのパソコンVAIOを買った以降は、台湾製のASUSに買い替えてしまっていた。
TVもブラウン管TVの時代はSonyのトリニトロンを購入していたが、液晶になってからは東芝Regzaに変わってしまった。
デジタル製品から、Sonyブランドがだんだん消えていくと言うのが、なんとも言わず物哀しいが、最近の国内メーカーのブランド製品も、Mad in Chinaなどアジア製品がほとんどだ。
その為、円安になろうと、デジタル製品や家電製品は輸入が増え続ける事になる。
筆者も使っているスマホはiPhoneになってしまったが、確かに製品の品質感は立派なものである。
アップル社は製造設備は持たず、全て海外委託である事は知っていたが、ダイヤモンドオンラインで、アップルの技術の強みを書いたコラムを読み、アーこれが日本メーカーの凋落の大きな原因であると理解できた。
製造に関するパーツパーツの技術に詳しいアップルの技術屋が、委託先のメーカーと話し合い、指導できる能力を削ぎ落としていないのだ。
ところが日本のメーカーは海外移転と共に、技術者の流出に歯止めが掛からず、単なる購買担当者が、コストの高い安いだけで判断する事務屋に仕事を任せ、現場の技術指導の不在のため、製品開発の遅れの大きな原因があるのだ。
基本設計から始まり、高度な部品の技術要求度の不足から、魅力ある製品を市場に出せなくなったと言えるだろう。
今のところ、国内の自動車メーカーは、まだまだ日本の技術や生産管理のノウハウは失っていないように見えるだけに、まだ一縷の望みはあるが、中国、韓国や東南アジア勢の技術の進歩は目を見張るものがあり、日本も安閑とはしておれないと思える。
そしてこのコラムの最後に、あなたの現場は「日本モデルの強み」を大切にしている?というアンケートに対して、なんと55%の読者が、出来ていないと言っている。
これが日本の製造業が抱える一番大きな問題点だと筆者は感じた。
(ダイヤモンドオンラインから貼り付け)
製造を外注しても技術力を失わないアップルの凄み
欧米モデルを誤解し、安易に模倣する日本企業のリスク
2014年5月7日
松本晋一 [株式会社O2/株式会社XrossVate代表取締役]
●ビジネスモデルよりも技術伝承力
アップルの本当の強さとは何か?
「アウトソースを行っているにもかかわらず、意外にコストが下がらない」
こんな愚痴を頻繁に耳にする。
「アップルは技術がすごいのではなく、ビジネスモデルがすごいのだ」
こんな話もよく聞く。
今回は、世界で最も注目されているデジタル家電企業・アップルの「強さ」について分析したい。同社はビジネスモデルも凄いが、実は超ノウハウ集団なのである。
最初に面白い話を紹介したい。読者の中にはピンと来る人もいるかもしれないが、アップルが手がけるある製品の「初代機」についての開発秘話だ。これは、バッテリーをソニーが担当していた。「ソニーがバッテリー?」と思う読者もいるかもしれないが、実は世界で初めてリチウムイオン電池を商品化したのはソニーだ。
ソニーは、部品メーカーとしても秀逸だ。CMOSなどの画像センサーは、ライバルのサムスンと比べて3倍以上のコストがかかっているにもかかわらず、「iPhone5」「Galaxy」などのスマートフォンでは標準搭載となっている。
筆者は、イノベーションは部品や素材から起きると考えている。ソニーはもっとデバイス事業、B2B事業に経営資源を投じても良いとも思っている。
話を元に戻そう。前述の「初代機」を開発する際に、アップルからソニーに対して大幅な軽量化の要望が出た。デザイン性を高めた端末であったため、肉厚をもっと攻めることが求められた。
ソニーは検討を重ねた。技術にはメドをつけたが、量産試作の段階で足踏みとなってしまった。あるプレス部品の歩留まりが、改善されないのだ。
イラ立ったアップルは、「様子を見に日本へ行く」と一方的なメール送りつけ、数日後に担当者が来日した。迎えの車の中で、アップル担当者は挨拶も十分にせずにこう切り出した。
「私はプレスの専門家だ。この中でプレスの専門家は誰だ」
気まずい空気が流れた。というのは、車には営業しか乗っていなかったのだ。ソニーは「工場にいる」と回答した。アップルの担当者は、「危機感がない」と言いたげな表情であった。
