元気な高齢者こそ使いたい電子機器

80歳を過ぎても、日々の生活を楽しく豊かにする電子機器を使いこなそう

Googleが力を入れているロボットや無人機の行きつく先は、バラ色の未来だけとはいえない。

2014年05月11日 21時17分51秒 | 日記
 Googleがロボットメーカー米Boston Dynamics社を買収と言うニュースが話題になったが、今度はGoogleが無人航空機メーカーのTitan Aerospace社を買収したと言う。

 日本は、永年にわたり自動車工場だけでなく、多くの工場生産ラインに単一作業をこなす塗装ロボットや、組立作業ロボット等の積極採用で、生産効率とコスト削減を行ってきた。

 しかし、最近のロボットは、センサー技術の発達と、制御をおこなう頭脳に当たる部分のITの高度化が顕著になり、4足歩行や2足歩行もスムーズにこなせるようになってきた。

 かって映画スターウオーズで、二足歩行の戦車が林の中を火器を備えて動き回るシーンがあったが、まさにそれが可能になる一歩手前まで来ているようだ。

 最近の自動車は前方の障害物を検知して、自動で緊急停止できるブレーキを装備するのが、軽自動車にまで装備される時代である。

 ベンツや日産などが走行車線を読み取ったり、不測のアクシデントを避ける多くのセンサーやカメラのアシストで、ほゞ無人で走行できるところまで来ているという。

 また、福島原発の強い放射能で人間が立入れない事故現場でも、ロボットが活用されている。

 無人機では韓国に向け北朝鮮から飛び立ったと思われる小型飛行機が、搭載したカメラで情報収集し墜落して、韓国側に接収されたと言うお笑いに近い事件もあったが、ラジコン模型機では昔から無線操縦機は我々は知っていたし、農薬散布用の無人小型ヘリコプター等は実用化されている。

 Googleの狙いは、近い将来にはロボットや無人機などが、新分野の開発で膨大な需要が見込めると見ての投資であろう。

 民生用の新需要開発は当然として、やはり軍事用の需要が大いに進む事と、筆者などは想像してしまう。

 これからの戦争現場では無人機や無人ロボット同士がお互いに戦うと言う、SFまがいの時代が来る可能性は容易に想像できる。

 まあ危険な最前線に人間の戦闘員を投入する必要が無くなるという利点はあるかもしれない。

 しかし、テロ行為は民間人も含めた無差別殺傷をする事に執念を燃やしているだけに、自爆テロよりも、もっと悲惨な地獄を見ることになる可能性は増えるであろうから、なんとも気が重くなる。