工場に到着後、早速打ち合わせが始まった。矢継ぎ早に質問を浴びせるアップル担当者に、ソニー側はタジタジであった。実は、該当するプレス部品の製造は外部委託しており、この打ち合わせにはソニーのバッテリーパック設計者と、品質保証担当者と、生産技術担当者しか同席していなかったのだ。
●現場を知らないと思われていた
アップルがソニーに的確な指示を
アップルは「現場を見せろ」と言い出した。急遽、委託先に連絡を取り、ゲンバを案内した。そこで、ソニーとプレス屋は再度驚くこととなる。アップルの担当者が、的確な指示を出し始めたのだ。そして、1週間の調整を経て量産が開始された。
アップルの担当者は、帰国の際にこんな言葉を残して行ったという。「モノづくりを知らないと、外部に仕事は出せないよ」と。実は、ソニーサイドは逆の認識が強かった。アップルの担当者が来日するときに、ソニーは「現場を知らないアップルがこちらに来て、何かできるのか」と思っていたのだ。
確かにアップルには、「ゲンバを知らない」と思われていた時代もあった。だが、スティーブ・ジョブスが戻ってきてアップルは変わった。ジョブスは、「神は細部に宿る」をモノづくりの神髄と思っていた。燕三条のプレス屋をジョブスが訪れ、iPhoneカバーの鏡面仕上がりにまでこと細かに口を出したことは有名な話だ。
アップルは、工程ごとの専門家を社内に揃えている。その技術者は世界中の最先端加工方法を勉強し、ゲンバを飛び回っている。自社に設備を所有していないので製造業とは言えないかもしれないが、製造業以上にノウハウを持っているだろう。
アップルは、技術を把握した上でアウトソースしている。垂直型の人的体制を維持ながら、水平型の事業モデルを構築しているのだ。
●欧米の経営モデルを安易に模倣した
ツケが日本の製造業を狂わせている
アップルは「スマイルカーブ」の原則に乗っ取り、マーケティングやデザインなどの上流と保守・アフターサービスに自社の経営資源を投入し、製造・組み立てなどをフォックスコンをはじめとするEMS(Electronics Manufacturing Service)会社に全面委託している。付加価値の高い領域を自社で行い、付加価値の低い領域は外部委託するというこの「水平分業体制」は、日本企業もこぞって導入を進めている。
しかし、日本企業は大いなる過ちを犯した。ビジネスモデルのアウトラインはマネしたが、そのモデルの実現手段まではマネしなかったのである。日本企業は、なぜアップルに追いつくことができないのか。その詳細を、具体例を交えながらお伝えして行きたい。
過去10年間、日本の製造業はスリム化を繰り返した。金型や成形など付加価値が低い部門の売却、海外展開を進めた。しかし、売却や海外移管を行う際に、当該工程のノウハウを自社に残してから実施していれば良かったにもかかわらず、それを行わなかった。そのため、瞬間的に業績は改善されたが、技術という大きな経営資産を失ってしまった。この弊害が、後にボディブローのように効いてくる。
(途中省略)
●工程がなくてもノウハウは蓄積可能
人に依存しないモノづくりを模索
とはいえ、様々な経営環境の変化により、海外展開やリストラなどを行わなくてはならないことはある。だからこそ、アップルのように自社に工程を持っていなくともノウハウを蓄積し、他社を使ってモノづくりがしっかりとできる集団にならなくてはならないのである。「Made in Japan」ではなく、「Made by Japan」とはこのような意味だ。
人員整理には順番がある。この順番を誤ると、将来大きなツケを払わされる。様々な経営手法を勉強し、取り入れることは大いに結構だ。しかし、自社事業の“宝”を正しく把握して、その“宝”が変革後にも保持される検証を、十二分に行わなくてはならない。そして製造業にとって、その“宝”がこそ技術なのだ。
技術があるからこそ、外部委託できる。技術無くして外部委託をするならば、逆にコストがかかってしまう。技術という経営資源を守り、高める。技術伝承を確実に行うことが、海外競争力にも影響を与えるのだ。
物事は、「Why」「What」「How」で考えるとわかりやすい。なぜやるのか? 何をやるのか? どのようにやるのか?
最近は「なぜ」を考えずに、「何をやるのか」ばかりに意識が集中するような過ちは減ってきた。しかし、世間で流行の経営手法を盲目的に取り入れてしまい、どのようにやるのかを十分に検証せずに進めるケースに、頻繁に出会う。「What」が正しくとも、やり様が間違っていれば両刃の結果となる。
●欧米で生まれた手法は欧米の手法
やり方を独自に修正する必要がある
そもそも、欧米で生まれた手法は欧米の慣習が前提だ。日本は世界と価値観や慣習が大きく異なるので、やり方を自分たちで独自に修正する必要がある。我々は安易に「欧米モデル」を模倣したことで、大きなツケを払ったようだ。
しかし幸いなことに、忍び寄る新興国も同じ過ちを犯しつつあるようだ。芸能人が着ている格好良い服を真似して着てみても、どこか「?」なのと同じだ。
ちなみに、アップルのビジネスモデル力のポイントは、次回以降に始まる連載後編の「部分最適の神話」の段でじっくり触れる予定だ。楽しみにしてもらいたい。
(貼り付け終わり)
筆者などはどうしても過去のSonyブランドの栄光を知っているだけに、事実ソニー製品も購入していたが、気がつけばW-XPのパソコンVAIOを買った以降は、台湾製のASUSに買い替えてしまっていた。
TVもブラウン管TVの時代はSonyのトリニトロンを購入していたが、液晶になってからは東芝Regzaに変わってしまった。
デジタル製品から、Sonyブランドがだんだん消えていくと言うのが、なんとも言わず物哀しいが、最近の国内メーカーのブランド製品も、Mad in Chinaなどアジア製品がほとんどだ。
その為、円安になろうと、デジタル製品や家電製品は輸入が増え続ける事になる。
筆者も使っているスマホはiPhoneになってしまったが、確かに製品の品質感は立派なものである。
アップル社は製造設備は持たず、全て海外委託である事は知っていたが、ダイヤモンドオンラインで、アップルの技術の強みを書いたコラムを読み、アーこれが日本メーカーの凋落の大きな原因であると理解できた。
製造に関するパーツパーツの技術に詳しいアップルの技術屋が、委託先のメーカーと話し合い、指導できる能力を削ぎ落としていないのだ。
ところが日本のメーカーは海外移転と共に、技術者の流出に歯止めが掛からず、単なる購買担当者が、コストの高い安いだけで判断する事務屋に仕事を任せ、現場の技術指導の不在のため、製品開発の遅れの大きな原因があるのだ。
基本設計から始まり、高度な部品の技術要求度の不足から、魅力ある製品を市場に出せなくなったと言えるだろう。
今のところ、国内の自動車メーカーは、まだまだ日本の技術や生産管理のノウハウは失っていないように見えるだけに、まだ一縷の望みはあるが、中国、韓国や東南アジア勢の技術の進歩は目を見張るものがあり、日本も安閑とはしておれないと思える。
そしてこのコラムの最後に、あなたの現場は「日本モデルの強み」を大切にしている?というアンケートに対して、なんと55%の読者が、出来ていないと言っている。
これが日本の製造業が抱える一番大きな問題点だと筆者は感じた。
(ダイヤモンドオンラインから貼り付け)
製造を外注しても技術力を失わないアップルの凄み
欧米モデルを誤解し、安易に模倣する日本企業のリスク
2014年5月7日
松本晋一 [株式会社O2/株式会社XrossVate代表取締役]
●ビジネスモデルよりも技術伝承力
アップルの本当の強さとは何か?
「アウトソースを行っているにもかかわらず、意外にコストが下がらない」
こんな愚痴を頻繁に耳にする。
「アップルは技術がすごいのではなく、ビジネスモデルがすごいのだ」
こんな話もよく聞く。
今回は、世界で最も注目されているデジタル家電企業・アップルの「強さ」について分析したい。同社はビジネスモデルも凄いが、実は超ノウハウ集団なのである。
最初に面白い話を紹介したい。読者の中にはピンと来る人もいるかもしれないが、アップルが手がけるある製品の「初代機」についての開発秘話だ。これは、バッテリーをソニーが担当していた。「ソニーがバッテリー?」と思う読者もいるかもしれないが、実は世界で初めてリチウムイオン電池を商品化したのはソニーだ。
ソニーは、部品メーカーとしても秀逸だ。CMOSなどの画像センサーは、ライバルのサムスンと比べて3倍以上のコストがかかっているにもかかわらず、「iPhone5」「Galaxy」などのスマートフォンでは標準搭載となっている。
筆者は、イノベーションは部品や素材から起きると考えている。ソニーはもっとデバイス事業、B2B事業に経営資源を投じても良いとも思っている。
話を元に戻そう。前述の「初代機」を開発する際に、アップルからソニーに対して大幅な軽量化の要望が出た。デザイン性を高めた端末であったため、肉厚をもっと攻めることが求められた。
ソニーは検討を重ねた。技術にはメドをつけたが、量産試作の段階で足踏みとなってしまった。あるプレス部品の歩留まりが、改善されないのだ。
イラ立ったアップルは、「様子を見に日本へ行く」と一方的なメール送りつけ、数日後に担当者が来日した。迎えの車の中で、アップル担当者は挨拶も十分にせずにこう切り出した。
「私はプレスの専門家だ。この中でプレスの専門家は誰だ」
気まずい空気が流れた。というのは、車には営業しか乗っていなかったのだ。ソニーは「工場にいる」と回答した。アップルの担当者は、「危機感がない」と言いたげな表情であった。
工場に到着後、早速打ち合わせが始まった。矢継ぎ早に質問を浴びせるアップル担当者に、ソニー側はタジタジであった。実は、該当するプレス部品の製造は外部委託しており、この打ち合わせにはソニーのバッテリーパック設計者と、品質保証担当者と、生産技術担当者しか同席していなかったのだ。
●現場を知らないと思われていた
アップルがソニーに的確な指示を
アップルは「現場を見せろ」と言い出した。急遽、委託先に連絡を取り、ゲンバを案内した。そこで、ソニーとプレス屋は再度驚くこととなる。アップルの担当者が、的確な指示を出し始めたのだ。そして、1週間の調整を経て量産が開始された。
アップルの担当者は、帰国の際にこんな言葉を残して行ったという。「モノづくりを知らないと、外部に仕事は出せないよ」と。実は、ソニーサイドは逆の認識が強かった。アップルの担当者が来日するときに、ソニーは「現場を知らないアップルがこちらに来て、何かできるのか」と思っていたのだ。
確かにアップルには、「ゲンバを知らない」と思われていた時代もあった。だが、スティーブ・ジョブスが戻ってきてアップルは変わった。ジョブスは、「神は細部に宿る」をモノづくりの神髄と思っていた。燕三条のプレス屋をジョブスが訪れ、iPhoneカバーの鏡面仕上がりにまでこと細かに口を出したことは有名な話だ。
アップルは、工程ごとの専門家を社内に揃えている。その技術者は世界中の最先端加工方法を勉強し、ゲンバを飛び回っている。自社に設備を所有していないので製造業とは言えないかもしれないが、製造業以上にノウハウを持っているだろう。
アップルは、技術を把握した上でアウトソースしている。垂直型の人的体制を維持ながら、水平型の事業モデルを構築しているのだ。
●欧米の経営モデルを安易に模倣した
ツケが日本の製造業を狂わせている
アップルは「スマイルカーブ」の原則に乗っ取り、マーケティングやデザインなどの上流と保守・アフターサービスに自社の経営資源を投入し、製造・組み立てなどをフォックスコンをはじめとするEMS(Electronics Manufacturing Service)会社に全面委託している。付加価値の高い領域を自社で行い、付加価値の低い領域は外部委託するというこの「水平分業体制」は、日本企業もこぞって導入を進めている。
しかし、日本企業は大いなる過ちを犯した。ビジネスモデルのアウトラインはマネしたが、そのモデルの実現手段まではマネしなかったのである。日本企業は、なぜアップルに追いつくことができないのか。その詳細を、具体例を交えながらお伝えして行きたい。
過去10年間、日本の製造業はスリム化を繰り返した。金型や成形など付加価値が低い部門の売却、海外展開を進めた。しかし、売却や海外移管を行う際に、当該工程のノウハウを自社に残してから実施していれば良かったにもかかわらず、それを行わなかった。そのため、瞬間的に業績は改善されたが、技術という大きな経営資産を失ってしまった。この弊害が、後にボディブローのように効いてくる。
(途中省略)
●工程がなくてもノウハウは蓄積可能
人に依存しないモノづくりを模索
とはいえ、様々な経営環境の変化により、海外展開やリストラなどを行わなくてはならないことはある。だからこそ、アップルのように自社に工程を持っていなくともノウハウを蓄積し、他社を使ってモノづくりがしっかりとできる集団にならなくてはならないのである。「Made in Japan」ではなく、「Made by Japan」とはこのような意味だ。
人員整理には順番がある。この順番を誤ると、将来大きなツケを払わされる。様々な経営手法を勉強し、取り入れることは大いに結構だ。しかし、自社事業の“宝”を正しく把握して、その“宝”が変革後にも保持される検証を、十二分に行わなくてはならない。そして製造業にとって、その“宝”がこそ技術なのだ。
技術があるからこそ、外部委託できる。技術無くして外部委託をするならば、逆にコストがかかってしまう。技術という経営資源を守り、高める。技術伝承を確実に行うことが、海外競争力にも影響を与えるのだ。
物事は、「Why」「What」「How」で考えるとわかりやすい。なぜやるのか? 何をやるのか? どのようにやるのか?
最近は「なぜ」を考えずに、「何をやるのか」ばかりに意識が集中するような過ちは減ってきた。しかし、世間で流行の経営手法を盲目的に取り入れてしまい、どのようにやるのかを十分に検証せずに進めるケースに、頻繁に出会う。「What」が正しくとも、やり様が間違っていれば両刃の結果となる。
●欧米で生まれた手法は欧米の手法
やり方を独自に修正する必要がある
そもそも、欧米で生まれた手法は欧米の慣習が前提だ。日本は世界と価値観や慣習が大きく異なるので、やり方を自分たちで独自に修正する必要がある。我々は安易に「欧米モデル」を模倣したことで、大きなツケを払ったようだ。
しかし幸いなことに、忍び寄る新興国も同じ過ちを犯しつつあるようだ。芸能人が着ている格好良い服を真似して着てみても、どこか「?」なのと同じだ。
ちなみに、アップルのビジネスモデル力のポイントは、次回以降に始まる連載後編の「部分最適の神話」の段でじっくり触れる予定だ。楽しみにしてもらいたい。
(貼り付け終わり)